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私の00smusic#50

#491 N.Y. Song by Modern Skirts

ジョージア州アテネのバンドのデビュー作Catalogue of Generous Menから。地元アテネの音楽賞でアルバム・オブ・ザ・イヤーに輝き、R.E.M.のマイク・ミルズが彼らを支持して、R.E.M.のトリビュート作に参加したり、オープニングアクトに抜擢されていたりした。残念ながら、3作を作り終えた後、その役割を終えたとして、解散してしまったようなんだけど、このデビュー作は本当にお気に入り。ほんとに傑作だと思う。すごく過剰に哀愁があるわけでもないけど、なんか聴いてると、少し不安定になって泣けてくるんですよね。メロディもハーモニーも良くて、あまりに居心地が良い。

#492 Finally Fading by Glen Phillips

90年代に活躍したトード・ザ・ウェット・スプロケットのフロントマンによるセカンドアルバムにして、メジャー作品Winter Pays for Summer。プロデューサーのジョン・フィールズを始め、ジョン・ブライオン、アンディ・スターマー、セミソニックのダン・ウィルソン、ベン・フォールズなど、ここでは書ききれないほどの豪華ゲスト陣が参加。さすがメジャー作品。全体的にポップな作りで、シンプルにして聴きやすく、どこを切っても安心印の安定のアメリカンなシンガーソングライター作品。

#493 Honey, Let Me Sing You a Song by Matt Hires

フロリダ州タンパのシンガーソングライターのデビュー作Take Us to the Startから。こういう当たり前のようにキャッチーなアメリカンロックをやってるメジャーアーティストって、多分結構いるんだろうけど、いくらいても事足りるっていうかね、それで夜のテレビのトークショーのゲストで1曲やって、喝采を浴びてるようなほのぼのする画が好きなんですよね。わかりますかね?笑

#494 Undone by Lifehouse

ロスのバンドの3作目のセルフタイトルから。2000年代初頭のポストグランジブームの中から出てきたっていうイメージで、デビュー作はダブルミリオンのヒット作。そこから路線を少し変え、アダルトコンテンポラリーなポップロックの方へ。聴き心地の良い、ハイアベレージな歌ものが並ぶ。元々歌のメロデイラインが印象的なバンドなので、その強みを伸ばす流れは自然なのかも。日本で売れてたイメージもないけど、FMラジオ局とかでよく流れてれば、すごくウケそうなんだけどな。

#495 A Little Too Perfect by Aleksander With

ノルウェーのテレビのオーディション番組で優勝してメジャーデビューしたピアノマンのデビュー作Coming Home。まあ、そんなこととは露知らずに聴いてたわけですが、どこで知ったんでしょうね、覚えてないです。オーディションで選ばれしルックスと、舞台評価で認められた才能を兼ね揃えた19歳が出したデビュー作なので、キラキラで純粋無垢な感じがストレートに出て、それがピアノの弾き語りと合っている感じですかね。

#496 Ordinary by The Alternate Routes

コネチカットのインディロックバンドの1作目Good and Reckless and Trueから。キャッチーなポップロックな側面と少しレイドバックしたルーツロック的な側面と、良い具合にミックスされた感じがいいのと、しなやかなボーカルと歌メロの印象深さが良い感じ。最初に聴いたのは、この次のA Sucker's Dreamの方で、前作より補強された分もあって、それも良かったんですが、こっちの方が伸び伸びした感じで、心地も良いかも。

#497 This Day by The Sleepy Jackson

ソングライターのルーク・スティール率いるオーストラリア・パースのバンドのデビュー作Loversから。彼らはいくつかのEPを経て、これとPersonalityという2作品を本国のメジャーレーベルからリリースしていて、どちらの作品もオーストラリアのレコード協会が主催する音楽賞で、Album of the Yearにノミネートされており、そこでの知名度はよくわかんないけど、そういう舞台には立っているとのこと。ブライアン・ウィルソンやジョージ・ハリソンなどを彷彿させるアレンジと親しみの持てる楽曲で魅了します。世界観も個性的。

#498 Analyse by The Cranberries

アイルランドのバンドの5作目Wake Up and Smell the Coffeeからのシングル曲。前作と同様、元ヒプノシスのストーム・ソーガーソンのデザインが印象的。やはり前面にあるドロレスの歌声のインパクトが心に残りますが、デビュー以来から一貫してある瑞々しさやしなやかさ、芯の強さがぶれることなく、提示しつづけられていることが一番印象的というか。この後、バンドは活動を停止させますが、その後活動を再開させて、また以前と同じように進行していくのもまた、稀有な存在であったと。

#499 Perfect Lie by Sheryl Crow

デビュー作からずっとヒットし続けて、5作目のプラチナム作品。本作では、これまでのヒットチャートに上っていたイメージとは違った落ち着いた作風になり、評論筋からも賛否に割れる現象も起きたようなんですが、彼女のその時期の感情を切り取って、しっかりマイクに向かって内面吐露するというシンガーソングライターとして充実作かなと思います。とはいっても、ミリオンですから。

#500 Breathless by The Corrs

アイルランドのファミリーバンド3作目のIn Blueからのシングル曲。ていうか、この曲しか知らないんですけど、当時はすごくよく流れていたので、よく聴きました。これがまさに大衆に届くポップっていうことなんだな、という妙に圧倒的な説得力を感じた気がします。


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