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キャッシュレスのすゝめ -こうして僕は現金を持つのをやめた-

「世間はキャッシュレスの話題でもちきりだけど、やっぱり現金じゃないと不安・・・」

そう思っている方、まだまだ多いのではないだろうか。

そこで今回は、(基本的に)現金を持ち歩かなくなったこの僕がいかにしてキャッシュレス生活を実現させたかを解説していこうと思う。
実際に僕は以下の目次の順に取り入れていった。

この記事ではあくまで初心者向けの解説をするので、ある程度キャッシュレスに理解のある方は目次だけ目を通してもらえばいいかな……。
マネできそうなところはぜひ取り入れてもらいたい。

1. クレジットカード(デビットカード)を作る

やはりキャッシュレスの出発点はここだろう。
社会人の中でもはや持ってない人のほうが少ないクレジットカード、これを持たずしてキャッシュレスは語れない。

クレジットカードが一体何なのかという解説はさすがにいらないと思うので、ここではまだクレカを持ってない初心者向けにおすすめのクレカを紹介する。(アフィリエイトとかではなく、自分も使ってておすすめできるものを紹介するだけ)

1枚目は「楽天カード」が圧倒的オススメ。
ポイント還元が1%と高いにも関わらず、年会費が無料。
しかも楽天ポイントは全国ありとあらゆるお店で利用できるので、余すことなく使い切ることができる。
聞くところによると審査もかなり緩いらしく、新社会人でも気軽に持つことができるカードと言われている。
ということでまず初めの1枚目は楽天カードをオススメする。

2枚目は「VIEWカード」がオススメ。
VIEWカードはJR東日本の子会社が発行するカードで、Suicaと一体型になっている。
特にJR東日本圏内に住んでいる人にオススメで、主な使用用途はもちろん交通費。これについては後述するが、とにかくSuicaとの親和性が高く、手軽に1.5%のポイント還元を実現できる(通常の買い物は0.5%)。しかもこのポイントはSuicaにチャージして使えるので、こちらも楽天ポイントと同様に使いやすい。

僕は実際にこの2枚をメインに使っており、公共料金や買い物は楽天カード、電車・バスの交通費はVIEWカードを利用している。

そもそも2枚持つ必要あるの?と疑問に思う方もいるだろうが、個人的には2~3枚持っておくのが安全だと思う。
万が一不正利用に遭ってカードを止めざるを得なかったりすると、新しいカードが届くまでクレカが使えなくなってしまうため、その保険も兼ねて最低2枚持っておくと安全。

ちなみに、学生にはデビットカードがオススメ。クレカは1人前に稼げる人が使うものであると僕は思っているので、アルバイトしか収入のない学生は無難にデビットカードを使おう。
クレカと違い、決済時に即口座から引き落とされるので、現金と同じ感覚で使える。マネーリテラシーが高くない人にもおすすめしたいカード。

2. Suica/PASMO等の交通系ICを利用

一部地域を除き、全国で普及している交通系IC。これを有効活用しない手はないだろう。

とにかくなんでもSuicaで払ってみよう。
全国展開するチェーン店では基本的に電子マネーが使えるので、特に心配する必要はない。Suicaの残高さえ足りていれば財布を取り出す必要もない。

また、お持ちの携帯でモバイルSuicaが使えるのであれば、積極的に使うべき。モバイルSuicaを使うとクレカからチャージすることができるようになるため、現金チャージのために券売機へ行く必要もなくなる。

さらに応用として、先述したVIEWカードを使うとさらに便利になる。
これはSuica限定の話になってしまうが、SuicaとVIEWカードを紐付けることで、オートチャージ機能を利用することができる。これは文字通り勝手にチャージしてくれるものだが、例えば「○○円以下になったら△△円チャージする」というように設定しておくと、改札を通過する際に残高に応じて自動でチャージされる。
僕はモバイルSuicaにVIEWカードを設定し、「3000円以下になったら1000円チャージ」の設定をすることで、常に残高3000円以上をキープしている。3000円分あればちょっとした外食やコンビニ程度で困ることはないだろう。
いちいち操作してチャージするのが面倒な人にオススメ。

