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仏語学習のあれこれ 書く

今日は「書く」ことについてです。私が本当に上達できたと思ったのは個人レッスンの時とDELFB1の対策をしていた時です。個人レッスンは別の記事(仏語学習のあれこれ1)で書いたので、DELFのテキストを利用した方法を紹介します。DELF対策テキストは色々ありますが、Production écritの回答例が全文しっかり載っているものを利用します。

テキストのProduction écritのカテゴリーを見ます。説明や練習もやったらいいと思います。最終的には、状況が与えられて、作文をする色々なパターンが問題として載っていると思います。私の場合、最初は全然回答例のようにはいかなかったです。それで、回答例を見て「なるほどね」と思って次の問題をやっても一向に書けず、意を決して一つの回答例を自分で再現しようと何回も書くことを実践しました。最初はほぼ写すところから始まったと思います。動詞の活用や冠詞や複数のSや女性形などもしっかりチェックします。いろいろな文章にあたっていると、展開パターンとそれに伴うキーワードが見えてきて自分でもそれなりに書けるようになっていきます。例えば、Il est vrai que と始まって状況の認識と意見を言って、Par contre で違う状況もあると反論してIl est possible queで新しい議論を展開、Enfinで結論を言うみたいなことです。テスト対策ではない場合は、ブログやフォーラムなどの気楽なテーマを選んでやってもいいと思います。

なかなか回答例のようには文章を書けないことに加えて、私の場合は文字数も全然届かないという悩みがありました。でも、これも上記の練習をやって色んな視点や意見に馴染むことでどう考えたらいいかわかってきました。

私の勝手な例をあげてみると、「ロボットが人間の仕事をとってしまうことを心配しているフォーラムの記事に返事の投稿をする」みたいなお題があったとして「確かにそういう状況はある。ロボットは人間には負担がかかる仕事をしてもらって、人間はもっとクリエイティブな仕事をするという道がある。新しい仕事が生まれているし心配ない」という考えを思いついたとします。筋として悪くなくても、それだと文字数がいかないですよね。そこで、自分が見聞きしたような根拠をそえて相手の心配も分かるという話を膨らませたり、「負担がかかる仕事」「クリエイティブな仕事」「新しい仕事」の具体例をあげたり、意見や提案について根拠を付け加えたりすることで内容を充実させていきます。「ロボットが生産現場に導入されて雇用を奪っている」とか、「介護では介護者の体に負担のかかる動きをロボットがやってくれる等いい面もある」とか、「インターネットの普及でコンテンツ作成のような新しい仕事やお金の作り方が増えてきた」とか、「ロボットに置き換えられない仕事もある」とか、そういう事を上手にならべて上記で紹介したようなキーワードでつなぐと自然と文章は長くなっていきます。もしテスト対策だとしたら議論をしっかり入れておくことに注意してくださいね。

今日も読んで下さって有難うございました!

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