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イタリアビザ取得の方法

初めに

こんにちは。るーちぇです。大学3年生で9月半ばから約1年間イタリアのナポリ東洋大学に留学します。

今日は留学には欠かせない、イタリアのビザの申請方法について記録を残します。
アメリカとかイギリスとかカナダとか、主要な留学先の国についてはビザの申請方法なんか調べればあっという間に出てくると思うのですが、イタリアとなるとそうもいきませんよね。
実際、私もビザ取得に際して色々調べましたが、情報がごくわずかすぎて不安でいっぱいでした。
なので、これからイタリアに留学しようと思っている方の不安を少しでもなくせるよう、記憶を掘り起こしてイタリアのビザ取得の流れ等書いていければと思います!前回に引き続きまた長くなるかもです💦

ちなみに、書類を確認してくれる受付の方は2人いるうちのどちらも日本人で、やり取りも日本語でした(これ重要ですよね笑)
日本語が話せない場合はもちろんイタリア語でもOKですし、英語で話している人もいましたよ🙆‍♀️
イタリア語の面接や作文等、一切ありませんでした(よかった〜回避回避)

⚠️これは、私が2023年8月にイタリアのビザを取得した際の情報です。皆さんが留学する時には変更点等あるかもしれないので、必ず最新の情報を確認してください!面倒くさいけどね!!また、私が行ったのは東京にある大使館です。大阪ではないのでご注意を〜


①留学先大学から受け入れ許可証(Acceptance letter)をゲットする


まず、第一はこれかと。これはビザ申請に必要な書類のうちの1枚なのですが、自力で準備できるものではないですよね。なので、この書類が留学先大学から送られてきたら、ビザ申請に向けた動きをスタートさせれば良いと思います☺︎(こんなこと偉そうに言ってますが、私は受け入れ許可証をもらってからもだいぶボケーっとしていてスタートダッシュが遅れました笑 なので自戒をこめたアドバイスです)

②大使館に予約を入れる


受け入れ許可証をゲットしたあとは、大使館にビザ申請の予約を入れましょう。自分の都合のいい日にアポ無しで突撃しても受け入れてもらえません!予約はこちらから↓

私は7月半ばに予約を入れた気がします。取れた予約はその時点で8/1でした。予約を取るのがもう少し後だと取れた予約が8月末になってしまった人もいたみたいなので、なるべく早く予約を取りましょう。意外と混んでます。

また、イタリア大使館にもお盆休みががっつりありますし、予約を入れて実際に手続きをしに行ってからパスポートを返却されるのはその2週間後になるので、ご自分の予定に合わせてとにかく早めに予約を入れることを強くおすすめします!!あとは、予約日(ビザ申請日)は出発予定日の少なくとも3週間前じゃなきゃダメなのでそれもご注意を!!

予約を入れると予約完了証(?)的なのがダウンロードできると思うのですが、そこに書いてある時間の細かさはあまり気にしなくて大丈夫です。
例えば、私は予約の時間が10:39と書いてありました。他の同級生等も同様に細かな時間がしていされている人が多かったようでしたが、これは単に大使館の入り口が混雑しないように申請者が来る時間を分散させたいだけだと思うので、普通に最低でも5分くらい前には大使館についていれば問題ありません。
実際、特に予約の時間等は確認されませんでした。

③必要書類を揃える

予約を入れたら、次は必要な書類を揃えましょう。こちらを参照↓

私は大学の交換留学制度を利用して留学するので、参照するのは交換留学用ビザ申請書類のチェックリストです。そのため、ここからは主に交換留学をする方向けの情報になってしまうこと、ご了承ください🙇‍♀️

1. 長期(91日以上)Dタイプのビザ申請用紙

こちらは先述のリンクからダウンロードできます。
書き方はこちらのお二方を参考にしました。


2. 近影カラー証明写真

大使館に行った時は金髪だったものの、イタリアに行く時には黒髪にしようと思っていたため黒髪の頃の写真を持っていきました。そこで言われたのは
「誰だか分からない」😂そして、「今写真を取り直して持ってきてください」でした・・・

