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製品(幕類)の重さ

いつもご利用いただきありがとうございますFREELIGHTです。
私共の製品をご存じの皆さまは、フィールドで使う品々の重量を気にかけて選択していらっしゃると思います。
しかしその製品 フィールドでは製品重量とは違う値を示すときがあることはご存じですか? 特にシェルター(タープやテントを含む)はサイズや使用状況からその傾向が大きいのですが・・・。

今回は最近シェルターやタープの重量に関するご質問が多いので、見落としがちなフィールドにおいてのシェルターの重量について書いてみたいと思います。
ご存じの方も多いかと思いますがシェルターの素材として使われる布地は水分を吸います。その為泊地で過ごした翌日 夜露に濡れたシェルターを撤収するとき重くなったことが実感できると思います。
山行中はゆっくり時間をかけて幕を乾燥させるのが難しいので、翌日はこの水分を吸ったシェルターを持って歩く事になり、連日にもわたるハイキングの際 幕の製品重量そのものを示すのは初日だけ。
つまり何グラム云々という事はデータの上での話となってしまうのです。

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本音を書かせていただくと この件が念頭にないご質問を多く頂くので
この文章を残しこちらを確認して頂こうと思います。
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ではこの【増加した水分の重さ】どうにかならないか?という事になると思いますが、これをゼロにすることは出来ないまでも、出来るだけ軽くすることはできます。 
それが生地素材による吸水性の違いです。

一般的に幕類に使われている生地としてPUコートナイロンというのがありますが、この生地処理方法は生地に多くの水分をまとわりつけてしまいます。
反面FREELIGHTが使用している Steck はシルナイロン系の生地でシリコンを多く含有させている為に強力に水をはじき、幕についた多くの水分を弾き飛ばします。
撥水スプレーとして販売されているスプレーを吹いたばかりような状態が
長年※にわたって保持されるのです。

また薄い生地と厚い生地では吸水する水分量が違うのも理解に難しくないと思います。 
これらを併せて想像頂くとFREELIGHTの幕類がいかにその重量だけでなくフィールドにおいて軽量であるかという事が判っていただけると思います。
すでに当社の製品をお使いの方は朝の撤収時にバサバサと幕を波打つようにはためかせると幕が霧状に多くの水分を排出するのを、そして軽くなった重量を実感されていると思います。

つまり今回のお話、製品重量だけでなく素材や処理についても検討するのを忘れないでください。というお話でした。 
そうそう 幕のサイズについて多くの皆さんが誤解されている事があるようなので次回は幕のサイズについても書かせていただきますね。

※シルナイロン系生地の撥水状態は生地の寿命と等しく長く続き、FREELIGHTがSwingTarpを販売開始(2013年)した当時の幕も現在も現役でも十強力な撥水力を保持しております。