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こっそり返歌

元歌①

手を繋ご 差し出したのに君ったら
また引っ込めるもう春なのに

返歌

君の手は湖面を撫ぜる風のよう
私の肩で受けとめたいの


きみのてはこめんをなぜるかぜのよう
わたしのかたでうけとめたいの

(手をつなぐのは好きだけれど、今日は肩に手を置いてみて。
あなたの温もりを肩に感じたくて)

元歌②

元の枝なごり雪落つ思い出が
解けずに残る春の道

返歌

なごり雪とかさんとてか猫柳
銀の穂先に光集めて


なごりゆきとかさんとてかゆきやなぎ
ぎんのほさきにひかりあつめて

(名残雪をとかそうとしているのだろうか猫柳は
銀色の穂先に光を集めている)


猫柳

文語あっているでしょうか?思いっきり擬人法ですが
短歌の場合はいいのかな、と思いつつ詠みました。

こっそり返歌企画に参加させていただきます。
沙々良まど夏さま、よろしくお願いいたします。

#こっそりライラック

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