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【自由大学講義紹介】おいしい盛り付け学【オンライン】|10月30日(日)開講

講義詳細:https://freedom-univ.com/lecture/dish_up_online.html/

「おいしい」と感じる情報の8割は視覚から

おいしさとは、その人の心理状態や過去の経験や環境などに影響を受けると言われています。味そのものを示す言葉ではなく、五感やその他の状況が満足に達した時に、人は「おいしい!」と表現するのです。私たちがおいしいと感じる情報の8割は視覚からの情報だと言われています。例えば買ってきたお惣菜もお皿に盛り付ければ、また違った雰囲気で味わえるかもしれません。同じ料理を食べるのにも、盛り付け方で雰囲気が変わり、味わいも満足度もぐっと変わってくるのではないでしょうか?視覚とおいしさの関係を探求してみましょう。


感性と理論でつくるお皿の上の盛り付けデザイン

この講義で学ぶ『盛り付けデザイン』とは、料理の盛り付け+デザインを組み合わせた造語です。キャンバスに絵を描いたり、イメージを造形するように、お皿の上で食材や料理を設計しながら盛り付けます。この講義では、デザインの基礎を色彩論、色の合わせ、造形などの様々な角度から学びながら、盛り付けはこうあるべきという既成概念にとらわれない手法でお皿の上に盛り付けを体現してゆきます。何をもって美しい、心地よいと思うのか?そこに自分の感性をプラスして、自分ならではの「おいしい盛り付け」をつくることがこの講義のゴールです。色彩や構図を中心に、グラフィックデザインの観点でお皿の上に食材や料理を置いてみることで、これまでと違ったおいしい世界が見えてくることでしょう。


日常も非日常も、食卓をおいしくするのが、デザインの力

例えば、日本の会席料理の盛り付けは、春には桜の花びら、秋にはもみじの葉が飾られ器にこだわって季節を表現します。お椀の蓋の裏側には蓋を開けた時のことを考えた美しい蒔絵があり、食べる前から心躍らせる演出があります。そんなプロの盛り付けに対し、この講義で目指すのは、日常の食卓でつくるおいしい盛り付けです。
普段使いの手持ちのお皿やカトラリーの合わせ方を変えたり、引き出しに眠っている器を引っ張り出したり、みせたい主役を意識することで、イメージはガラリと変わります。同じメニューで気分を変えたい時、時間がなくお惣菜で簡単に済ませたい時など、盛り付けデザインはいつでもどこでもはじめることができます。同じお題で画を描いたとしても、その作風が人によって異なるように盛り付けも十人十色の盛り付け表現になります。さぁ一緒に、デザインの力でもっとおいしく食時間を楽しんでみませんか?

教授 飯野登起子 ☞ プロフィールを見る

キュレーター 有山百恵 ☞ プロフィールを見る

■日程
第1回:10月30日(日)20:00〜22:00
第2回:11月6日(日)20:00〜22:00
第3回:11月13日(日)20:00〜22:00
第4回:11月20日(日)20:00〜22:00
第5回:11月27日(日)20:00〜22:00

■定員 : 10名  ※定員になり次第締切

■申込締切日 : 10月27日(木)

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