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3年で3つの病院行っても治らなかった胃炎が4軒目でやっと治った話

たぶん病院あるあるだが、延々薬だけ処方されて治らないっていうのはよくある話。対症療法しかしてくれないっていうか。

俺も胃炎でそうなってしまい、最終的に4軒目の病院(専門外来)でようやく原因判明&治癒となった。

ここからは、俺の胃炎の経過について書く。
たぶん他の病気でも通じるとこがあるので、興味ある人はどうぞ


1、2020年秋、吐き気から始まる


なんか吐き気がするなって感じから始まった俺の胃炎ライフ。
とりあえず近くの内科(A病院とする)に行った。

血液検査や問診。穏やかで優しい先生。
先生いわく
「胃炎だと思います。症状は特別ひどくはないので、いったん胃薬で経過を見ましょう」とのこと。(ちなみに胃炎の原因でよくあるピロリ菌ではなかった)

経過観察後、まだ気持ち悪かったので胃カメラをする流れに。
そして、胃カメラの結果。先生いわく
「胃炎は間違いないですが、原因はストレスや老化と思われます。引き続き薬だします」

うーん、ストレスと老化が原因か…取り除きようがねえなと思いつつも、徐々に吐き気は薄くなっていた時期でもあった。
まー、薬飲んでりゃいいかと思い、しばらくA病院へ通う日々。

2、気持ち悪さのビッグウェーブ到来で総合病院へ

そこから約1年、ときどき吐き気はでてくるものの「全体的には良くなったな」という感じ。

ところが2021年の夏ぐらいに胃炎のビッグウェーブ到来。
うえー気持ち悪いという感じ。

いてもたってもいられずA病院へ
俺「ちょっと不安なんで大きな病院で診てもらいたいです」
A先生「分かりました。紹介状書きます」
と迅速に対応してくれる先生。ありがたや。

そして、今度は総合病院(B病院)へ。
精密検査でMRIをする。2万ぐらいかかる。
結果、
B先生「うーん、気のせいじゃないですか
とのこと。
き、気のせい…。結局原因は分からずじまい。
B先生「引き続きA病院への通院を続けて下さい」

というわけでA病院通いの日々に戻る。

3、A先生にストレス爆発「どうなってるんですか?」


それからA病院へ通う日々に戻るも、結局は薬をだすだけ。
根本的な治療をしてくれる様子もない。
(繰り返すが、A先生は穏やかで優しい先生です)

病院通いがストレスになっていた俺はA先生に
「ただ通っているだけで良くならないし、ちょっと診るだけで1500円とか料金どうなってるんですか
みたいなことを言ってしまう。
結果、A病院には通いづらくなり、別な病院を探すことに。

4、消化器系に強いはずのC病院へ。


新たに探したC病院。
院長の先生は「日本消化器学会」に所属。消化器の医療設備もある。ここはいいかも。

…と思ったものの、
C先生「うーん、原因はストレスや老化だと思います」
とのこと。なんだこれ、デジャブ?

とは思いつつも、通算で3人の先生から原因のようで原因じゃないことを言われてる現状。もうこりゃ胃炎を受け入れるしかねえのかなと思った。
というわけで、そこからC病院に通う日々。

5、お盆にビッグウェーブ。ちゃんと治すと決意


それから2年、たまに吐き気は来るけど、日常生活に大きな支障はない日々が続く。

C病院で原因や治療について聞いてみるが、
C先生「おそらく日常生活に原因があると思うのですが、私は遠藤さんの全生活を見れるわけではないので」と言われしまう。

…いや、ちょっと、まー確かに俺の全生活は追えないとは思うけど、いや思うけどさ、せめて一個ずつでも原因をつぶしていくみたいなことはしてくれないんかい!…と、どうしても感じる。C先生も優しい先生だけど、徐々に高まる不信感。

そんな日々の中で、2023年のお盆に今までで最大のビッグウェーブ。今度は立ってられないくらい辛い。

半泣きで救急外来に行ったもののお盆のため数時間待ち&コロナ患者でいっぱい。吐き気あるけど、コロナにもなりたくない…。俺は泣く泣く引き返し、自宅療養。

ここで一番辛かったのは、体調よりもめちゃくちゃ楽しみにしてた予定に行けなかったこと。年に数回しか会えない友達家族にも会えず超へこむ。

布団の中で「ほんとに俺の胃炎なおんねーのかな。一回専門外来に行ってみるか」と決意。

6、専門外来でやっと治る


「専門外来いくぞ」と決意したものの、それでもやっぱ気持ちはゆらぐ。
だって家から遠いから、交通費もかかる。治療費もかさむ。そもそも本当に治るのか。

迷った末に、最終的には「機能性ディスペプシア専門外来」という専門外来があること、「通常の薬物療法(胃酸の分泌を抑制する薬剤)は無効です」とHPに書いてあったことに惹かれて予約を取ることに。
(ちなみに電話したら「院長の予約は最短で一か月後です」と言われ、ちょっと凹む。)

んで、2023年の秋に専門外来(D病院とする)の初診。

ごく大まかに書けば
・「治りますから安心して下さい」と言われて嬉しかった
・「徹底的に原因にアプローチします」と言われて嬉しかった
・「今日は遠くから来て下さって、ありがとうございます」と言われて嬉しかった
・初診日に血液検査をし、胃カメラの予約を取る

という感じ。なんだか「嬉しかったこと」ばっかだが、それでもまだまだ半信半疑である。だって俺は胃炎歴3年で、3人の先生が治せなかったんだよ。

その後、別日に胃カメラと問診。
そこからはちょっと話が複雑になるので割愛するが、原因は判明した。
俺の場合は胃そのものに原因があるわけじゃなくて、神経伝達に原因があった。
例えば「本来胃酸をだすタイミングじゃないときに、脳が胃酸をだす命令してる」みたいなことが原因。

そのため神経伝達を正常に戻すために、投薬ではなく、日常生活の中で実践できる治療方法へシフト。
それから半年たつがビッグウェーブは当然ながら、今ではミニウェーブもなくなった。

7、専門外来行く価値あると思う。でも絶対はないよ


専門外来行ったからといって必ず治るわけでもないが、俺は行く価値あると思う。もちろん専門外来も千差万別であるが。

D病院だってGoogleクチコミでは評価2.9。俺が前に行ってた病院のほうが高いくらいだし。

D病院の院長先生は俺の印象だと、すごく丁寧で、全ての可能性を考慮したうえで、きちんと原因を探ってくれる感じがする。予約で一か月以上待ちの先生だが、診療を急かす感じもない。

あくまで俺の主観だが「もし悩んでいるなら一度行ってみる価値は充分にある」と思う。ただ、例えば俺の行ったD病院だと血液検査と胃カメラで3万以上かかってる。

胃炎の専門外来を探す中で、食事療法や理学療法に特化した別の病院もあったので、複数の病院を検討するのも大事だと思う。

あと末筆だが、D病院以前のA、B、C病院のそれぞれの先生が悪い先生だったとは思っていない(もちろん不満はあるが)。俺が感じたのはそれぞれの先生の目指す医療の方向性が俺の求めと一致してないというミスマッチがあるなと思った。

長々と書いたが、胃炎は大病とは言えないかもしれないが、当事者にとってはけっこうきつい。

俺の一つの意見が参考になればと思って書きました。
じゃまた



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