その場で「いや、黒髪にする予定なのでこの方がいいかと思って・・・」って説明すれば良かったのですが、何だか緊張していて言い出せず・・・(私、こういう風に変に空気読んで言い出せないこと多すぎ)
結局すぐに取り直しに行きました。大使館から一番近い証明写真機までは結構時間がかかり、しかも焦って最初に普通に青色の背景で撮ってしまい、もう一度背景を白色に変更して取りました。1900円の無駄な出品・・・痛すぎ・・・

必ず大使館に行く時と同じ容姿で写真を撮りましょう(私みたいにイタリア行く前に髪色を変える予定があり、そのことを大使館で説明できる場合は今の写真と黒髪の時の写真のどっちも用意するといいかもです)!

背景は白です!もう一度言います、背景は白!です!!お間違えなく!

証明写真は機械使わなくても家で撮った写真をうまく使えば節約になります◎
こちら証明写真を用意するのにオススメのアプリです↓


3. パスポート

ビザ失効日=帰国予定日より3ヶ月以上の有効期間と、未使用のページが見開きで2ページ以上残っているもの

という制約があるので気をつけましょう。
また、パスポートの更新が必要な際は手続きから新しいパスポートの受け取りまで最低でも1週間はかかるようなので余裕を持って更新してください。

また、ビザ申請の際にパスポートは一旦預かられてしまうので、パスポートはスキャンしてデータとして持っておくと安心ですね🙆‍♀️


4. パスポートのコピー・前のパスポートのメインページ、ビザ、入国・出国スタンプのページのコピー・イタリアの滞在許可証を持っていた場合は、そのコピー

私はパスポートを留学に向けて更新したばかりだったので、パスポートのコピーとしては自分の顔写真が載っているページのみコピーしていきました。

前のパスポートのコピーは、自分の顔写真が載っているページと入国・出国のスタンプが押されているページのみコピーしていきました。後者はすぐに「これはいらないです」と返されたのですが、一応必要書類のリストに書いてあるので持って行きましょう。
もし「パスポートのコピーは全ページじゃなければダメだ!」と万が一言われたとしても、「今コンビニにコピーしに行ってすぐ戻ってきます」と言えばそれで済みます。絶対言われないと思いますが、心配性の方のために念の為・・・


5. 住民票

私はマイナカードを使ってコンビニで印刷しました。やり方はこちらを参照してください↓

↑の⑧で「証明書の交付種別を選択」とあると思うのですが、私は「本人のみ」で印刷しました。何も問題なかったです🙆‍♀️もし心配であれば「世帯全員」を選べばよいと思います。値段変わらないしね!


6. 住居に関する書類(賃貸契約書、寮などの入居証明書、ホームステイ先からの受け入れ承諾書、など)

留学先で住む場所が決まっている場合は、その契約書等を提出しましょう。

まだ決まっていない方は、留学先に着いた日から1ヶ月分のホテルを予約し、その予約確認書(?)を提出しましょう。その1ヶ月の間に家を探すんだな〜って感じで受け入れてもらえます。予約をする際にオススメのサイトはBookin.comです。

キャンセル料金が無料のため、ビザ申請の前に予約し、申請が通ってパスポートが返却されたらキャンセルしてしまえば大丈夫です。


ちなみに、ナポリ東洋大学では" Accommodation Certificate for VISA Application " という証明書を発行してもらうことができるので、これを提出すれば特にホテルを予約しておく必要はありません。
ただ、この証明書はあくまで「形だけ」って感じなので、実際は住居を確保してくれる保証はないと言っていいでしょう。

↑のサイトにログインすると"Accommodation Certification for VISA application"というところがあるので、クリックして申請してください。


家が決まらないよ〜どうしたらいいの〜って方はこちらを参考にしてください🫶


7. 経済力(?)の証明

私は自分の銀行口座を経済力(?)の証明に使いました。なので、自分の口座で書類を提出する人向けにこちらからは説明していきます。

まず大事なのは、早めに残高証明書の発行を銀行に依頼すること!!!
これまた私はボケっとしていて、残高証明書の提出が必要なことに気づいた時にはもう発行が間に合わない日にちになってしまっていました笑
結構時間かかります。すぐ依頼してすぐ発行してもらえるものではないのでお早めに!!
幸い、留学が決まったと同時にビザ申請のために通帳を発行していたので問題なかったです。危ない危ない。
ネットバンキングのみで通帳を持っていない場合は、早めに残高証明書の発行を銀行に依頼するか、留学が決まった時点で通帳を発行しておくのがオススメです!

