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お帰りなさい、MCR

PUNKSPRING2023に参戦。

正直、ヘッドライナーのMy Chemical Romance以外、名前は知っていても曲名と曲が一致しているバンドは一つも無かったけど楽しかったな〜。

久しぶりにフェスに行って、こんなに沢山の人が笑顔でいるのってすごく久し振りだなって感じた。
フェスの運営には色々思うことはあるけど(Sum41の欠場は絶対にイベンターのチョンボだと思っている。笑)コロナ規制が緩和されてこんな風にライブに行ける日が戻ってきたことが何よりも嬉しい。

HEY-SMITHなんてちゃんと見たの初めてだけどあんなカッコいい音、久しく浴びてなかったよ。

そしてMy Chemical Romance、漸く生で見ることが出来た。もうカッコ良すぎるでしょ。
始めて聞いたのが、現在出てる内最後のアルバムに収録されている「Sing」をアメリカのドラマgleeでカバーされているのを聞いたのがキッカケ。高3の頃だ。
その収録アルバムのDanger daysを少ない小遣いで当時買い、その後に伝説のアルバムのThe Black Paradeをレンタルで借りたはず。
当時は受検真っ只中に加えて、クラスに友達が一人も居なくて教室の片隅でイヤホン耳に突っ込んで一人でずっと聞いていた。
ベタだけどWelcome to the black paradeとFamous last wordsを凹みそうな事がある度にずっと聞いていた。
だから2014年に活動休止になったときはまだ生で見ていないのに!ってとても悲しくて最後のベスト盤に収録されていたFake your deathを留学先のシドニーでことあるごとに聞いていたのも良い思い出。

まさかまた再起動するとは思ってはいなかったから今回の来日はもう狂喜乱舞なイベントだったな。

セトリがどうとか、歌のキーが下がっていたとか、何故かボーカルのジェラルド・ウェイがOLの格好で歌っているとかもうそんなのどうでも良くって、ただ彼等が元気に再結成してまた走り出す勇気を持ってくれたことが凄いし、嬉しい。
お帰りなさい!MCR!!

そして一人教室の片隅でイヤホン突っ込んでいた僕よ、マイケミのシャツ着てたらロゴ見たバンドやってる同級生にワンオクのパクリみたいなフォントだなって言われて殺意を抱いている君よ、十年後に生で見られるぞ。(因みにそんなふざけたこと言ったやつはその一年後にはクソみたいなバンドの脱退劇を繰り広げて気が付いたら音楽辞めてたぞ。天晴。)

ちょっとオジサンになった君は汗と涙でグチャグチャにならながらアリーナで彼等を見ていたよ。
今、色々苦しいかもしれないけど少しオジサンになった君は今でも音楽が大好きで、胸を張って音楽が好きだって周りに公言するようになったよ。
あの頃自分の「好き」に自信がないからって毎日部屋に籠もってベースかき鳴らして、一年間で100枚は何でもいいからアルバムを聞こう!って決断してくれてありがとう。

色んな人に言われて疑心暗鬼通り越して怨念すら抱いていた「いつか」「良いこと」あるってって言葉、君の苦しみのお陰で今少しずつ回収しているよ。
3億積まれても戻りたくない日々のお釣りはちゃんとあるから、その苦しみに幸あれ。


スマホ時代だねぇ。


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