ベランダで過ごすフランス人

外出規制が続いているフランスですが、花はわんさか咲いて、カモはよちよちのヒナをつれて歩いて、裸んぼだった木は新しい黄緑色の葉ですっかり覆われて、春の生命力を感じる今日この頃。気温はまた低くなっているものの、日差しの温もりが増しているような感じで、日によってはTシャツでウロウロしている人も結構見かけます。(フランスの南西部にいます)

今住んでいる界隈は、大なり小なりベランダがついているアパートがほとんどで、植物で素敵に飾られているベランダがあったり、人が集まっていると声が響いてきたり、ついつい目をやってしまう事が多いです。ちなみに、ベランダはフランスではbalcon (バルコン)というのが一般的のようです。

冬の間も、ベランダで筋トレをしている人とか、電話をしている人なんか見かけていたのですが、暖かくなってくると、色んな人がベランダで過ごしているのを目にします。
デッキチェアや椅子で日向ぼっこしている人はもちろん、小さなベランダで、ほぼ立ち飲みという感じでお喋りしながらアペリティフを楽しんでいる人たち、そんなに大きくないベランダだけど、テーブルとイスをだしてきて、平日の昼間でも楽しんでランチをしている人たち。
大きなベランダだと、本格的にベランダ用のテーブルとイスのセットが置いてあって、家族集まってワイワイとお食事しているのを見かけたり。日差しが強い時に、わざわざサングラスをかけて外でご飯を食べているのを見て、「家の中で食べたらいいのに・・・」とインドア派の私は思ってしまいました。

前に住んでいたアパートのお隣さんは、ベランダで朝ごはんを食べるのが好きと言っていて、その時は「何て優雅な人なんだろう」と思ったのですが、ベランダで食べたり飲んだりするのは、フランスでは一般的なことのようです。

うちのベランダは小さいので食事をするのは大変そうですが、椅子をおいて日向ぼっこぐらいはできそうです。外出規制で外に出る機会が減っているので、小さなベランダでも日光浴に利用できるといいですよね。

今日も読んで下さり有難うございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?