マガジンのカバー画像

FR0SCのこっち側 【FR0SC】

108
“Inside FR0SC”。 FR0SCの中の人達が、活動の裏側や、考えていること、クリエイティブな活動を語ります。 (それぞれの記事は個人の見解であり団体を代表するものでは… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

鉄オタ就活生、名古屋出張ついでに高山本線を乗り潰す

2022 年秋、Go To トラベルに続く全国旅行支援が始まり観光地に旅行客が戻り始めていた。しかしながら私は就活・研究に加えて大学院の文化祭にもそこそこコミットしてしまい、旅行とは全く無縁の生活を送っていた。 そんな中、就活関連で施設見学のお誘いをいただき名古屋へ行く用事が突如湧いてきた。見学会は月曜に開催で、都合の良いことにちょうど大学の試験期間と重なるため講義もお休みとなる(院生なので試験のある講義は取っておらずレポート提出のみ)。「ということは直前の土日も使えるな…

能登半島を縦断して金沢に行った話

※令和6年能登半島地震により被災された皆様に、衷心よりお見舞い申し上げます。 2021 年春、某ウイルスの本格的な拡散から1年が経ちリモート中心の生活に完全に慣れた一方、第 n 波の襲来で自由な旅行に制約がかかる日々が続いていた。そんな中、金沢へ体を持っていかなければならない用事ができたため能登半島を縦断して行った話。 なぜ能登半島経由?東京から金沢へ行くには北陸新幹線を利用するか小松空港を経由するのが一般的だろう。わざわざ時間のかかる能登空港を利用した理由はもちろん感染

鉄オタ就活生、JR東海のインターンに参加する

M1 の夏、就活ガチ勢だった私は随所で開催されている夏インターンに参加しまくっていた。その中の1つとして、三島で開催されていた JR 東海のインターンに参加したときの旅行記。就活記成分はだいぶ薄いが、最後にちょこっとメモを残したため就活情報をお探しの方はそちらへ。 なお、夏インターン全体に関する就活記は以下に書いたため気になる方は参照してほしい。 インターンにエントリー!インターンは基本的にエントリーシートの提出、学力試験、面接などを突破して参加する形になる。外資系やメガ

中国ビザ免除を香港への陸路出国で達成した話

2024年現在、日本のパスポートで中国に入国するには一部地域を除きビザの取得が必要となっている。だがしかし、第三国への乗り継ぎという名目で入国する場合は滞在地域・時間の制限つきで入国できるという、トランジットビザ免除プログラムが行われている。 このプログラムでは最大で 144 時間の滞在が可能ということもあり(地域によっては 72 時間まで)、コアな海外バックパッカーはうまいこと旅程を組んで中国旅行を楽しんでいるようだ。今回はそんなトランジットビザ免除を香港への陸路出国とい

「すずめの戸締まり」感想

映画館で1回みたんだけど金曜ロードショーでやってたので感想まとめてみた。 ・まず最初に鈴芽と草太が会うシーンが良いよね。田舎あるあるの「お前絶対この土地の人じゃないな!」感が滲み出ててすごい。 ・みんなにはミミズが見えなくても地震アラートはあるんだよね。 ・家が神社の身からすると「お返し申す」ってなんなんだよ!って思っちゃったけど、「かけまくもかしこき」とか「かしこみかしこみ」って言っているし、監修入っているのかなあ。祓詞(スタンダードな祝詞)は「筑紫の日向の橘の小戸の阿波

新入社会人のみなさんへ

新社会人のみなさん、入社おめでとうございます! 本日4月1日、街を歩いていたらトレンチコートを羽織った新入社会人らしき方を何人も見かけました。 わたしは今日で社会人3年目を迎えました。大学を卒業して入った会社を1年と少しで辞め、転職して今は違う会社で働いています。誰かの参考になったら良いなあという気持ちで、わたしが思う社会人としての基礎を3つお伝えします。 入社初日で違和感を感じたら辞める いきなり何を言っているんだという感じですが、入社初日に感じる違和感はその後ずっとあ

札幌移住の極意

札幌に住んでみたいと思ったことはありますか!?札幌で楽しい生活を送りたい…と思っている人に向けて、本州出身・札幌在住のわたしが、主観的に札幌移住のための条件を5つお伝えしようと思います! 〜はじめに〜 まず、わたしは結婚を機に札幌に移住して1年半以上経ったのにも関わらず、札幌を好きになれていないし早く引っ越したいと思っていることを最初にお断りしておきます。札幌を愛するみなさん、本当にすみません。札幌は素敵な土地ですし、周りからもそういう意見をたくさん聞きます。それなのにど

