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未経験からITエンジニアを目指す上で持っておくといい視点【IT業界に飛び込む前に知っておきたいアレコレ③】

IT業界歴11年 元エンジニア・現 採用責任者”の飯田によるコラム「IT業界に飛び込む前に知っておきたいアレコレ」第3回
これまで「ITエンジニアの理想と現実」「ITエンジニアに向いているのかの見極め方」を書きました。
今回のテーマは未経験からITエンジニアを目指す上でどんな視点を持っておくべきか。
自分自身がエンジニアとして経験したことや、採用の立場から様々な人を見てきて「ここがポイント」だと感じたことをまとめます。

前回はこちら⇩

①から読む⇩

企業選びの軸

働く会社を選ぶ上で基準となる項目はいくつかあります。
・仕事内容が自分に合っているか
・社風が合いそうか
・立地条件
・給料や手当
・福利厚生
・制度
などなど。

ここで、「これからエンジニアとして成功したい」「実力をつけて自由な働き方がしたい」「高度なスキルを身につけてバリバリ稼ぎたい」という思いがあるのであれば、会社選びの条件の優先度を見誤らないことがとても大切です。

もちろん、給与や立地条件などを自分の許容範囲を超えて妥協することは、近い将来限界がきて続けられなくなることが目に見えているので避けるべきです。しかし、スタート地点の条件だけで比較するのは危険です。

たとえば入社時の給料が月収25万円のA社と、月収30万円のB社、どちらも同じ業界で一見仕事内容に差がないように見える…となるとB社を選ぶ人が多いのではないでしょうか。
しかし、いざ入ってみると、A社は10年・20年先を見越した人材育成に取り組んでいて、評価のタイミングも挑戦するチャンスもきちんと用意されている。
B社は新しい挑戦をする機会が得られず、この先大きなキャリアアップは見込めない。
そのような環境だったとしたら、どちらがいい環境と言えるでしょうか。

労働環境はキツくはないが成長が見込めない。給料も高くはないが低くもなく、大幅な昇給は見込めない。近年そんな会社を指した「ゆるブラック」という言葉も流行しました。
こうした「ゆるブラック」な環境にいて「稼げるITエンジニア」「自由な働き方が選べるITエンジニア」になれる可能性は、限りなくゼロに近いです。
そのような環境に何年か身を置いてしまうと、いざキャリアアップを目指して転職しようとしても経歴のわりにスキルがなく、苦労するといったことにもつながります。

長期的な視点を持とう

5年後、10年後といった長期的な視点で考えたときに、その間にどれだけの経験やスキルが積めるのか、成長できる可能性があるのかということは、これから新たにキャリアを築く人にとってとても重要なポイントです。
貴重な時間をどう使っていくのか。それによって将来稼げるお金や、選べる働き方の可能性は大きく変わっていきます


これからIT業界で新たなキャリアを築いていくという方は、その会社で得られる経験や身につくスキルが、将来自分のなりたい姿にきちんと結びつくのかをしっかり見極めて会社を選ぶことをおすすめします。

まとめ

入社を決めた時点では比較的「いい条件」だと思って選んだ会社で、成長できない時間を5年、10年使ってしまうと、後からそれを取り返すことは困難です。
時間は巻き戻すことはできません。
なりたい将来像に近づくために、必要なステップがそこにあるかどうかを冷静に見極めて、失敗しない会社選びをしましょう。

具体的にどんなところを注意してみたらいいのか、というのは次のnoteでまとめます!



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