125ccのバイクで日本一周【38日目】 北海道網走市〜雄武町
気温がグッと下がりました網走。昨日とは違って薄曇りの中、出発します。ここからは、ひたすら海沿いを北へ。日本地図の北海道の輪郭をなぞるように進んで行きます。
その前に、まずは網走刑務所にお邪魔する。日本最北端の刑務所ですよ。
静かな空気の中に赤煉瓦の壁がずっと続く。網走川と鏡橋がやたら印象に残る、なんとも不思議な場所でした。
面白かったのは、正門の隣にある「刑務所作業製品展示場だ」。家具から雑貨まで色んな物が売っているのだが、布製品、いわゆるTシャツやら前掛けなどのデザインが非常にイカしてた。
アジアンテイストなんだが、そこに独特のモダンさと、ちょっとした「刑務所」感が融合していて秀逸。思わず見入ってしまいました。
速攻でTシャツを2枚購入。後で調べてみたら結構有名らしいですね。なるほど品薄になるのも頷ける。
さて、想定外のナイスな買い物も出来たし、再出発。国道239を北上して行きます。
道中、見えたのは北海道で最大、日本でも3番目の大きさのサロマ湖。ここも面白い。オホーツク海と湖がほぼ繋がっちゃてるのな。折角なので海沿いを走れるだけ走ってみようと思ったが、そう上手くはいかず湖の下側の外周をグルりと半周。それでも非常に面白い景色が観れた。
「道の駅 サロマ湖」で小休していると、どんどん空模様が暗くなって行く。いかん、今日は雄武町まで行く予定だ。先は長いぞ。ロコ・ソラーレの皆さんに挨拶を済まし、慌てて出発だ。
ここからは、広がって行く暗い雲に追われながら黙々と走り続ける。すっかり日常になった、セイコーマートでここのところ俺定番の握りメシで食事を済ませ、北へ北へ。
流氷で有名な紋別を抜け、興部を越えたあたりでポツリポツリと降り始めたが、なんとか雄武まで辿り着けた。逃げ切れたぜ。
夕飯を調達に、雄武町で一番大きな店Aコープに行くと流石は港町、美味そうな魚がずらり。そして異常に安い。とは言え一人で色々買っても食い切れないので、魚貝の切り落としサービスパック500円を購入する。ところがこれがもの凄い量だった。
透明のプラパックにギュウギュウに詰め込まれたいろんな魚貝達。正直、すし詰めすぎて自分でもほぼ何を食べているのかは分からなかったが、まあ、どれも全部旨い。魚だけで余裕で腹一杯になった。
久しぶりの日本酒と海の幸で大満足の食事を済ませ、早めに就寝。明日は、いよいよ日本最北端のあの場所へ向かいます。
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