ちなみに、私は約200万円ほどを自力で貯金し、証明として提出しました。
この他に奨学金も頂くことになっていますが、これまた私はボケっとしていて奨学金受給証明書的なものを申請し忘れていたので、結局自分の残高証明書のみしか提出できませんでした。でも問題なく手続きできたので、これくらいの金額であれば大丈夫なようです。

でも、自身の残高証明だけでは額が足りないと判断されることも十分考えられるので、せっかく奨学金を受給する方はこれまた早めに証明書的なものを出してもらいましょう!


8. 出願受付記録(UNIVERSITALYのウェブサイトからダウンロードしてプリント可)と大学からの入学許可書

まず、UNIVERSITALYって何だよ、って話ですよね。笑
手続きは済ませたものの、結局私もこれが何なのかはよく分かってません。とりあえずUNIVERSITALYを使ってオンラインのアプリケーションを済ませて!とのことだったので、慣れないサイトに苦労して「これで合ってんのかな〜」なんて何万回も思いながら進めました。ちゃんと合ってたみたいで良かったです。

ログイン→ホーム→Area Reservata→" Extra-EU citizen: Pre-enrolment application for a study VISA for Italy "の順番に進んでいき、求められた情報や書類をアップロードしていきます。

途中で"Course information"って欄があるのですが、ナポリ東洋大学の留学生は「どの学年のどの学部の授業も自由に取れるよ〜」的なスタンスだったので(私の理解が間違っていなければ😅)何と答えたらよいか分からず、適当にcourseは"italian language course"を、course typeは"Corso di lingua e cultura italiana"を選びました。
結果、大使館で「語学学校ではなくて大学へ行くんですよね?」って軽く確認されましたが、特にそれ以上追求されることはありませんでした。


9. ①日本の大学からイタリア大使館にあてた英文ビザ発給依頼書 ②在学証明書

①の発行願いを大学に出したところ、もらったのは「これは〇〇さんがナポリ東洋大学の留学生に選ばれたことを証明するものです」的なことが英語で書かれた紙でした。
「これほんとにビザ発給依頼書になるんか??」と不安でしたが、全く問題なかったです。

②は私の大学では自分で自動発行機的なやつで発行するものだったのでした。このご時世なのにネット上でダウンロードできなかったのは非常に面倒でした。

大学に発行をお願いしなければならないもの、自分で「学校で」発行しなければならないもの、など面倒なものが多いので、夏休みに入って大学の授業が終わったのに大学に書類を用意しに行かなければならないなんてことにならないように、学期中に用意しましょう。これも自戒を込めて笑


10. 両校のあいだで取り交わされた交換留学協定書のコピー

これも大学に発行をお願いしなきゃいけないやつですね〜


11. 滞在の全期間をカバーする海外旅行保険

私の大学では指定の海外旅行保険があったので、そこに入りました(ちなみに東京海上日動です)。

まだ渡航日程がはっきりしないときに申し込みの締切日を設定されてしまったので、適当にだいたいの日数で提出しました。まあ、後から変更もできるでしょ、と思っています。てか、そうするしかなかったし。

2023/9/18〜2024/7/17で86770円でした。比較の余地もなかったので、高いのか安いのかも分かりません。

気をつけなければいけないのが、ビザが認められる期間は保険の期間と同じになることです。なので、お金はかかりますがなるべく長めに保険に加入しておきましょう!