ここではSuicaとVIEWカードの例を説明したが、Suica以外のICカードでオートチャージを利用する場合、ICカードの種類によってオートチャージを利用できるクレカが変わってくるので、そのあたりは各々調べてほしい。

3. 交通系以外の電子マネー(QUICPay・iD等)を利用

交通系ICの弱点は、残高を気にしなければならないこと。
例えオートチャージがあったとしても、チャージしてくれるのは改札通過時のみなので、普段電車に乗らない人は恩恵を受けられない。

そこで、残高を気にせずに利用できる電子マネーが、QUICPayiDだ。

(ここからはiPhone7以降もしくはおサイフケータイ対応のAndroidを持っている人限定の話になる。)
クレカをiPhoneやAndroidに追加することで、クレカを電子マネーとして利用することができる。
これは非常に便利なので、全クレカユーザーに使ってもらいたい。

例えば、楽天カードをiPhoneやAndroidに登録するとQUICPay対応の店で利用できる。「クレジットで」と言う代わりに「QUICPayで」と言ってかざすだけで決済終了。
決済自体はクレカに対して行われるので、Suicaなどと違って残高は気にしなくて大丈夫
僕は楽天カードがメインカードなので、QUICPayを愛用している。

ここで、「クレカ決済じゃだめなの?」と思う人もいるだろう。たしかに、電子マネーが使えてクレカが使えない店とかほぼ見たことがないので、クレカで決済しても全く問題ない。
ただ、電子マネーのメリットは決済時間が非常に短いことだ。

クレカだと、財布から出して差し込んで暗証番号入れて(もしくは署名して)取り出して財布にしまうという複数工程を強いられる。電子マネーならスマホだしてかざすだけ。

ぜひこの違いは体感してほしい。絶対電子マネーのほうがいいから。

4. QRコード(バーコード)決済を利用する

サービスが始まってまだ間もないQR決済。PayPayを筆頭に普及してくれたおかげでより一層キャッシュレス化に拍車をかけたと思う。

そんなQR決済は、電子マネーと違い対応スマホを厳選する必要がなく、アプリさえインストールすればすべてのスマホで利用できるのがメリットだ。

レジにてQRコードまたはバーコードを見せて読み取ってもらうことで決済できる。
主に、PayPay・LINE Pay・楽天Pay・d払い・au PAYなどが挙げられるが、おそらく一番有名なのはPayPayだろう。
PayPayは利用できる店舗が他と比べても非常に多いため、使い勝手が良い。

(ここは気になる人だけ読めばおk)
基本的にどれも同じ仕様なのでどれを使ってもいいのだが、僕は主に楽天Payを利用している。その理由は、PayPayの還元率が渋いからだ。
楽天Payは常に1.5%のポイント還元を受けられるのだが、PayPayで同じ還元を受けるにはかなり厳しい条件を満たさなければならない。ちなみにデフォルトの還元率は0.5%と高くない。ペイペイジャンボのようなキャンペーン期間だけ使うという感じ。

ただ、QR決済はたしかに便利ではあるがデメリットがある。

1つ目は、アプリを起動しないと使えないということ。
3で書いたとおり、電子マネーは決済時間が非常に短いことがメリットなのだが、QR決済は、スマホのロックを解除しアプリを起動しコードを店員に見せる、という工程を踏まなければならない。

2つ目は、インターネットに繋がっていないと使えないということ。
屋内や地下など、電波が悪いところで決済しようとしてなかなか繋がらないという事態になればレジであたふたしてしまう。

結果的に1つ目のデメリットがストレスを生み、僕自身は次第にQR決済を使わなくなっていった。

ただそれでも、キャッシュレスを実現するためには必須レベルのサービスなので、これも有効に活用していくとよいだろう。

5. 財布を変える

個人的にはこれが最も自分をキャッシュレス生活へと導いてくれた。

皆さんはどんな財布を使っているだろうか。
折りたたみ財布?
長財布?
それとも巾着………?

