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【日記】後悔はしないほう

金曜、出社。田舎の山道をひた走る夢を見た。Aちゃんも並走していたが、自分が二手に分かれる道でAちゃんと別の方向を走るとなぜか行き止まりになっていて結局また戻る、みたいな無駄足を踏んだりしていた。

写真の回収期日を過ぎても戻しの連絡をくれないグループ運営に対して内心イラッとしながら「ご対応お願いします‎」と返す。作業が滞ると皺寄せは編集担当である自分に来るので切実にやめてほしいと思う。自分に非がないことで責任を問われるのは苦手だ、だから編集は向いてないしMGみたいな集団を統率する立場に立ったことがない。本当、生粋の末っ子気質だと思う。

昼に午後の紅茶のミルクアイスを食べた。今週2回目。紅茶の味が濃くてホワイトチョコのパリパリ食感と合わさり美味しい。午後は今自分が持ってる原稿を急ピッチで組み立てて定時すぎに退勤した。とんでもなく疲れていて、帰るのも億劫だった。最寄り駅に着いてコーヒー屋へ。営業日が木〜日なんだけどここ最近は毎日来て入り浸ってしまう。肉麦よりも騒がしくなくて雰囲気が好きで、スタンディングオンリー(数席あるけど)でいつ帰ってもいいのが魅力だと思う。スムージーサワー含め、うちゅう、アマクサソナー、バテレと自分が好きなブルワリーに特化しているのも。暖かい日に引き戸を解放して、路面に出ながらビールグラスを傾けるのが最高に悦なので今から春先が楽しみ。健さんと少し会話して帰宅。買い置きの野菜を焼いたりして質素な夕飯にし、疲れきって0時頃に寝た。

土曜日、10時頃目を覚ます。寒くて起きたくない。気圧が低かった気がする。11時前に家を出て復帰した副業先へ。中央線ノスタルジー。スタートから本指名の予約。以前もよく来てくれていた仲の良い人(というか、恵まれているとしか言えないのだけど自分の本指は皆優しくユーモアがあって、結構いい頻度で来てくれる。客は嬢に似るのかもしれない)で、お久しぶりです〜と部屋に入るなり「あれ…?はじめまし、て……?」とおどけられた。ちょうど自分が辞めてから1年経ち、たまたま思い出しながら店のHPを見ていたところに自分の出勤予定が上がっていて、その日は幻覚かと思って一度寝たそう。何?夢じゃなくてよかったねと再会を喜んだ。

事務所に戻り、インスタのDMで二人分並行して会う予定を立てながら待機していると、ほどなくして本指の予約。以前一番リピートしてくれていた、業界用語で言えば「エース」的な人。辞める時に情が湧いてLINEを交換したのだけど、結局自分に彼氏ができたのもあってブロックしてしまい、さすがに途切れたかと思ったのでびっくりした。そのことに関して詰められるかと内心不安だったけど、そんな話題は一切上がらず「会えて嬉しい」と感慨深げにニコニコしていて胸を撫で下ろした。

事務所に戻り、本店から異動してきた新しいスタッフとパネルの再撮影。生真面目な人でやりにくく、自分の好みではないカーディガンを着させられて、声かけるタイミング間違えたなと思った。精算して退勤。一日、水とレモンティーだけで働いていた。またコーヒー屋。うちゅうブルーイングのANGELを飲みながらイワサキさんと話す。仕事をいつ辞めるのかという話になって、副業のことを重くならないようにしれっと打ち明けた。話している最中に思ったけれど、自分はこの仕事をまあまあ楽しんでやっている。当然嫌なことも全くないわけではないが、映画が好きと伝えたらパンフレットをくれたり一緒に観に行ってくれる人がいて、酒が好きと伝えたら差し入れにビールを用意してくれてその場で飲んだり持ち帰っていいよと言ってくれたりする人がいる。何か特別なことをしてくれるわけではなくても、休日や仕事終わりにわざわざ自分に会いたいと思って行動に移してもらえるだけでモチベーション維持になりえるものだ。もちろん、好きだからというよりは圧倒的に金銭のためではあるけど、自分が「夜職」と言われる肩書きを持っていることにたいして、ひけらかすわけでもないけど特段負い目や後ろめたさみたいなものも今のところは感じてない。

病むことは稀にある(業種にもよる)が、後悔はしないと思う。

帰宅して21時。Xを開いたらメインで働いている方の店の本指から240分の外出コースで予約の連絡が来ていた。仲が良いので別に負担ではないけど、映画観るでもないのに何するんだろう。サンドイッチとコロッケと野菜を炒めたのと。寒くて熱々のじゃがいもがしみる。かき込んだら盛大に火傷。0時頃に寝た。