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「伝わるプレゼン」とはどういうものか?

「説明をしても、相手の反応がイマイチ」「資料はちゃんと作れているのに、相手に伝えたいことが伝わっていない」など、プレゼンに苦心してる人も少なくないのではないでしょうか? そんな悩みを払拭してプレゼン上手になるコツを4つあげていきます!!


数学的に

数字を用いて定量的に思考し、かつそれをロジカルに説明できるスキル「数学的思考」である  いわゆる理工系の学問としての数学を駆使してデータ分析することを数学的思考と表現する人もいるが、この記事で扱う数学的思考はもっとベーシックなものである

プレゼンを進めることができる有効な手段である 相手に納得感をもたらし、次のアクションを起こすための大きな意味付けを与えることができるからである

「失敗してもいいからとりあえず何かをやってみよう」ではなく、「何をやるにもしてもなるべく失敗はしたくない」という傾向が強くなっている それはつまり、常に彼らは「正しそうな根拠」を求めているという証であり、数学的思考に基づくプレゼンがビジネススキルとして欠かせない時代である

もし数字を使って論理的に考えることが苦手だという人は、まずは「数会話」から始めてみるといいだろう。これは深沢氏による造語で、例えば「あと少し時間をください」ではなく、「あと3分時間をください」という風に、日々の会話に具体的な数字を使った表現を取り入れていくというものです これが習慣化してくると、会話するための数字を自ら作ろうという発想が生まれ、次第にプレゼンにも数字が入ってきます ポイントは、いきなり思考を数学的にするのではなく、会話を数学的にするということです


「1-1-3」でプレゼンをロジカルに

より質の高いプレゼンを行うための方法として「1-1-3」という考え方です これは「1分で1つのメッセージを最大3つの要素で説明する」という意味のものです

余計なことは省いて、結論までシンプルに見せることは、わかりやすいプレゼンの特徴のひとつです そのため、与えられた時間が1分しかないと仮定し、それを3つの要素で説明するにはどうしたらいいか、という考え方でプレゼン内容を組み立てていくのです

数学的に説明せよと言われてもビジネスパーソンはなかなかできません しかし、「1-1-3」で説明せよと言われると不思議なことに誰でもできるのです こうすることで伝えたいポイントもしっかり要約され、なおかつ順序立てて説明しやすくなるので、必然的にロジカルに聞かせることができるのです


直感と論理のバランス

ビジネスにおいてロジカルな考え方は非常に重視されるものだが、とはいえ時には感覚的な考え方も必要です 大切なのは、直感と論理のバランスなのです

まず、日常的なビジネスシーンにおいては、直感と論理のバランスは9:1の割合で良いという どうせなら楽しく仕事をしたい、という想いは多くのビジネスマンが持つからです 「楽しい」「面白そう」「やってみたい」という感情を抜きにしてビジネスパーソンの成長はないし、成果も出ません 最低限のロジカルさは備えつつも、基本的には感覚寄りで周囲と協調しながら進めていけば支障はないでしょう

ただし、それがビジネスにおける勝負どころになるとこの割合が「1:9」に逆転します 自分のやりたいプロジェクトを進めるためのプレゼンなどにおいては、相手を説得することが重要で、そのためには先ほど説明した数学的思考に基づくプレゼンが必須になってきます この時だけは、主役が論理になります

ただし、ここでポイントなのはこのような大事なプレゼンのシーンにおいて、直感と論理のバランスを0:10ではなく1:9と提案している点です やはりプレゼンといえど、結局のところ人間同士の対話なのです 機械やAIが喋るような「完璧な説明」をしても、意外と相手はイエスと言わないことが多いのです

なぜそのプロジェクトをやりたいのか その熱い想いや信念といった、共感を生むようなマインドを表現することも欠いてはならないからです このような感情的な要素が、論理的に導き出されたエビデンスに対する信頼度を高めるためのスパイスとなり、プレゼンを成功させる大きな決め手に繋がるのです


相手の好きな言葉を知る

最後のポイントは、プレゼンする相手の「好きな言葉」を知っているかどうかです 上手に資料は作れているはずなのに、上司から「何かが違う」と言われる人はこれが足りていない可能性があります 例えば相手が「残業をなくせ!」という言葉をよく口にするタイプなら、それがまさに相手の好きな言葉であり、要は相手に響く言葉なのです そのため、プレゼンの際「この仕事の時間効率を○%アップさせることで、部長が最近気にされている“残業をなくす”ことができる。だからこのツールを導入した方が良いと思うんです」という風に相手の好きな言葉を入れて伝えるといいそうだ。このように、相手の“好み”に寄り添ったプレゼンをすることで、グッと伝わりやすさが増すのです

ただし、ここで気を付けておきたいのが、その言葉の定義を明確におくことです 例えば、最近よく耳にする「生産性」という言葉 一口に生産性と言ってもその意味合いは幅広い 相手がよく口にしていたとしても、例えばそれは所要時間に対しての営業利益なのか、それとも広告費1円に対する売上高事を指しているのか、このような具体的な中身を把握しておくことも忘れてはならない

最後に、「結果を出す人は仕事を始めるときにいきなり数字を触るのではなく、必ず相手になるであろう人間を想う」ことも大事である

これだけITツールが普及している現代、プレゼンのもとになるデータはいくらでも手に入ります そのため、重要なのはその中からどのデータを使えば相手に響くのか見極めることです 確実に伝わるプレゼンにするためには、自分がどう伝えるかということより、相手にどう伝えるのかという視点で考えてアウトプットしていくことが重要なのかもしれない






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