ここでキャッシュレス生活にとっておきの財布を紹介する。
それが、Secrid(セクリッド)の財布だ。

この財布の最大の特徴は、小銭が入らないというところ。
紙幣はある程度入れられるが、5枚以上入れると膨らむのでそこまで入れられない。
その代わりに、カードはたくさん入る。
というかもはや、カードケースに近い。

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財布の下部にレバーがあり、引くとカードが階段状に飛び出すという、男心をくすぐられるギミックまでついている。
僕はここに
・健康保険証
・マイナンバーカード
・楽天カード
・VIEWカード
・キャッシュカード×2
・病院の診察券×2
を入れている。これだけ入って大きさもカードサイズ!前ポケットにもすっぽり入る。

「そんな小さい財布使えるわけ無いじゃん!w」
そう思う方に向けてこの財布の運用方法を伝授しよう。

レシートは受け取らない。その場で捨てる。
ムダなポイントカードはつくらない。アプリで完結させる。
③キャッシュレスに非対応の店舗には行かない

特に③が非常に大事なポイントで、これはSecridの財布を使い始めてから初めて芽生えた意識だった。
つまり、お釣りが入らない財布だからこそ「お釣りが出るのが嫌だ」と自身に思わせて出向く店舗を変えるのだ。
そしてその意識は自然と僕をキャッシュレス生活へ誘ってくれた。

ただ、現金がどうしても必要になる場合もあるだろう(病院とか)。そんな時はお釣りをポケットに入れて、自宅の貯金箱にポイすればOK。

6. 家計簿アプリを活用する

5で「レシートは受け取らない」と説明したが、そうなると収支が確認できず家計管理が大変になるという意見が出てくるだろうが、ご安心を。
家計簿アプリを使えばいいのだ。

中でもオススメが、Money Forward ME(マネーフォワードME)だ。

このアプリは、預金口座やクレカ、電子マネー等の利用履歴を一元管理することができる超超超便利アプリ。
それぞれ登録することで、口座の預入・振込・引落や、クレカの利用明細、電子マネーの決済履歴をもとに収支を自動で計算し、人目で家計を把握することができる。

そもそも、なぜアプリでの家計管理がオススメなのか。
それはもちろん手書きで管理するのが面倒というのもあるが、最大のポイントはキャッシュレスだからである。

日々の支払いをキャッシュレスに集約することで、ほぼすべての収支をアプリ内で管理することができるようになる。

「現金でないと使った感覚がなくて怖い」
と言う人をよく見かけるが、逆にキャッシュレスにすることで毎月の収支をこのアプリで常に確認することができるので、節約できるポイントを探りやすくなるはず、と僕は思っている。

実際に僕が使っているアプリをお見せするのは恥ずかしいので、アプリの解説動画を是非ご覧頂きたい。

7. まとめ

結論、キャッシュレスを使おうということにはなるのだが、やはりどうしてもすべてキャッシュレスとはいかない場合もある。

それが、地方に住んでいる場合である。
正直都市部に住んでいるなら現金がなくても困ることはめったに無いのだが、地方だと話が変わってくる。
先述したとおり、全国チェーンは基本的にキャッシュレスに対応しているものの、地方は個人経営の店舗も多く、そういった店舗では非対応の場合が多い。
これはもう仕方がない。時代の流れを待とう。

一方で、都市部にお住まいの方はこの記事を読んでからすぐにでも導入してくれたら嬉しい。
初めの導入はとても大変だと思うが、その後には便利で豊かな生活が待っているはず。

もう給料日にATMに並ばなくていいのだ。
もう感染リスクのある現金に触れなくていいのだ。

それでは皆さん、素敵なキャッシュレス生活を。

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