マガジンのカバー画像

オリジナル定石課題を週一回解く。【一級建築士製図試験対策】

毎週水~金曜日にオリジナル課題or試験本番で使える実践的な知識を配信します。 定石課題は15分以内で解けるテーマを持ったドリル形式の問題となります。正解が一つだけではないことから… もっと読む
試験本番では試行錯誤している時間はありせん。いつも同じ手順でとけるエスキスの方法を確立する必要があ… もっと詳しく
¥980 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

記事一覧

骨格の設計(リニア型)

今回の課題は、大空間、屋上庭園(広場)、コア、吹抜けの配置等、設計する要素が盛りだくさんです。難易度も少し上がり実践的な課題内容となります。 課題条件が複雑になっても、基本通り先に廊下を通すことです。(1階以外の階) 30分以内に1/400のエスキスを完成してください。時間が無い方は倍コマでのエスキスでもかまいません。 今回の課題は難易度が少し高いので動画視聴後にお願いします。 https://youtu.be/Mi8vjjDVbv4

有料
380

コの字型の骨格を設計する。

今回の課題も、廊下を通す原則を応用した実践的な課題となります。 平面の骨格を理解することでプランの破綻することがなくなります。 骨格とは廊下をどの位置に通すかに同義となります。 H、I、L、コの字型の等の廊下の通し方があるのですが、前回までの課題で学習した内容が基本です。細かい分類は覚える必要はありません。 今回の課題を解き終えた際に骨格を意識できれば自分の中のプランの引き出しが増えていることが重要です。 先にヒントを言ってしまう今回の課題はコの字型の骨格となります。 下記の

有料
380

骨格を設計する【実践編】!

今回は廊下を通す原則の実践課題となります。 プランが破綻する原因である、中央吹き抜け配置が裏テーマの問題です。以前にも書きましたが、吹き抜けは扉のない居室という考え方ができます。つまり廊下を通した上で無窓ゾーンに吹き抜けを配置するという手順を踏めば吹抜けは他の要求室と同じように配置することが可能です。また課題文の要求室に吹き抜けが要求された時点で、空間の構成のイメージをもっておくこともプランが破綻せずにスピードをもってまとめるコツです。今回の課題でいうと吹抜けの4方に廊下の周

有料
380

原則の確認プランの骨格を作る②(廊下を通せ)

まずは前回の復習です。 Q.下記のようにグリッド及び外形が決まったプランに 約75平米の居室Aを8室、   約50平米の居室Bを4室  配置せよ。 居室を配置する前に先に廊下を通してしまうことがポイントでしたね。 廊下の通すと有窓と無窓の分割ができます。 廊下を通した上で、有窓の部分に間仕切り壁を立てるように区切っていけば完成ですね。 廊下を通すことによって無窓ゾーンと有窓ゾーンに分割して有窓ゾーンに居室を配置していくということです。 その上で大きな居室は角部に

有料
380

原則の確認プランの骨格を作る。(廊下を通せ)

何度も出てきたテーマですが、重要なので次の大きなテーマに移る前に原則の再確認をしたいと思います。 Q上記を無窓、有窓に分けた上で、廊下を通せ。 簡単ですね。外部に面している居室を最大化したいので、上記のような廊下の通し方をすると有窓と無窓の分割ができます。 これは一番重要な廊下を通せという、原則です。 上記の廊下(黄色の部分)に着目してください。この黄色い部分が骨格で、プランを素早く、同じ手順で設計するには骨格の設計を設計する事が最優先となります。 それでは次の問題です

有料
380

強引に納めろ!(管理者ゾーン)②

今回の定石は、前回に引き続き管理者ゾーンのプランニングです。 管理者ゾーンはアメーバのように様々な外形でプランニングできる必要があります。 利用者ゾーン及び、外部への接道するための動線骨格をきちんと設計させた上で管理者ゾーンを成立させるために。多少無理な外形で管理者ゾーンを納めるテクニックを是非身につけて欲しいです。令和2年に出題された介護保健施設の過去問からの改題となります。 制限時間 10分 管理者、EV及び階段はレイアウトしなくてよい。 下記からダウンロードしてくだ

有料
380

強引に納めろ! 管理者ゾーンの攻略

今回は管理者ゾーンを設計する課題となります。 どの課題条件が出題されても管理者ゾーンは必須となります。 管理者ゾーンは「内部空間の余った部分」に配置される為、アメーバのように外形が変化します。 そのため多少無理があっても居室を納められる強引さが必要です。 外形がどのような形状になろうとも、今まで練習した課題の原則をあてはめれば納まります。 つまり、 ・廊下を先に通してしまう。 ・倍コマ段階で居室面積に当たりをつけておく 上記の原則を理解してない方は、以前の記事を復習した上で

