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家庭菜園・ガーデニングの天敵、コガネムシ。マルチングで対策!植物別でのおすすめの方法とメリット・デメリットの紹介

だんだんと暖かくなり、家庭菜園・ガーデニングを本格始動する季節ですね!家庭菜園・ガーデニングにはとても良い季節なのですが、一方で天敵も活動し始めます。天敵の中でも最もやっかいなヤツの1つがコガネムシの幼虫ですよね。鉢植えの植物がなんだか元気がないなと幹を持ったらスッポリと鉢から抜けてしまった経験のある方は多いのではないでしょうか。
いろいろな対策方法はありますが、やはり一番は侵入させないこと、つまり土中に産卵させないことだと思います。今回は私が実践しているマルチング方法について、おすすめの方法についてメリット・デメリットとおすすめの植物を紹介したいと思います!


方法①:鉢底ネット

100円ショップなどでも売っている鉢底ネットをプランターの形にカットし、株元や幹の部分にだけ穴を開けてプランターの表面に被せてしまう方法です。株元にやや隙間ができやすいので、後述する鉢底石やヤシ繊維マットで覆っておくと良いかと思います。

メリット

隙間を作らないように設置さえできれば防御力は最も強いと思います。成虫の土中への侵入はほぼ不可能です。
また、設置・取り外しも簡単なので、植え替えや追肥などの作業の際にも面倒にはなりません。

デメリット

一番のデメリットは株立ちする植物や土中から脇芽やシュート(新梢)が生えてくる植物には使用することができないことです。例えばラズベリーなどは、毎年実をつける新梢が複数本生えてきますので、そのたびに鉢底ネットに穴を開けて、、、はかなり面倒だと思います。
他のデメリットとしては、単体では見た目が良くありません。基本的に真っ黒なので、存在感が強く人工的な見た目になります。そのため、バークチップなどのマルチング資材で上から覆うと見た目も防御力もアップします。ちなみに、バークチップだけでもいいのでは?と思うかもしれませんが、バークチップだけでは侵入を完全には防ぐことはできないそうです。

おすすめの植物

  • ブドウ・レモンなどの果樹全般(ただし、ラズベリー・ブラックベリーなどの株立ちする植物以外)

使用例

わが家ではブドウとキウイフルーツのプランターで採用しています。やはり見た目が良くないのと、スペースが勿体ないので、素焼きの4号鉢が入るサイズに鉢底ネットを丸くくり抜き、ほふく性のローズマリーやクリーピングタイムを植えた素焼き鉢をプランターに埋めてあります。どちらも地面を這うように成長するので、鉢底ネット上を覆ってくれます。そして、花も咲きますので、小さなお花畑になる予定です!

キウイフルーツのプランター。冬なのでタイムはほとんど枯れてます💧

こちらの記事でも紹介しているので、ぜひご覧ください。

方法②:ヤシ繊維

基本的には鉢底ネットと同じなのですが、ヤシの繊維でできたマットをプランターの形にカットして使用します。または、マットではなく、100円ショップなどでもヤシ繊維が塊としても売っているので、そちらを適度な大きさにほぐしながら、プランターに敷き詰めても良いかと思います。
また、円形の鉢用に専用の商品もあるので、サイズが合えばそのまま置くだけで簡単です。

メリット

株立ちする植物や株元や土中から脇芽やシュート(新梢)が生えてくる植物にも使用できます。放っておいても、新梢がヤシ繊維の間をかき分けて生えてきますし、気になるようであれば、ドライバーなどの棒状のものでヤシ繊維に穴を開けてあげても良いと思います。
鉢底ネットと同様に、設置・取り外しも簡単なので、植え替えや追肥などの作業の際もやりやすいです。

デメリット

有機物なので、きのこが生えたことがあります。一度きのこが生えてしまうと、経験上、完全には除去でききなくなってしまうので、新しいヤシ繊維に変える必要があります。
また、長く使うとペチャンコになり色も白っぽくなるため、古っぽい見た目になってきます。(ただ、分解されるほどではないので、防御力は変わらないと思います。)

おすすめの植物

  • ラズベリー・ブラックベリーなどの株立ちする植物

  • イチゴやハーブなどの多年草

  • 野菜類

使用例

この方法はイチゴとブラックベリーで使用しています。適度な大きさにちぎって使用すれば、どんな鉢にもパズルのように敷き詰められるので、とても便利です!ブラックベリーでは新梢がちゃんとヤシ繊維の間から飛び出てきてくれますよ😄

イチゴはちょうど開花の時期♪
ブラックベリー。株元から新梢が!イチゴと違い2年ほど使っているので経年劣化はしてますね。

方法③:鉢底石

大きめの鉢底石を鉢底ではなく、鉢の上面に敷き詰める方法です。軽石のようなタイプや発泡煉石(ハイドロボール)がおすすめです。コガネムシは足の付け根に硬いものが当たることを嫌がるそうなので、バークチップのような有機物よりも硬い素材だと防御力は高くなります。

メリット

見た目は一番おしゃれになります。色のバリエーションもあるので、プランターや周りの装飾と合わせることができます。また、設置自体はそのまま敷き詰めるだけなので簡単です。
また、ヤシ繊維と同じく、株立ちする植物や株元や土中から脇芽やシュート(新梢)が生えてくる植物にも使用できます。

デメリット

取り除くのが大変です。スペースの広い部分に使ったり、株立ちし、かつトゲのある植物(ラズベリーなど)だと、結構時間がかかってしまいます。

おすすめの植物

  • ブドウ・レモンなどの果樹全般

使用例

上記デメリットで挙げたラズベリーで使用しています笑 使用し始めた当時はおしゃれ優先で選択しました😅 見た目はおしゃれですし、新梢も問題なく生えてきてくれます。
ただ、植え替えの時に取り除くのが大変です💦 年に何度もあるわけではないので、なんとかやってはいます。

ラズベリー。こちらも新梢が出てますね!見た目は好きなのですが、トゲトゲの間から取り除くのがちょっと大変💦

まとめ

どの方法も今のところコガネムシの侵入を許していないので、何を優先するかで選んでいただければ良いかと思います!以下に簡単にまとめてみましたので、ご参考にしてください。

方法① 鉢底ネット
 
防御力:☆☆☆
 使える植物の種類:☆☆
 取り除き易さ:☆☆☆
 見た目:☆
 おすすめ植物:株立ちする植物以外の果樹

方法② ヤシ繊維
 
防御力:☆☆
 使える植物の種類:☆☆☆
 取り除き易さ:☆☆☆
 見た目:☆☆
 おすすめ植物:株立ちする果樹、多年草、野菜

方法③ 鉢底石
 
防御力:☆☆
 使える植物の種類:☆☆☆
 取り除き易さ:☆
 見た目:☆☆☆
 おすすめ植物:果樹全般

それでも、侵入を許してしまったら、薬剤や鉢ごと水没させる、などいくつか方法はありますが、どれも根絶させるのは難しいようです。。。なので、この時期から早めにしっかり対策をしましょう!


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