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なぜ悩みを相談できないのか

私は、これまで悩みがあってもなかなか人に相談したりすることができませんでした。
今もそれは変わりません。

どうして人に話せなかったのか、高校入学から一年間のことを振り返って考えていきます。
そして、これまで人に話せなかったことも少しこの場を借りてお話させていただきます。

自分語り中心でネガティブな面が強いため、見苦しい文章になるかもしれませんが、よろしくおねがいします。


“怒られること”への恐怖

中学の頃まではそもそも怒られる回数もあまり多くなかったため、自覚が薄かったのですが、私は目上の人から怒られることに対して恐怖心がかなり強くあります。

小学校の頃など、かなり古い記憶の中でも、鮮明に覚えているのは楽しかった記憶よりも先生に怒られたことなどのほうが圧倒的に多いです。
中学生の頃は、無意識に先生に怒られないための行動を心がけていたような気がします。結果的に当時は成績も良かったし、色んな人から褒められることも多かったように思います。

高校入学

そんなこんなで高校入試を頑張り、きっちり志望校に入学したのですが、そこからまぁ〜上手くいかないことが増えてきます。
それまで大抵のことは何とかなってきたため、高校でも自分は大丈夫だし、大学も良いところいけるだろ!と今思えば信じられないくらいには自信があったんですね。
しかしそこから転落していくのに、そう長く時間はかかりませんでした。

まず、部活です。
特に何も決めていなかったのですが、小学校からずっと続けていたバスケ部に高校でも何となく入部しました。
中学までは、そこまで技術があるわけではないものの、真剣に取り組んではいたので一定に評価されていたのですが、それが高校では一転し、技術が無いことや不可抗力でも叱られることが増えてきました。

というのも、まあまあ偏差値が高い高校であるためか、不真面目なやつなんて全然いないんですね。
だから真面目さなんかは大した評価対象にもアピールポイントにもならなかったんです。

加えて、部活で時間を取られると疲れてしまって家に帰ってから勉強する気力が出なくなりました。どっちかというと身体より精神的な疲れが響いていた気がします。

そして、学業面です。
中学生の頃はかなりの自信を持っていたし、しっかり準備して高校初めてのテストを迎えました。
ここでかなりのショックを受けることになります。

この高校だから、ある程度自分の順位は今までのようにいかないだろうという覚悟はしていたつもりだったのですが、もう想像以上に点が取れない。
中学で90点台を取って当たり前だった理科系科目や数学で70点も取れなかったりするのです。しかも周りには優秀なやつがいっぱい。
ここで奮起するすごい人も世の中にはいるのかもしれないけど、私は一気にモチベーションが下がってしまいました。

学校に行きたくなくなるまで

様々なモチベーションが下がりつつも、最初何やかんや学校には普通に通っていました。

そんなある日、今でもかなり印象に残っている出来事が起こります。
その日の前日、授業の宿題を忘れたのですが、担当教員のA先生に「次の日の昼休みまでに出してね」と言われました。
なので、昼休みに教員室を尋ねたのですがA先生はいません。時間を空けてもう一度尋ねたのですが、またいません。

仕方なく、放課後に出しに行ったら、めちゃくちゃ怒られました。マジでけっこう怒られました。
「昼休みまでって言ったよね?」と。

私は昼休みに行ったよ、ということを伝えたかったし、あんたがいなかったんだろ、と思っていましたが、長らくこんなに怒られることもなかったのでうまく声も出ず、無抵抗で話が終わるまで聞いていました。

これ以降、私は各教員の部屋を訪ねるのがとても苦痛に感じるようになりました。
全く怒られる心配がないときでも、過度に緊張してしまうんですね。

その後私は、怒られないためには宿題を全部ちゃんとやらなければならなかったのですが、部活で疲れて家に帰ることもあり、ポロポロとやり忘れが増え始めました。
結果、教員室を訪れなければいけないことも増え、登校すること自体もかなりしんどく感じるようになりました。

また、高校に友達はいるにはいたのですが、浅くやや広く、くらいの交友関係で、休みの日に遊んだりするような、はっきり仲のいい友だちは一人もいなかったです。

その頃から、「生きてるの辛いな」とか「なんのために生きてるんだろう」みたいなことを考えることが増え始めました。

そんな最中、高校3度目(くらいだったかな?)のテストを迎えます。
この時、私は本当にテストの準備ができておらず、割と本気で死のうかと考えました。テスト期間真っ只中の夜、親が寝たあとに外へ出て最上階から飛ぼうと一回計画しますが、直前に「自○ 方法」で検索して出てきた遺族のメッセージを見て号泣し、断念しました。
多分人生で一番死に近づいた瞬間でしたね。

今思うとテストで点が取れなさそうだから飛び降り、なんて自分でも馬鹿げているとは思いますが、当時はそれくらいしんどい気持ちになっていたわけです。

結局そのテストも全く良くはないものの極度に悪いわけではない、くらいの成績で乗り切りましたが、その辺りからはっきり学校に行くのが嫌だと思い始めました。


不登校になってから

ある時から、学校に向かいはするものの学校に近づくと拒否反応が出るようになります。
そこから約一週間、学校に向かうフリをして下校時刻まで適当に時間を潰して家に帰るようになりました。
こんなことをしてもいずれバレるとは分かっていましたが、学校に行っていないのを家族にバレるのが嫌だったのです。
その後、結局バレて普通に家に引きこもる不登校が始まりました。

親に何かあったのかと聞かれても、「何もない」、「分からない」など曖昧な返答しかせず、結局不登校になってからもちゃんと親に相談したりはできませんでした。

不登校になっている期間中、家族のサポートもあって好きなアーティストのライブに連れて行ってもらったり、少しずつ気持ちが軽くなってきました。

不登校になってから約一ヶ月半後、行きたくなったなんてことは全く無かったのですが、一回親に連れられて登校し、それからもサポートしてもらった負い目もあるので何とか頑張らなければ、と思って気は進まないながらも学校に復帰できました。
思い返しても本当に家族には感謝しかないです。

それ以後も、前までの悩みはずっと消えずにありましたが、何とか進級しました。


相談できなかった理由

ここまで見てきて、自分はどうして人に相談できなかったのか考えていくと、理由は簡単でした。
相談して否定されるのが嫌だったのです。

学校で嫌だな、と思っていたことは、遅れて教員室に宿題を出しに行くのが億劫なことだったり、テストで点が取れなかったりと、基本的に自分に原因があることばかりでした。
自分でもそれを分かっていたので、相談して「お前が悪いから仕方ないだろ」とか「じゃあ頑張ってやらなきゃ」とか、そういう言葉が返ってくるのが怖かったのです。
相談できないのは今も変わりません。

ここまで読んでくださった方も、私の悩みに対して同じように自業自得だと思ったかもしれません。
私自身もその通りだと思います。

でも、こういう感情をどこにも出さず抱えたままでいるのもしんどくなってきて、少しでも誰かに聞いてほしい、そんな思いから今回この投稿をしようという考えに至りました。

見苦しい文章だったかもしれませんが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

また筆が進めば2年生以降のお話もしようと思います。




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