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仕事と勉強のあり方について個人的に思うこと

仕事内容にもよりけりだとは思いますが、社会人の多くの方は仕事の幅を広げるために、日々勉強をしている人がいるかと思います。

今回はお仕事に関する勉強について、私の見解を紹介したいと思います。

ぼくは〇〇に関しては得意なんだー

システムエンジニアのような技術職は日々新しい技術のキャッチアップ(追いかけること)が必要なので、勉強とまではいかずとも、最新技術の確認くらい日頃から行っているかと思います。

IT系の記事を見たり、使っているツールの更新内容を確認するだけでも何もしない人よりかは十分キャッチアップ出来ているかと思います。

しかし、中には、私はこのスペシャリストになるんだ!と意気込んで、勉強内容を一本に絞ってしまう人もいます。

確かに、スペシャリストというのは、唯一無二の存在なのでとてもカッコいいです。プロ野球選手とか、Jリーガーのようにストイックに自らを鍛える人は私も大好きです。

でも、それで飯が食えるかどうかは別の話です。

仕事のために技術を身に付ける

技術は日進月歩。昨日までの最新技術が今日からも最新技術だとは限りません。

例えば、近年、働き方改革のせいか、巷ではAIやらRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)が話題となっているので、それらを実現するための技術の勉強をするのは市場に求められている技術を身に付けるという点ではとても良いと思います。

しかし、それだけを身に付けるのはとてもハイリスクです。

市場も日々、様変わりしているため、流行ったと思ったら廃れるのも一瞬だからです。かと言って、勉強しても意味が無いということはありません。

市場にはリバイバルブームというものがあって、一周回って、やっぱりアレがよかったよね! と再熱することが多々あるからです。


いつ何が流行るかだなんて誰にも分からない

突然ですが、皆さんはソックタッチというモノをご存じでしょうか。

靴下のを履くときに足首に塗るのりのようなモノなので、靴下がズレ落ちるのを防ぐことが出来ます。

しかし、昨今の技術の進歩で靴下はズレ落ちにくくなりました。

一時期は売れ行きが怪しくなり、市場から姿を消したこともありましたが、再び売れるようなきっかけとなったことがありました。

それは、ニーソックスの誕生です。

もはや、ニーソックスすら知らないという人もいそうですが、かつて女子高生の間で流行ったダブダブの靴下です。

これを、自分好みの高さで調節するというお洒落が生まれたため、再びソックタッチが売れるようになりました。

これと同じように、いつ何が再び需要が出てくるかだなんて、誰にも分かりません。

知識はいつ役立つのか分からないもの

今勉強している知識がすぐに役立つかなんて誰にも分かりません。個人が市場をコントロール出来ない以上、必要なことを覚えつつ、トレンドを吸収し続ける他ないと私は思います。

今すぐ使える知識はすぐ使えなくなります。

でも、すぐ使えないような知識や考え方などは個人の基盤となりずっと役立ちます。

勉強の仕方は個人それぞれで良いかとは思いますが、私のように得意分野が無く平凡だけど、コンピュータは大好きという人は広く浅く勉強する方が視野が広くなり、結果的に仕事に結び付きやすいかと思います。

一本に集中して勉強するのも、勿論良いことなのですが、他の可能性を潰さない程度に勉強した方が、合わせ技で使える知識になるということもありますので、勉強の仕方も考える癖を付けてみては如何でしょうか。

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