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外出規制で手芸にはまる

フランスでは4月はじめから全土で外出規制が始まりました。
予定では1カ月なので今週が折り返し地点。
規制自体は1回目、2回目と比べると厳しくはないのですが、「こんな状態、いつ終わるの?」という気持ちになり、ちょっと涙ぐんでしまいましたが、すぐに我に返って気持ちの向け先を変えました。「まあ、いつかは終わる」と思えているほうがラクですよね。

何か楽しんで没頭できることが必要な気がして、思いついたのが「手芸」。
簡単なワンピースぐらいは縫えたらいいなという夢はあるものの、手芸はお世辞にも上手と言えないレベル。

作らないと進歩しないとは分かっているけれど、宝の持ち腐れになるのが怖くてミシンはまだ買っていなくて、ミシンがないと挑戦ができない…という堂々巡りをして時間が経っている状態でした。

同時に、日本でもそうだったのですが、フランスに来てからも素材やサイズ、着心地で私が思うものが見つからなくて悩んでいた衣類のひとつがブラジャーで、前から何とか自分で作れないものかと思っていました。

それで今回、まずは手縫いで、失敗して材料も時間も無駄にするかもしれないのは覚悟して、ブラを作ってみることにしました。

最初は自分で手持ちのものを参考に型紙を書いて、自分の思うように作りましたが、これは箸にも棒にもかからないという感じで大失敗。
何の知識もない私が自己流でやってもダメだったなと反省し、次はネットで紹介されているものを参考にして、型紙からつくって、サイズ調整のためにつぎはぎになったものの、何とか形になって、一日つけてみたら意外に快適で、「いけるぞ」と思えました。
次は、ある程度ちゃんとしたものができそうで、三枚目をいま製作中です。幸いなことに手芸屋さんは営業していて、入場制限をしているのでゆっくりは見られませんが、足りない材料は買い足しもできました。

身に着けるものは初めて作ったのですが、時間がかかっても型紙ができあがって、縫い方も分かってしまえば、気に入った布で何枚も作れるのですよね。たぶん縫うごとに要領もよくなっていくと思います。

コットンの生地で作ってパッドを入れてあるだけなので、もちろん補正とか持ち上げとかの機能はなく、友達は、「年取って後悔したらイヤ~」と言っていて、その気持ちも分かるのですが、身体を締め付けない、天然繊維を身に着ける等々、身体が快適なことをできる範囲で実践していて、私にはその方が合っているなあと思うので、そんな点からも、自分で材料を選んで作れるといいよねと思っています。規制が終わるまでに三枚ぐらい縫えたらいいなあ!

今日も読んで下さって有難うございました!


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