医療保険は必要か?あるいは公的保険の限界について

こんにちは。酒チャンスという立ち飲み屋さんをやっております新宿太郎と申します。

先日、長男が生まれ、夜中に面倒を見ているので少し暇な時間が出来ました。

さて、私は妻が重病にかかって長期入院をしたことがあります。
簡単な経緯は下記


妻の入院生活は8か月に渡ってのもので、転院を繰り返すような方のケースを除けば保健行政上の上限と言っていいようなケースだと思います。
その当時の支払いについて簡単にお話しをしたいと思います。

日本の公的保険には高額療養費制度というものがあります。

給与によりますが一定以上の医療費の支払いを限度額としてそれ以上の支払いを払い戻し、あるいは限度額適用認定証を提示することによって限度額の支払いに限定する制度です。
これはすごい助かりました。妻の場合は社会保険に入っていたので交付もスムーズで最初から限度額のみの支払いになりました。限度額は57000円程度だったと思います。

私はこの制度を知っていたため、「これならまあ」と思っていましたが、誤算だったのはシーツ代、着替え代、食事代などがこの制度の適用外だったことです。
当時はコロナ禍だったこともあり、差し入れなどの制限がきつくほとんどのものをレンタルしていたので一つ一つは小さな金額でしたが積もってみるとかなりの金額になりました。

色々計算してみたら大体入院費は1か月15万~30万の間で支払い総額は8ヶ月で150万程度でした。
これなら保険料を払わず、貯蓄して…と思われる方もいるとおもいますが
残念ながら、長期入院の場合退院してすべてが元通りになることは少ないと思います。
むしろ生活に何らかの制限が残るケースが多いと思います。
であれば(懐が許すのであれば)県民共済くらい入っていてもいいのではないか?と思いました。
※私は都民共済に入りました。

私は結婚式を挙式し、キャッシュが無くなり更に保険の見直しのために解約したタイミングで妻の入院があったのでまあ、結構困ったものです。
これを読んである方に私と同じような事態が起こる可能性はほとんどないと思いますが。

それと高額療養費制度で差額を後から払い戻してもらえる仕組みもあるらしいですが、払い戻しまでの期間がそれなりにかかる(2~3か月と聞きました)らしいので万が一重病にかかった場合は早めに限度額適用認定証の発行を申請することをお勧めします。
手厚い国民皆保険制度のおかげで普段は見えにくいですが、先進的な手術の費用になると高級車くらいの金額かかることもありますからね。
それを支払える資力のある方はそう居ないのではないかと思います。

今思えば、妻に年金と保険料の滞納や未払いが無かったのは本当に良かったと思います。
あったら多分破産まで行ってました。

それじゃあ太郎、おむつを替えて寝るから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?