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私の00smusic#48

#471 Wayward Song by The Earlies

イギリス人2人とテキサスからのアメリカ人2人で構成されているグループのデビュー作These Were The Earliesから。スピリチュアライズドやポリフォニック・スプリー、牧歌的なシガーロスなんかを混ぜたようなサイケワールドに、ビーチボーイズのようなハーモニーやエレクトロニックなスパイスも混ぜてみたり。ポップで繊細な、美しきチルミュージック。ただただ癒される。

#472 Yoshimi Battles the Pink Robot Pt.1 by The Flaming Lips

オクラホマのバンドの10作目のタイトルトラック。有名な前作Soft Bulletinより、先にきちんと聴いた作品なので、どっちかというと、こちらの方が思い入れがあったりして。バルーンや紙吹雪が落ちてきて、ステージで着ぐるみが踊ってるみたいな華やかなショウを観たのも、このぐらいの時ですし。あんなハッピーで楽しいものを見せられるとは思わなかった。ここで聴けるミュージカルのような物語も、そんなエンターテイメントの楽しさが持ち込まれている。

#473 Wilderness by Sunny Day Sets Fire

ロンドンからの、イタリア、香港、英国、カナダから成る多国籍インディポップバンドのアルバムSummer Paraceから。インディ世界のバンド音楽には、ひねくれてたり、マニアックな方へ行ってしまうのも少なからずあるけど、ここでは鮮やかにドリーミーでカラフル、一癖あるけど、ポップでワクワク聴ける楽しさがある好盤なんじゃないかなあと。

#474 Morning Tide by The Little Ones

カリフォルニアのインディポップバンドのデビュー作からタイトルトラック。最初、結構ジャケットのアートワークがオシャレで、とても気に入って、そういう入り口だった印象が強いんですが、中身の方も60'sのノスタルジックな雰囲気に、クリーントーンの印象的なギターフレーズと歌ものでカラフルに彩られつつ、リズム隊もしっかりロックバンド感を出してくるので、そういった刺激も十分なのが良いところ。

#475 Repeater by Helio Sequence

ブランドン・サマーズとベンジャミン・ワイケルから成るポートランドの音楽ユニットの3作目Love and Distanceから。ブランドンがギターボーカル、ベンジャミンがドラム&キーボードという構成で、あと足りないところは、電子音で補うというやり方。2人しかいないけど、ドラムは普通に人力でドカドカ叩いているというのがまず印象的かな。2人しかいないからこその制限なく自由に創作している空気もあって、ドカドカピコビコして、色々音を重ねて、全体像はとてもポップだというとこが個性。

#476 I'm Not the Only One by The Brother Kite

ロードアイランドのバンドの2作目Waiting for the Time to be Rightから。思わず聴かずともジャケ買いしたくなるほど、美しすぎる夕焼けの風景。中身もブライアン・ウィルソンにティーンエイジ・ファンクラブやフレーミングリップス等をシューゲイズでまぶしたようなギターポップ/パワーポップの秀作。こんなもんズルいわぁと思いながら、うっとりため息が出るくらい良いっすよねえ。
※Spotifyにはなかったので、プレイリストには載っていません。

#477 Essentials by The Broken Beats

ソングライター&フロントマンのキム・ムンク率いるデンマークのグループの3作目In the Ruin For the Perfectから。全体的にポップなサイケデリアの世界観ではあるものの、次に何が飛び出してくるかわからないロックミュージックの刺激的な音や展開もあり、聴き手を飽きさせない作り。中にはシアトリカルなイメージの楽曲もあったりして、楽しいエンタメな側面もある。パッと思い付くのは、フレーミング・リップスではあるけど、ストロークス以降のゼロ年代のロックバンドだなあ、という風にも思う。

#478 New York or Alingsas by Lacrosse

スウェーデン・ストックホルムの男女ボーカルバンドのデビュー作This New Year will Be for You and Me。これはたまたまお店に行った時に見かけて、ラクロス?というネーミングセンスに、絵の上手い小学校6年生くらいが描いたようなアートワークが妙にツボに入って、多分ほぼジャケ買いみたいな形で聴いてると思うんですけど、キュートな脱力ギターポップというか、でもキャッチーで、印象の残る歌メロセンスで、聴いててクセになってきてしまい、結局お気に入りの作品。

#479 So It Goes by The Broken West

ロスのバンドのデビュー作I Can't Go on, I'll Go onから。ビートルズやビッグスター、バーズなどを継承する、良質な70年代型パワーポップバンド。曲を聴いてると、もしかしたらTeenage Fanclubの名前も挙がるかもしれないし、Fountains of Wayneとは、一緒にツアーを回ったことがあるそう。こういう西海岸バンドはいくらあっても、良いですねえ。しかしバンドは2作しか続かず、その後Apex Manorという名前で、意志は引き継がれていった。

#480 Montreal -40℃ by Malajube

モントリオールのインディバンドの2作目Trompe-l'oeilから。フランス語圏のカナダ・ケベック州からということで、全編フランス語詞です。タイトルすら何を意味してるか、わからないんですが笑。音楽の方は、60s70sのようなわかりやすくノスタルジーなポップを、刺激的かつダイナミックな形で表現している感じで、展開も凝っているし、ガレージ感覚もサイケ味もあり、色々複合的で、聴き応えも十分の作品。


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