ハンターカブ(CT110)ステアリングヘッドベアリング交換
2021年8月、オイル交換のためフロントフォークをステアリングステムから外したらステムの動きに引っ掛かりを感じた。ステアリングヘッドのナット締めすぎか?と思って確認してみたがどうやらそうではなさそう。
原因を探るべくハンドルやらヘッドライト、メーター、アッパーステムなどなど取っ払ってステアリングヘッドのベアリング分解。ベアリングレースに虫食いを発見。交換部品ないのでちょいと磨いてナットの締め具合で引っ掛かりなるべく少なくなるようにして組み立てた。
12年前、2009年の分解整備の時は大丈夫だった気がするんだけど、長い年月の間にいろいろ変わってくるのね。
フロントフォーク組み付けたら全体が重くなるので引っ掛かりなんてわからなくなる。だけど走りには影響してるんだろうと思うな。
そんなこんなで部品を発注したのは半年以上過ぎた2022年4月、そして交換したのはつい半月前(2023年10月)やっとこさといった感じ。結構大掛かりなんでなかなか作業の踏ん切りがつかないのよね。
前置き長々でやっと本題
ステアリングアッパーステムを外すためにはハンドルバーを外す。ハンドルバーにはスイッチBOXやらアクセルワイヤーやら色んなものがついている。外すのは面倒なのでハンドルを上から吊って宙ぶらりんにして作業。
交換するのはベアリングレース(上下)とボール(ベアリング)
要は全部交換。パーツリストにはボールバラバラで表記されていたので何も考えずに注文したけど、webでいろいろ検索するとボールがガイドに入って一体になっている部品もあるみたい。そっちの方がよかったな〜とか思ったけど時すでに遅し。注文した部品使いましょ。
新しいベアリングレースを打ち込む
ええ感じの当て物がないので古いレースを当てがって打ち込む。奥まできっちり入れる。それにしてもフレームに妙な打痕あるけど新車組む時にどづいたんやろか?
組み付け
それぞれの部品は組み付け前に脱脂洗浄。
グリスをたっぷり塗布してボールを取り付けその上からさらにグリスを塗布。ヘッド上側も同様に。そしてステアリング組み付けナットを結構な強さで締めてもステムはスムーズに動くではないか!!ちょっと感動・・ってこれが当たり前。サービスマニュアルは「軽く締め込んで約1/8戻し上下左右にガタがなくスムーズに動くこと」。ちょっと強めに締め込んで約1/8戻し。しばらくしたら締め込み具合確認必要だろうからね。それにしても”約1/8戻し”って面白い、ただの”1/8戻し”やったらあかんのやろか?
外していたフロントフォークやらハンドルやらいろんなものを組み付ける。
その時にメータのガタガタ発見したのよ。そこら辺を直しつつ組み付け完成。
さて試走
車体の動きがスムーズになったというか、伝わるインフォメーションがシルキーになったといえば良いのでしょうか・・。とにかく気持ちよくなったのは間違いない。
古いバイクは一つ良くなると別のところが気になるもの。今度はフロントフォークの動きの渋さが気になってくる。まあインナーチューブのメッキ剥がれてるから交換時期なのはまちがいないけどね・・。
できればポストのインナースプリングのフォークにしたい!
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