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日本のスタートアップ企業を、世界へ。取締役 野村が見る夢とは

Free Standard株式会社(以下、フリースタンダード)は「未来を語ろう」「変化を楽しもう」「違いを認め合おう」という3つのバリューを掲げています。社員一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮し、各々の個性を生かしながら成長できる環境づくりを目指しているのが特徴です。

今回は、取締役・野村晃裕(以下、野村)に、フリースタンダードで活躍できる人材像や、今後、野村が挑戦したいことについて話を聞きました。

Free Standard株式会社 ミッション

スタートアップに向いている人とは?

Free Standard株式会社 取締役
野村晃裕

野村:僕が求める人材像は「自分の未来を信じられる人」です。
仕事をしていれば色々なことがあります。常に成果が出続けるなんてことはありえないじゃないですか。苦しい時に、自分に絶望してしまったり、周囲に攻撃的になったりしない強さを持っていてもらいたい。その強さの源泉は自分の未来を根拠なく信じられるかどうかだと思うんですよね。

「未来の素晴らしい自分」から見たら、「今の未熟な自分」に出来ないことがあって当然です。苦しい時にこそ、感情に飲み込まれず、未来に向けて己を磨くことに目を向けられる強さを持っていてもらいたいですね。

また、チームで働くうえで特に大切なのは「異なる部署の立場に立って物事を考えられる」ことです。

リテーラーは、従来の使用されて廃棄される「リニア型消費」から、使用後に循環する「サーキュラー型消費」を目指しています。

フリースタンダードには、プロダクトをつくる人やそれを社会に発信する広報・マーケティング、顧客を開拓しフォローしていくセールス、カスタマーサクセス、さらには配送、カスタマーサポートといった長いバリューチェーンが存在します。つまり、何か一つを変えても、全体が変わらなければ顧客に価値が届かないビジネスなんです。

オフィスでのひとコマ

バリューチェーンが長いので、部署が分かれていきますが、「自分の部署最適」で各部署が行動し始めたらこのビジネスは終わりです。全社視点で「こういう風に進めたほうが会社にとって良いよな」と考えられたり、他の部署へのリスペクトを持ちながら「自分は損するかもしれないけれど、会社やみんなのために一肌脱ごう」と思えたりする方は、フリースタンダードで活躍できると思います。

そういう人が集まると、自然と部署間の関係性も良くなっていくものですから、僕にとって会社のメンバー全員の仲が良いこともとても重要ですよ。

フリスタのメンバー

優秀な人ばかり集めたベンチャーが伸びなかったワケ

もう一つ、スタートアップに欠かせないのは「本当の意味で」全体成果にコミットできることです。

僕がこのような考えに至ったのは、前職の経験も関係しています。僕は、かつてあるベンチャー企業のコンサルティングを行っていました。そこに所属する社員はみんなスキルが高く、経歴も素晴らしい。しかし、業績が全然伸びなかったんです。

理由は、意思決定スピードが遅かったから。社員の皆さんはモチベーションも高く、会社のためにさまざまな意見を出します。ハイスキルのメンバーが集まっているからこそ、どのアイデアもそれなりに一理ある。結果、「では、今後どう進めていくか」という最終的な結論がなかなか決まらなかったんです。

スタートアップの経営に正解はありません。正解がないということは、どの意見にもツッコミどころや失敗するリスクがあるということ。それでもスピーディーに意思決定するには、正論をぶつけ合うのではなく、「リスクはあるが、まずはこの方法で100%やりきってみよう」というように、「自分の意見」ではなく「全体成果」にコミットする覚悟が必要です。

どれだけスキルが高くても、「本当の意味で」全体成果にコミットすることは難しいですが、
スタートアップには必須だと感じた経験でした。


日本のスタートアップが世界で戦うことを当たり前に

フリスタで働くメンバー

僕はキャリアを通じてスタートアップを支援する機会が多かったので、日本のスタートアップエコシステムの進化に貢献したいという思いがあります。

この10年で、日本のスタートアップ市場は大きく成熟しました。シリコンバレーの影響で資金調達も非常にしやすくなりましたし、時価総額も底上げされました。また、メルカリやスマートニュースなど、僕のひと世代上の経営者が日本のスタートアップとして世界で戦う道を切り開いてくれました。

スタートアップについて語る野村

僕の世代は、日本のスタートアップが世界で戦うことを「当たり前にしていく」という役割を担っていると思っています。そして、僕の次世代がGAFA(※)のような世界でトップ10に入るような企業をつくってくれたら、日本のスタートアップエコシステムとして面白くないですか?

EC領域は国境を超えて展開しやすく、マーケットサイズも大きい。フリースタンダードが次世代スタートアップのモデルケースになる可能性は十分あります。

先人達の素晴らしい経営に刺激を受けて、日本のスタートアップの目線や志が高まっていく。そういった、進化の歴史をつくっていけたら最高ですね。

(※)...アメリカの巨大企業であるGoogle、Apple、Facebook、Amazon社の頭文字をとった略称。


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