時代遅れの英語
こんにちは、Frankです。
今回は「時代遅れの英語」についてお話をしましょう。
先ずは次の3つのフレーズを見てください。
1. rain cats and dogs
2. go Dutch
3. speak ill of
1.の rain cats and dogs は、受験勉強で一生懸命憶えた記憶があると思いますが「どしゃぶり」を意味するフレーズです。元々北欧の神話から来ており、猫は雨を降らせる力があり、犬は風を起こす力があるところから。
2.の go Dutch は自ずと知れた「割り勘にする」を意味する表現です。これは19世紀の後半頃から使われた表現で、アメリカのオランダ系やドイツ系の移民の倹約ぶりをからかったことから。
3.の speak ill of は「~の悪口を言う」という意味ですが、これも時代遅れの感があります。
では上記の3つのフレーズを現代風に変えるとどうなるのでしょう。暫く考えてみてください。すぐに答えを見ないでくださいね。
如何です? 言い換えができましたか? では正解です。
1. rain cats and dogs → (It’s) raining like crazy
2. go Dutch → (We) split the bill
3. speak ill of → criticize
どうです、シンプルでしょ? 英語も時代と共に変化していきます。古臭い英語ばかり使っていると、笑われちゃうかも。
そう言えば十年近く前になりますか、私のアカデミア・実践ビジネス英語クラスを受講して生徒さんで、常に最先端の英語を追い求めている方がいました。彼のニックネームは確か Aki だったと思います。
その後彼は海外生活をスタートし、久しぶりに日本に帰国したときに、わざわざ私のところに近況を伝えに来てくれました。
イギリスやアメリカでの留学・駐在経験から、もちろん英語はペラペラ。久しぶりの再会故に日本語での会話かと思いきや終始英語でした。
MBA, MSc を取得している彼。起業家として活躍するのが夢のようです。商売大好きの私は、彼とのビジネスも視野に入れながら、有意義な歓談ができました。
彼の洗練した英語は、やはり MBA で裏打ちされたもの。入門編でも覗いてみたいという方は、下記のテキストをお求めください。
ほぼ毎年私の実践ビジネス英語クラスで使っている、超オススメの教材です。現在、新版が出ているので、お好みの方をお選びください。
【私見】
TOEIC®950点以上取得している生徒さんは旧版の方がいいと仰います。私自身もそうです。新版は読者に MBA に触れてもらいたいという意図からか、内容面やケーススタディーの例が軽い感じがします。
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今日も一歩前進――Make it happen!
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