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TSUTAYAはなかった

札幌駅西口の高架下にある【サツエキBridge】(そう呼んだ事は殆どない)の6月末の閉館を知ったのはつい最近の事、スプリングカメラ・イコンタの件(らくらくラバーの項参照)でカメラのキタムラを訪れた時だった。すぐそばのTSUTAYAの入り口に、商業施設そのものの閉館にともない6月末での閉店とレンタルの最終日をお知らせするボードを見てしまった。
Bridgeの2階にはTSUTAYAとキタムラが並ぶように入り長らく営業している。両方とも私がこの頁で【ときどきフィルム写真】と【レトロ座】を作成する為にも欠かせないお店である。それだのにもう来月で建物ごと無くなってしまう。確かにBridge閉館は北海道新幹線の札幌延伸工事が始まると聞いてから、そうなるだろうと予想はしていたけれども。6月末と明確な告知を受けるとそれはそれで落胆するのだった。

そうか西口店が無いなら大通店に行けば良いのだ。
と気持ちを切り替え、TSUTAYAの在庫ネット検索を大通店でかけてみた。
ところが大通店そのものがヒットしない。いやいや札幌で最も中心に位置するTSUTAYA大通店ですよね?だがしかし。
改めてGoogle mapなどで調べるとこの大通店は既に閉店していたのだった。そして関連記事に誘導される私。

全く知らなかったのか、或いは店側の告知を忘れていたのか。覚えが無いのだけれど、大通店は去年の7月末で閉店していたと言うのだ。
確かに大通店はたまにしか利用していなかったと認める。
そして今さっき気づいたが、【ときどきフィルム写真⑦】の中に「TSUTAYA大通店と直結している地下鉄駅構内」が一枚あった。
記憶は曖昧ながらこれは7月15日頃に撮ったと思われる。

この頃はまだTSUTAYAはあったのだ。

だから今思えば、これをカメラに収めた二週間後には店をたたんでいた訳である。燦然と輝く電光看板がもの悲しい。右となりで見切れている【カフェひので】は現在も営業中なのに。これらがテナントに入っている日の出ビルは確かに古いビルだ。にもかかわらず取り壊しの予定も無いので、TSUTAYA側の都合による撤退だったのだろう。
札幌市中心部の、なおかつ駅前の便利なTSUTAYAは来月をもって一件もないのだな。それにBridgeのキタムラが消えるとなると近隣のヨドバシカメラを頼るべきなのか。そうして街も自分も少しずつ変わってゆくんだろうけれども。