俳句・色・数2句
🔰 冬空の色紙に滲む珊瑚色
ふゆぞらのしきしににじむさんごいろ
日本えのぐ(顔彩)は、絵手紙を習っていたころ使いました。
珊瑚色は、画像の右側に入れましたが、朱色とオレンジ色の間のような
美しい色です。にじみ具合を見ながら絵を描くところが、面白味であり
難しいところです。
冬の空が暮れてくると、珊瑚色のえのぐが空ににじんだように、夕焼けが始まります。空を色紙に見立てて夕焼けのようすを詠んでみました。
🔰 真夜中の空一人じめ冬の月
まよなかのそらひとりじめふゆのつき
眠れぬ真夜中に窓のカーテンを開けてみると、空の真ん中に、煌々と月が輝いていました。まるで、空をひとりじめしているようで、見とれてしまいました。
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