12. 申請料

これ、大学交換留学用ビザ申請書類のチェックリストには載っていますが、請求されませんでした。
日本から交換留学でイタリアに留学する人は申請料がかからないっぽい・・・まあ不安な人は持っていけばいいと思います。大学交換留学用ビザではなく何か他のビザの申請に来ている人がお金を払ってるのは見ました(日本円で払ってました)。


⚠️最後に注意点

①必要書類はホチキスでとめない
②必要書類はポケット付き(?)のファイルに1枚ずつ入れたりせずに、一回でまとめてボンっと出せるように一枚のファイルに全ての書類をまとめて入れる
③ビザ申請用のチェック書類にある順番通りになるように上から重ねてファイルに入れる

↑が守れていない人はビザ申請の受付の方にイライラされてしまっていたので気をつけましょう💦

後は、全ての書類は提出してしまうと返ってこないので、スキャンしたりコピーしたりして手元に残しておいてください!


④大使館に行く

1. ビザ申請の建物内に入るまで

予約を済ませ、必要書類も揃えたら、いよいよ大使館へLet's go!
私は田町駅から行きました〜割と歩いた気がします。

駅から歩いてきて初めに見える「イタリア大使館」と書いてある門の次の次の次の門がビザ申請のための門です。
「ビザ申請の方はこちら」的な案内も門にあったので(かなり小さいですが)、よく確認すれば問題なく見つけられると思います。

門を見つけたら必ずインターホンを押しましょう!
注意なのが、たとえ自分以外のビザ申請者がインターホンを押して門を開けてもらったからといってそのままその人に続いて入って行ってしまわないことです。
前の人が入っていっていったん門が閉まるのを待ち、それからインターホンを押すようにしてください。
(私はビザを受け取りに来た時に↑のようにせずに前の方についていってしまい、受付の方にほんの少し怒られました😅)

インターホンを押すと向こうから英語/日本語で挨拶されるので、普通に挨拶を返して「ビザ申請に来ました」と伝えてください。これは英語でも日本語でもイタリア語でも大丈夫です。
伝えた後は、受付の方が遠隔操作で門を開けてくれるので中に入って道なりに進みましょう。

受付にはイタリア人の方がいましたが、英語/日本語で話しますので緊張しなくて大丈夫です。会話も特になく、「パスポート見せてください」「電子機器はロッカーにしまってください」くらいしか言われません。指示に従いましょう。

ここでスマホやパソコンはロッカーに預けなければならず、建物内には持ち込めないので、心配な方は必要そうな情報をメモに書いておくなどして対策しておきましょう。まあなくても全然大丈夫です〜


2. 申請の建物内に入ったら

建物内には椅子があるので、自分の名前が呼ばれるまでは好きなところに座って待ちましょう。
ここで結構待つうえにスマホが使えないので、本や参考書など、何か時間を潰せるものを持っているといいかもしれないです。


3. 申請が終わったら

「〇月○日以降に取りに来てください」的なことを最後に言われて引換券的なものを渡されるので、忘れず受け取ったら終了です。

扉を出る時には特に受付の人に声をかけなくて大丈夫なので、ロッカーから忘れずに荷物を取ったら退散しましょう〜


⑤大使館に取りに行く

申請時にもらった引換券的なものを忘れずに持って、再度大使館に向かいましょう。この時は予約は必要ありません。
この時も門のインターホンを押して「ビザを受け取りに来ました」と言うのを忘れずに!
受付ではその引換券的なやつを見せれば中に入れてもらえます。


最後に

私みたいに情報がほとーーーーんどない状況に対処しなきゃいけない時に胃が痛くなっちゃう人のためにつらつら書いていたらこんなに長くなってしまいました笑

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます!
そして、皆さんが無事イタリアのビザをGETできることを願っております🫶

Instagramもやっているので良かったらぜひフォローしてください〜(今の所全然動かしてませんが)
@from__napoli  (アンダーバーは2つです!)
https://www.instagram.com/from__napoli/

このnoteを読んでもよく分からない、もっと詳しく知りたい、などあれば↑のアカウントにDMしていただければ返信します〜


以上、渡航まで2日となったるーちぇでした☺︎
Ci vediamo!

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