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農業という仕事を客観的に見てみました。

新年あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願い申し上げます🙇‍♂️

今年もみなさんに美味しいフルーツを体感していただけるように
自分の農作業と素敵な農家さん探しに勤しみたいと思いいます✨

昨年末お伝えした通り
自分の頭の中の話になるのですが
SNSで発信しようかとも考えたのですが
色んなところから批判が来たら面倒なので
こちらで発散させて頂きます🤣


早速ではあるんですが
少し前に考えていた事があるんです。

ぶっちゃけた話、農業って職業は人気がない。
その理由は
労働時間が長い
休みが少ない
収入が少ない
など言い出すとキリがないと思います😅

大事な「食」を支える仕事なのに人気がないって
すごい現象が起きてるな〜と不思議に感じる時もありますが
農家さんを深く見ていくと、色んなケースがあることがよく分かりました。

昨年は、色んな農家さんと話す機会があって、働き方の形として非常に参考になりました。

さらに
農業をしていると一度は聞いたことがあるレベルの有名人の中に
久松農園の久松さんという方がいるのですが
その方の考え方を参考にしたりしています。

というのも

少し前に、オーストラリアに住んでいる友人からこんなことを言われたんです。

「私にとっての農業は、何も考えずに楽しめる事なのですか?」

正直、答えはNOです。

何故そうなのか、というと
自分が農業を始めた境遇が由来しているからです。

そして、自分のように考えている人も多いだろうなと感じたので、色んな農家さんに話を聞くきっかけにもなりました。

個人的見解で農家さんを分類すると次の通りになります。

◆家が農業をしているパターン
①JA依存型農業をしていて、自分も農家になった
②独立型農園を経営していて、自分も農家になった

◆家が農業をしていないパターン
③農業に興味があり、学校卒業後に②や④の農園に就職
④異業種を経験後、農業分野に興味を持ち農業を始める
⑤異業種をしていたが、ものつくりがしたくて農業を始める

この他にもケースはあると思いますが
私が出会ったりSNSで見かけたりする人は
今のところこのどれかに当てはまります。

今の日本で一番多い農家は①番に分類され、私もそこに入ります。

そして
私だけではないと思いますが、①番の農家さんで
自ら進んで農家になった人はほとんどいません。
いわゆる兼業農家として、定年まで仕事をしてから農業を始める人もいますし
土地があるから農業をしているだけ、くらいの理由の人もいます。

日本の農家人口の大多数の人が、そんな境遇で農業をしているので
農業が楽しい仕事だという認識が広まる事がないのも納得じゃないですか😂

①の農家さんが頑張れば、②の農家さんのようになれるのですが
好きで始めた訳ではないので、そんな意欲もありません。

さらに
経営を学んでいないので、分からないからやらないという人も多いと思います。

つまり
今国内外で活躍していて有名な農家さんは
代々②の様な農業を営んでいるか
④の様に参入してきた人がほとんどです。

一方で
多くの自治体は、⑤の様な人を増やしたくて
助成金などを出すところもありますが
実際に農業を始めるとかなり厳しい現実が突きつけれられます。

②や④の農家さんは、人を雇って大量に生産しているため
販路も自由に決められますし、価格も交渉次第なので
やり方によってはどんどん成長していきます。

しかし
①の農家さんは、基本的には自分が全ての作業をしています。
そして、売値を自分で決める事が出来ないので
売り上げを増やすには、畑を広げるしかありません。
しかし、広げると作業負担が増えるので、そう簡単には出来ません。
だから、成長することを諦めてしまうのです。

それをどうにかしないといけない!
と私たち世代の農家さんは
SNSで発信を強めて個人販売を増やそうと躍起になっているかと思います。
まさに今起きている現象ですが、このほとんどは①の農家さんです。

そんな中
JAなどの特定場所への出荷依存を脱却する手法の一つとして
食べチョクやポケットマルシェの様なプラットフォームが成長し
ふるさと納税なんかも一般的になってきて
SNSをやらずとも、販路選択はかなり増えて来ています。

それでもなお
成長を諦めた農家さんは、行動を変えません。

そんな状況でも
私の使命の一つとして勝手に感じていることは
自分の次の世代が、前向きに農業をしたいと感じれる状況にしておく
というものがあります。

そのために
現状からどう変化していけばいいのか?

という事をずっと考えていたので
それを体現できる1年にしていきたいと思います🍎

今年もよろしくお願いいたします😊


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