見出し画像

パセリいる?

フランス南西部は暖かい1週間があったと思ったら、今週は寒さが戻ってきていて、マルシェに行くのもブーツを履いてしっかり防寒、それでも野菜を選ぶ指先が冷たくなってくるほどでした。

マルシェの決まったスタンドに通い始めて一年になるかなあと思いますが、一度だけ、店主のマダムに「パセリいる?」と聞かれたことがありました。突然で、“買ってほしいのか?オマケなんだろうか?“とよく分からず、咄嗟に口をついて出たフランス語が「何をするため?」。
マダムは困った顔でパセリを刻むジェスチャーをしました。私はその間にもグルグルと考えて、“オマケでくれるのかなあ?"と半信半疑で「はいはい」と頷くと、マダムがたっぷりのパセリの束をくれたのでした。それを受け取りながら、“支払いが終わった後だし、オマケだな”とまた考えて確信して、お礼を言って立ち去りました。
「オマケなの?」って聞ければ良かったんだけど、フランス語で何て言うか分からなかったのですね。帰りのバスの中では、“変なこと聞いたなー“と自己嫌悪に陥ったけど、私の日常にトンチンカンはままあることだし、相手はすぐ忘れる程度のこと。気にせず気にせず。
さて、家ではもっぱら瓶入りの乾燥パセリが定番で、生パセリを使ったことがなかったんだけど、頂いたパセリをバターソテーした鮭にわんさか添えてみると、すごく香りがよくて美味しくて驚きました。冒頭の写真の通り、フランスでパセリと言うとこのタイプみたい。日本ではイタリアンパセリですね。

それからマルシェでは、それまで意識してなかったパセリも目に留まるようになったけど、値段の札がどうも付いてないみたい。時々半分とかちぎって貰っている人を目撃して、くださいと言えば貰えるのかなあという感じ。はっきりは分かりません。
それが昨日、マダムから「パセリいる?」と2回目の機会をいただき、私は満面の笑みで「はいはい!」と答えていました。それで、「前にもらった時に、生パセリがすごく美味しいことを知った」と伝えると喜んでくれました。フランス語で世間話がうまい塩梅でできないので、あまりお喋りしたことがなく私も嬉しかったです。

そうそう、帰りのバスでは、「手伝いましょうか?大丈夫?」と若い女性に声をかけてもらいました。野菜と果物が5キロは入ってそうなカートを両手で持ち上げて乗り込むんだけど、声をかけてもらったのは初めて。「大丈夫。ありがとう」と答えながら温かい気持ちにさせてもらいました。

今日も読んでくださって有難うございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?