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これまでの経理人生、そして

 はじめまして
 新卒以来、一貫して経理として働いて約10年経ちました。途中、大学院に入ったり、会社員の傍ら大家業や飲食業を始めたりと、我ながらやりたいことをやってきたなぁ、と思います。それらの経験を経て、改めて経理・会計の世界は自分の天職だと自覚。
 ここ(note)では、自らの仕事である「経理」「会計」について思うことや考えたことを書いていくつもりです。

 そこでまずは自己紹介。

これまで

 まずは、就職まで。
 就職まで地元から出ず、卒業したのは地元の私立大学。特筆することがあるとすれば、大学在学中に独学で日商簿記検定1級に合格したこと。
 大学1年の頃に日商簿記検定3級の勉強を始めて、その面白さに魅せられて順調に2級に合格。そのころには、簿記(会計)を仕事にしようと決心していました。しかし、新卒で経理に配属されることが難しいことは容易に想像できました。そこで、考えました。「1級まで合格しておけば、経理以外配属されないだろう」と。その後、運よく2回目の受検で在学中に1級に合格でき、無事就職。(独学での簿記学習については別に書こうと思います。)

 そして、就職後。
 作戦通り、新卒で入社した会社での配属は「経理」。IPO準備会社だったこともあり、日々の記帳から年次決算業務、監査法人対応等々、かなり幅広い業務経験を積むことができました。この1社目での経験に、「会計」を体系的に学びたいという自分の知識欲は大いに刺激されました。仕事がそれなりに忙しかったこともあり、退職して会計専門職大学院に進むことに。
 大学院進学後は、アルバイトとして税理士事務所に勤務していました。業務内容は記帳代行。週1~2日の勤務でしたが、このアルバイト経験は、これ以後の自分の人生に非常に大きなインパクトを与えました。自分で事業を始めようと思ったのも、このアルバイトでの経験があったためです。
 とはいえ、事業に必要な資金はないので、大学院修了後はIPO準備会社に就職。その後転職し3社目となる現職。ちなみに、2回目の日商簿記検定1級合格は大学院在学中の出来事。

経理として

 振り返ると自分の経理人生は「財務会計」中心でした。そのおかげで、中小企業の決算なら一人でこなせるスキルと自信を手に入れました。それに加えて「経理DX化」なんかも得意とするところです。もちろん経理として必須スキルのExcelも好きだし得意。
 しかし、そんな個々のスキル以上に経理として自信を持っているのは、知識を実務に落とし込む能力です。急に抽象的なことを書きましたが、これが一番大切だと個人的に思っています。
 日々、実務を行う上で判断を求められる場面は多々あります。そんな時、私はまず会計基準等や法律を当たります。そのうえで会計士や税理士といった専門家に意見を聞きます。会計基準や法律の規定を「確認」して、「解釈」して、「意見」にする。このプロセスを最も重視しています。
 そして、このプロセスを行う前提となるのが「知識」。この場合の「知識」は、「〇〇法第△条□項の規定は~」といった細かい知識ではなく、「この取引に関わる会計基準は何で、その基準の趣旨は~」といった大掴みの知識です。この「知識」が、実務における前例踏襲や他者意見への盲従から解放してくれ、柔軟かつ適正な対応への鍵だと信じています。

そして、これから

 我ながら戦略的に経理に就き働いてきたなと思いますが、最近は惰性で働いている気がします。10年もやっていれば自然にこなれてきます。それは良いことではあります。その一方で、経理として退化しているように思えてならないのです。
 そろそろ新しいことを始める時期なのだと思います。天職である「経理」を事業とする。これが2024年のテーマになりそうです。
 
 そこで、まずは「経理」について伝える。このnoteはその第一歩です。


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