さあて、いよいよ本日で九州を離れます。ほぼほぼ3週間くらい九州にいたんだな。あっという間だった。

色々あったし、色々観た。色々喰ったし、何より走っている道が最高だった。まさにバイク旅にうってつけの九州地方だったな。

そして、その九州で最後に訪れるのは宇佐市にある「宇佐神宮」だ。全国に4万社あまりある八幡様の総本宮、まさに俺九州旅のフィナーレを飾るにふさわしい場所だ。

湯布を真っ直ぐ北上すること1時間、天気の良い山間の道を抜け宇佐に入ると、予想以上の大きさの境内が現れた。これはデカいぞ。そして宇佐参宮線でかつて活躍した蒸気機関車もお出迎えだ。

流石お伊勢さんに次ぐと云われる神宮だけあってデカいし見事。また境内を覆う原生林が素晴らしい。さすがは国指定天然記念物だ。

いやいや、これは広い広いデカい。楽しい。上宮、下宮への二股ってのも珍しいな。俺はウッカリ下宮から参ってしまったが、本来なら上宮から参ったほうがよろしいようで。まあ、「下宮参らにゃ片参り」。ちゃんと両宮参ったので勘弁してもらいますかね。

いやいやしかし驚くねえ、見どころしか無いですね。想像以上だ。このサイズ感と広大な雰囲気は伊勢神宮と似ているが、ちょっと違うな。こちらのほうが派手で賑やか。

参道にて。この蝉の轟音が映像で伝わるだろうか。滝のように降ってくる音に押しつぶされそうだ。ここまでの迫力は初めての経験だ。流石です。

たっぷり歩いてたっぷり見学したが、やはり時間が足りませんね。いやあ凄いね、素敵だったよ宇佐神宮。ここへ来て、また素晴らしい場所に来れました。良い経験しております俺。

そして、いよいよ本州に戻ります。ありがとう九州、凄く楽しかったです。

宇佐から再び北上し懐かしの北九州市に入り、また20円払って関門トンネルを抜け、山口県に戻りました。ああ、戻ってきた。戻ってしまった。

ここからは、方角的にも気持ち的にも「遠くへ向かう旅」というより、「家に戻る旅」という感じになりましたかね。

いよいよ終盤だ。　が、俺油断するな。