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【日記】Crossing

木曜、出社。祝日の次も休日が良いと思う。6時頃に目が覚めた。体重が大幅に増えていて二度見したけど、昨夜過剰摂取した野菜の水分だろうと無理に納得させた。あと二週間で1kg落とさなければいけない。なぜか。あの人の前ではせめて完璧でありたいから。そのプライドを人生の軸にしているから。という意地。

仕事。文字起こしの作業が相変わらずしんどい、自分の声が全然好きじゃないので。手をとめて別の作業をしばらくやってはまた戻り、の繰り返し。不毛な会議が延々と続いて嫌だった。仕事を辞めるタイミングとそれを伝えるタイミングばかり見計らっている。有給が半月分ほどあるので、8月末ぐらいのちょうど良い気候の時期に退職して国内旅行したりふらふらしたい。あと多分その後は今の副業先を本職(?)にして生活するような気がする。別にバイトを探すではなく。なんだんかんだ稼ぎが良いのでね。

夕方に退勤して渋谷へ。心の底から待ち遠しかったDYGL主催イベントのvol.1『Crossing』。対バン相手にTexas 3000とオウガなんて自分が行かなくて誰が行くんだよ!とキレそうになるくらいのグッドイベントだ。主催であるDYGLが「ライブに行く」ではなく「遊び場に」という趣旨のもと、オーディエンスと友達のような距離感でいたいと願って作り上げたそうだが、こんなに居心地の良い風景を作れるのは普段からの彼らのフレンドリーなスタンスや音楽性ならではだと思う。以前ナイスパで観たばかりのTexas 3000がもうイーストのステージに立っているのには感慨深いものがあったし、DYGLのステージも後方の照明卓脇から見ていて気持ちが良かった。英詞オンリーにもかかわらずあんなにヤングな層の心をがっちり掴めるのって彼らぐらいじゃないか?独立してから苦労は多いと思うが頑張って欲しい、同世代の希望の星だと思うから、本当に。

そしてやっぱり本命オウガは二番手にして空間全てを掻っ攫い、食い尽くしてしまった。今日で3回目だが、対バン時のセトリは変わることはなく、「ムダがないって素晴らしい」〜「素敵な予感」のシームレスな繋ぎ、もはや何分やっているのかもわからない「家の外」、特に「見えないルール」においてはこれまでライブ映像でも観たことがないシンセロック・アレンジを施していて目を見張るしかなかった。等間隔で鳴るワンフレーズの中でジャキジャキと咆哮する暴れ馬のように乱れるギター。出戸学の、子供みたいだが掴み所のない歌声。全てが心地良く、陶酔して、没入した。オウガのライブは自分に一番効くドラッグだ。日本で一番好きなバンドかもしれない。ペリカンファンクラブやバンプも好きだけど、ベクトルの違う「好き」だと思う。依存に近い。ドラッグだから。

帰宅して22時すぎ。長尺のイベントだったので腰が終わり、アンコールまで観れず。ホタテバーとななチキの檸檬胡椒、あと余った野菜をレンジにかけて食べながら、オウガのライブステージで受けたものを反芻した。本当に良いライブを観た時ってエンタメを観たり聴いたりすることができず、余韻をいつまでも引き伸ばしていたくなる。明日金曜日という気がしない。結婚するなら出戸学か外人のイケメンが良いという暴論を生み出して0時頃に寝た。