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Bitwig Studio5.1とAbleton Live11

 年末年始にまとまった時間がとれたので、Liveも11にUPGして比較してみました。理由としてはLive12の更新内容がけっこうよさそうだったのと、使いたいM4Lが大量に出てしまったから。
 僕はLiveは8まで使っていて、その後Bitwig1で乗り換え。作った曲の数はLiveのほうが多いかも。

結論から書きます。

  • Ableton Live - M4LとPushを重視するなら

  • Bitwig Studio - M4LとPushがどうでもいいなら

この基準でまずは選んでいいと思います。

Ableton Liveの利点

  • M4Lが使える

  • Push(Bitwigでも使えるけど有志のドライバ必須)

  • UIが良くも悪くもシンプル

  • 普及率がとにかく高い。世界ではトップシェア

  • (参考)MIDI編集は12で強化されそう(予定)

Bitwig Studioの利点

  • UIと設計が合理的かつ優秀

  • プラグインが落ちてもDAWが落ちない仕組み

  • モジュラーシンセとの連携を含めハードウェアに強い

  • まだまだ拡大してないけどCLAPを提唱、利用可能

  • M4LはないけどGRIDシステムがある

この辺りのどこを重視するかで好みがわかれそうです。
改めて、LiveからBitwigへ乗り換えを検討している人は以下二点に注意です。

  1. M4Lや付属プラグインに依存している

  2. Pushとの連携が手放せない

これらがどうでもいいならBitwigを試す価値が非常に高いと言えます。

意見が割れそうなところ

  • ブラウザの使い勝手

  • オートセーブ(Live)とプラグインクラッシュ保護(Bitwig)

  • 付属しているプラグイン

感想

 M4Lの存在は圧倒的なLiveのアドバンテージです。Pushの快適度も流石に公式。裏を返せば、Liveは拡張性をM4Lに、インターフェイスをPushに振り切ることでソフトウェア側の設計の弱さを打開しようとしていると言えます。よって、本体の古臭さは誤魔化せていません。

 BitwigはそんなLiveの設計の古さへのカウンターとして作られた側面があるので、Liveを使ってて使いにくい部分へのフォローが徹底してます。Bitwigを使った後にLiveを使うとストレスが半端じゃない。一方でUIの情報量は多めです。なによりまだまだシェアが低いです。

 僕は単純に作編曲のDAWとしてどちらかを使うならBitwigを勧めます。しかしLiveの付属プラグイン、M4L、Pushの存在は大きいので、それらを重視するならLiveが選択肢に挙がります。現に僕もM4LのためにUPGしましたし、M4Lを使いたい時はLiveを使うと思います。
 あとは友達や仲間内で使ってるほうを使うとか。

BitwigでもLiveでもない選択肢

そもそもこの二つで悩んでない人はReaperを使いましょう!

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