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私の00smusic#46

#451 The City Lights by Umbrellas

オクラホマのインディバンドのセルフタイトルのデビュー作から。優しいボーカルとリヴァーブが利いた冷えたバンドサウンドに、エモで叙情的な雰囲気を持った良作。パステル調でポップなジャケットも素敵。

#452 Hammers and Hearts by Daphne Loves Derby

ワシントン州ケント出身のインディバンドのデビュー作On the Strength of All Convinced。まだ10代だった彼らが、PureVolumeという誰もが音楽ファイルをアップロード出来るサイトで、未契約の状態で、100万回再生を達成した最初のバンドとして、メジャー傘下のレーベルとの契約へと発展。本作のフィジカルリリースとなった。メロディックで、エモーショナルなインディロックで、若くして、このクオリティかあって感じでしたね。
※Spotifyになかったので、プレイリストにはStranger, You and Iが載っています。

#453 Sleepless by Until June

アリゾナ州フェニックスで結成の後、ハリウッドに向かい、メジャーレーベルと6月までに契約できなければ、田舎に帰るという決意表明をバンド名にした。アメリカのバンドらしいピカピカしたピアノロックサウンドではあるのだけど、その歌やメロディは、翳りのあるUKロック的な印象が強い。比較に出てくるバンドも、キーンやコールドプレイといった、やはりそちら方面。ファルセットが印象的な楽曲。

#454 October Skies by Waking Ashland

サンディエゴのロックバンドのデビュー作Composureから。これはめちゃ良いアルバムですよね。イメージ的には、メロディの強みを生かしたピアノエモですが、ギターロック要素も強くて、その分力強さとフックを感じられるのが良いですね。残念ながら、2作だけを残して、あっさり解散してしまいますが。本国より、日本での人気が高かったような気がします。
※Spotifyにはなかったので、プレイリストには、I Am for Youが載っています。

#455 Sway Your Head by We Shot the Moon

Waking AshlandとSherwoodの融合。バンドが解散へ流れ、ジョナサン・ジョーンズが失意の中で声をかけてきたのが、Sherwoodの2人。それが立ち直るきっかけとなって、より歌と楽曲のフックに磨きのかかったギターロックへとシフト移動。完成したデビュー作Fear and Loveは、素晴らしくポップなピアノ&ギターロックのアルバムになった。この曲の4つ打ちのサビが、何となくSherwoodのSong in My Headを想起させるところも面白い。

#456 Over My Head (Cable Car) by The Fray

コロラド州デンバーのピアノロックバンドのデビュー作How to Save a Lifeから。デビューからいきなり売れた印象。それもそのはず、本国では400万枚売れて、UKでもプラチナム。特にクリスチャン向けの音楽市場ではバズりまくっていたらしく、っていう感じのアダルトコンテンポラリーなピアノロックです、これはって説明したら、省略しすぎか笑。けれど、メロディ意識の強い歌と演奏で、不快なく聴かされる感じは、何度も気分良く聴ける理由にもなれるっていうことかな、やっぱり。結果、全部シングル曲みたいな並びの印象だし。

#457 Someone to Save You by OneRepubric

コロラドのポップロックバンドのデビュー作から。未契約の状態で、MySpaceでバズり、その後ティンバランドとのコラボしたApologizeがスマッシュヒットしていた。なかなかこういうのはトゲがないというか、メディアの評論筋からは、悪くはないけど、面白くはないと言われがちなのですが、個人的には、メインストリームのポップスアルバムとして、隙のない秀逸な作品だと思います。お茶の間にも届きやすい優れた楽曲というかね。去年のトップガンの最新作のサントラに収録された曲も、盛大にヒットしてました。

#458 Bending the Rules by Pennebaker

スウェーデンのピアノトリオバンドのデビュー作A New Skylineから。形態がベンフォールズファイブと同じとこから比較にされてるようですが、音楽趣向は違って、こっちはもっと70年代SSWのポップスアルバムの感覚に近いというか。ビリー・ジョエルとは言わないけど、それのもっと近い年代の、カラフルで瑞々しさのある感じ。日本のレーベルからは、早くから目をつけてもらい、作品をリリースしていましたね。

#459 Reaching by Leeland

テキサスのクリスチャンロックバンドのデビュー作。グラミーのBest Pop/Contemporary Gospel Albumノミネート作品。要するに、クリスチャン音楽市場では、相当に高い人気を獲得していて、ある年では、同分野で、最も高い収益を上げたツアーを回っていたんだとか。ふんだんにメロディと歌が盛り込まれて、アンセムのようなピアノロック曲が並んでいるという印象になるでしょうか。個人的には聴いてると、ずっと飽きずに、心が洗われるような気持ちになるので、もしかしたら、前世はキリスト教信者だったかもしれません。笑

#460 Back Where We Belong by The Last Goodnight

コネチカットのポップバンドの作品Poison Kissから。お昼のFM局との親和性も高いような、最初の頃のマルーン5をフォローするような作風で、Songs about Janeと同じように、このアルバムも好きな作品でしたが、聴いてると、やはり何となく二匹目のドジョウの感じも否めず。とはいえ、Picture of Youのヒットシングルもありつつ、でもバンドの方が続かず、このアルバムのみで終わってしまいます。そこが一番もったいないかな。続けば、新たな面を見せることが出来たかもしれないから。


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