「あ、共感とかじゃなくて。」

私にとって会話とは、生きている時間を少しずつ出し合って、同じ時に同じ空間を共有し、お互いの思想や感情を交換し合うもので、双方向の営みの離散的な集合物であると思う。 だから私は私の中にある、つい「あ、共感とかじゃなくて。」と言ってしまうそうになることは、そうなりそうな相手には喋らない取り決めをしている。 そもそも私があなたの共感を「そうじゃなくて」ということは大変に傲慢なことである。これは私が、という話であり、あなたが私に、ということではない。 “How I feel is

南の島に行きたいご自愛メランコリー

 今日は心の調子が悪いようで、こんなときは知らない南の島に行きたくなる。「冬季鬱には日の光を浴びましょう」?その日の光がね、ないんですわ。  帰宅後、昼寝をしようと思って布団に潜り込むも不安で眠れず、知らない間に時間は過ぎて外は灰色になっておりました。絶望。雪国の曇り空はただでさえ仄暗くて気分が沈むのに、ここは山に囲まれていないから、この景色がどこまでも続くような、そしてこの土地がどこにも繋がっていないような漠然とした不安に襲われるんですね。街も駅もどこもかしこも少し古くて

パラサイト 感想

iPhoneのメモに書いた『パラサイト』の感想を今さらながら。ネタバレありありです。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 先延ばし癖がすごくて、こないだ2回に分けてやっとみた(この2回の間に1ヶ月経過)。 ①上と下 「上と下」の構図がとても印象的だった。一つ目は、ナムグン先生の屋敷を横から切り取って、2階に行く人と地下に行く人を対照的にしたようなシーン。二つ目は、大雨が降ったときの描写。裕福

眠れない夜は ダンス ダンス ダンス

 明日は仕事なのに、なぜか眠れない。布団の中で寝ようと思いながら過ごすこと2時間、どんなに遅くとも6時半に起きなければ間に合わないのに、気づくと時計は夜中の2時半でした。ここまでくると寝不足の状態で仕事なんてできるはずもないので、明日は意を決して休むことにして、昨年を振り返りながら2023年の目標でも決めようと思います。タイトルに意味はないです。    2022年は大変な年でした。1月〜3月は、ギリギリまで粘って書き上げた卒論を〆切1時間前に提出し、東京で遊び倒し、短期で始め

ウィンター・オン・ファイヤー

 人が傷つき死んでいく様を目にするのはかなりショッキングだった。攻撃された拍子に転び、起き上がって一歩踏み出すも、また倒れて、それからぴくりとも動かなくなったあの人の姿が脳裏に焼き付いて離れない。撃たれて、ゆっくりと沈み込むように崩れ落ちていく人をこれからも何度も思い出すだろう。雪の白、血の赤、服の黒、それらの中で、ウクライナの国旗の青と黄が鮮やかに映える。  彼らウクライナのデモ隊を襲っているのは、国の警察特殊部隊だった。丸腰の人が動かなくなるまで鉄の棒で殴り続ける。どう

余章

終章という記事を書いてから、4年が経ちました。4月、別れの卒業です。文章が若いというか青い。 4年間をじっくり振り返りたくて、この記事をしたためてます。書き始めたのがちょうど卒業式の日なので、4月になる前までには書ききれると信じています。頑張れ自分。 ※ごめんよ書ききれなかった… まず、もともとこの大学にいることは私の本望ではなかったです。4年間いればかわると信じてましたが、このコンプレックスだけは変わることがなく、重い足かせとして今も、そしてこれからも引きずっていくので

PCの周辺機器を一新した話

以前嬉々として記事にしたが、数ヶ月前に新しく自作PCを組んだ。 CPUやマザボ、メモリーについては総とっかえしたものの、GPUやストレージ、その他周辺機器類は以前BTOで組んで以来使っているものをそのまま流用していた。 しかしながらBTOを組んだのは6年も前になるため、ある程度の経年劣化が次々に見られてきた。そんなわけで今回はボロくなった周辺機器類を総とっかえしたお話。 WiFi子機新しく自作PCを組んでからも全く問題なく動いていたWiFi子機だが、ある日突然ネットの速