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奈良へ登り窯を見に行く

ひょんな事から20数年前にもらった名刺が出てきた。
「陶芸をやっているから良かったら遊びにおいで〜」と言っていただいていたが、
当時はなんやかんやと色々あってそれっきり・・。

名刺の窯元をwebで調べてみると、現在もやっている。
ホームページもあり、娘さんがinstagramをやっていた。



陶芸の先生と出会ったのは大阪美原にあった四輪駆動車ショップ。
当時自分はランドクルーザー(BJ41V)に乗っており、しばしばショップへ足を運んでいた。
たまたま居合わせて、キャンプや海外旅行(途上国長期滞在)などの話を聞かせてもらった。会ったのは名刺をもらった1回きり。
それからしばらくして四輪駆動車ショップは店を閉めてしまったため、
美原とは疎遠になってしまった。 

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娘さんのinstagramに先生と昔々会って名刺をもらった事、
先生はお元気ですか?とコメント書き込んだところ、
返信メーッセージをいただいた。

奈良の山で登り窯の準備をしている、
窯焚きが始まるので良かったら見に来ないかと・・。

せっかくなんで見に行くことにした。


奈良の登り窯までは片道100kmちょっと、
ジェベル、先日のチェーン給油、その後確認には丁度良い。
目的地は、西名阪 針ICからほど近い山中。

近くにちょうど行きたいところもあった。
これまた丁度良い。
こちらの話はまた後日・・・。

有料道路は使わずに行く。
出発は午前5時。 

写真は、京奈和道路 御所南PA  午前6時40分。

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思いの外スイスイ走れて予定より早く到着しそうなので、
道の駅 針で時間調整。 

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9時前には現地に到着。

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まずは、窯の様子を撮らせてもらう。 

焚き口正面 

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窯 右から

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窯 最上部

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最上部 向かって右側

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窯は先生自ら設計施工 2007年に作られた。
それから毎年9月中旬に窯焚き(焼成)を行なっているとのこと。
初めは7日間焚いても温度が上がりきらなかったそうだが、
回を重ねるごとに窯の内部がコーテイング(緋色のコーティング)されて、
効率がよくなるそうだ。

今回は調子が良く、残念な事に(先生には好都合)、
訪問する前日で仕上がってしまっていた為、炎を見ることは叶わなかった。

温度の上がり具合はどうやって確認するのか?
目的の温度で溶けるものを温度を確認したい場所に設置(覗き窓から確認できるように)して確かめる。

写真右側に写ってるツノみたいなやつがそうである。
目的の温度に達すると溶けて曲がることで判断する。
温度は1200℃とかだそうだ。

それとは別に、左の丸いものは灰に埋もれてしまって温度が上がり切らず、
表面が焼成できなかった作品。

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薪を使って焼成することで自然の色が出る。
NHKの朝ドラ スカーレットでも言われていた”緋色”が見れた。

焼き物って不思議だ・・。

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記念に、ということで前に焼いた湯のみ(大きいぐい呑?)をいただいた。
外側の底にいい色がある。

この写真は、帰ってから自宅で撮影

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1時間ほど写真を撮ったり話をさせてもらった。

来年も9月中旬頃に登り窯焼成をするとのこと。
焼き物教室も横でやるのでよかったら作品作りに来てくださいとのこと。

炎見学はまた来年。
夜に見た方が迫力あるな〜。 

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さて、ジェベルのチェーンの具合はどうだったか・・・。
200kmの走行で溜まった汚れが飛び散った。

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チェーン、ホイル綺麗に掃除。

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ちょうど行きたい所、と道中の模様はまた改めて・・。



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