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ちょっとしたモノがくれる幸せ

ミニマリストではないけれど、どちらかと言えば、モノは増やしたくない方です。服や道具は少なくできる方が嬉しいし、ましてや「置き物」とか「飾り」などの使い道がなくて場所をとるものは買わないようにしているのですが、先日、「必ずしも必要ではないもの」を買ってしまいました。

それはエッグスタンド。

夫とスーパーへ行ってぶらぶらと買い物をしていたら、マグカップやケーキ型、軽量カップなどなど、雑多に色々おいてあるコーナーがあって、そこに、ブタやウシの陶器の置き物のようなものがあり、「可愛いねえ、何をするものだろう」と思って近づいて見てみたら、エッグスタンドなのでした。カエルとテントウムシもあって、表情は手描きのようで、一つ一つ顔が違う・・・というか、出来不出来があるというか・・・。

でも、可愛さにすっかり心を奪われて、手に取ってみていると、夫もやって来て「面白いから、僕はカエルにしよう。」と気に入ってしまった様子。一体一体の表情を比べながら、ふと値段を見ると、2ユーロ。こういうものって、日本では百円均一で買えるよねと、すぐに思ってしまう私。このエッグスタンドは、大体のレートで言って一個250円、なかなかのいいお値段だよなあ・・・とちょっと考えてしまいました。

普段の私なら、ここで「ひとしきり、楽しませてもらって有難う」と思い、品物を棚へ戻して終わりにするのですが、お皿ひとつにしても、なかなか夫と完全に合意することがないのに、このエッグスタンドは二人ともが気に入ったという事が追い風になって、私はテントウムシのを買うことにしました。

レジに並んでいるとき、「エッグスタンドで卵を食べることなんて無さそうだし、置き物になっちゃうのかなあ、可愛いけど不要なものだよなあ。」と既に少しだけ後悔しはじめていました。

が、家に帰って洗ってから、卓上カレンダーの横にカエルとテントウムシを置いてみると、二つ並んだ様子もやっぱり可愛くて、眺めているとホッコリして、こういうちょっと可愛いものに、心をほぐしてもらえるってこと、しばらく忘れていたなあと思いました。

それでひと息いれようとお茶にして、ふと、まだ2煎目に置いておきたいティーバッグを、カエルのエッグスタンドに入れてみたら、食卓がちょっと楽しくなりました。テントウムシの方も、アクセサリーを外した時に入れておくのに丁度よくて、結局それぞれに小さな役割がすぐにできてしまったのでした。

今日も読んで下さり有難うございました!


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