有料
380

面で捉えろ!無窓居室のプランニング

今回の定石ドリルは、無窓ゾーンの居室のプランニングです。 まずに前回のおさらいをしましょう 倍コマ1マス 約15㎡ (グリッド内に廊下が通る場合) 倍コマ1マス 約10㎡ (グリッド内に廊下が通らない場合) 無窓ゾーンのプランニングは、管理者ゾーンと共に、㎡数の小さい部屋が要求されることが多く、受験生間の差が付きやすい箇所です。 また作図に時間がかかる箇所でもありますので、今回の課題を1/200の大きさで繰り返し練習しておくことをお勧めします。 そして1/200下記の面

有料
380

面で捉えろ!小さい居室の面積

今回のテーマである、面でとらえる とはエスキス時に方眼紙を上手く利用して居室の要求面積に沿った配置をスムーズに実行するという手法です。 例えば、皆さんは、課題文に10㎡や、20㎡、もしくは居室の要求面積をどのように決定しているでしょうか? 多くの方は、居室の壁の位置をx方向、y方向に少しづつ調整していき最終的に居室面積を調整しているのではないのでしょうか? 居室が隣接している場合一方の居室の界壁をずらすともう一方の部屋の面積が減って(増えて)しまい面積調整だけで、時間が

有料
280

定石ドリルにおけるたった一つのルール。廊下を先に通す

廊下の通し方は下記2つが定石だ。 赤斜線部のが廊下になるのだが、南面に居室を配置する想定で上記の2パターンでまず廊下を通してみよう。居室ではなく廊下を先に通してしまうと、居室の配置するという操作の難易度は一気に下がる 昨月吹抜けの配置の仕方で触れたが、廊下の通し方によって、骨格を作るということが、1級建築士試験の唯一と言ってよい覚えておかなければならない重要なセオリーだ。 プランニングする際に各階上記の廊下を居室を配置する前に通してしまう事で、無窓ゾーンと有窓ゾーンに分割で

有料
280

吹抜け配置の優先順位(吹抜け60㎡)

今回の定石ドリル課題は、1グリッドに納まらない、60㎡の吹き抜けをプランニングです。本番課題の自由度が高くなっても部屋の最適な位置に配置するパズルを解く能力は必要です。 まず、前回課題のおさらいです。 吹き抜けは ・吹き抜けは階をまたいだ居室と考える。(人が利用できない居室) ・吹き抜けを配置する前に上下階で廊下を先に通してしまう。  →上下階の位置を揃えて廊下を通しておけば、吹抜け位置でプランニングが破綻することはなくなる。 ・吹き抜け配置に優先順位をつけておく。 とい

有料
980

"吹き抜け配置のマスターガイド:効果的な設計と優先順位の決め方"

今回は苦手な人が多い吹抜け配置の優先順位を解説します。 吹き抜けを上手く配置する際のポイントは下記2つです。 ・吹き抜けは階をまたいだ居室と考える。(人が利用できない居室) ・吹き抜けを配置する前に上下階で廊下を通してしまえば、吹抜けを居室のようにプランニングできる また、吹抜けの配置の優先順位をつけておく事で吹き抜けの配置で迷わなくなります。 本番で焦らないで作図ができるようになります。まずは15分程で解けると思うのでまず下記の問題を必ず自分の手を動かして解いて見てくださ

1グリッド以内(30㎡)の居室を効果的に設計する

令和6年の新たな挑戦が始めましょう。 令和6年の課題は基準階型と見込んでいます。 基準階型の課題の場合、要求室が多くなるために作図量が多くなるのと同時に1グリッド内に収まらない小さな居室の処理が多くなってきます。 広い空間の設計は慣れている人が比較的多いと思いますが、小さい居室は工夫と練習が必要です。 今回の問題は過去問からの改題(共同住宅の低層部)となります。面積の指定が個々の部屋ではなくまとまって要求されている点も自由度の高い課題の特長となります。 2グリッド、3グ

R06年に向けて定石ドリルマガジン始動!【一級建築士製図試験お疲れ様でした。】

皆さん、一級建築士製図試験、本当にお疲れ様でした。試験が難しいと感じる人もいれば、思ったより楽だったという人もいるでしょう。試験の準備で教わったテクニックも、試験会場ではすべてがうまくいくわけじゃないんですよね。 合否の結果はまだでてませんが、 定石ドリルは来年度の試験に向けて始動したいと思います。 まずは 最も厳しい精神状態、条件で臨んだ本番での改善点を書き出してほしいと思っています。 自分の課題(問題点)を具体的に捉えて、具体的な施策をうちだす為です。 エスキス改善作図の

有料
480