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レコードぶらり旅 in 仙台 ③

「Store 15Nov」を後にしたぼくは雪道を西南へと進み、「Vol.1」へ。せんだいメディアテーク付近にこの店が出している個性的な電信柱の看板が点在していて、是非行ってみようと思い立ったのだった。

店は、大きなアーケードの商店街の端にあるビルに位置していた。普段は19時まで営業しているようだが、たまたまこの日は18時閉店。入店したのが、17時35分を過ぎた頃だったから、20分程度しか時間がない。その割に店内はかなり広い。アナログ、CDだけでなく、本なども充実している。しかも、仙台のご当地ものの本なども扱っていて、ゆっくり見たいという衝動に駆られる。お店のイメージとしては、京都に居たときに良く通っていたビーバーレコード(すでに閉店。悲しい)に似た雰囲気か。ビーバーレコードに比べると店内はだいぶ整理されていて綺麗だが。とにかく、時間がないので、サクサクとレコードを見て行く。こういうときに、特価品のエサ箱から見てしまうのが、ぼくの悲しい性。JEFF BERLIN & VOX HUMANA『CHAMPION』、Gerry Malligan『A Profile Of Gerry Malligan』、Genesis『abacab』、O.S.T.『女と男のいる舗道』(7吋)、松平健『夜明けまで』(7吋)、バリー・サドラー軍曹『悲しき戦場』(7吋)、ビリー・バンバン『さよならをするために』(7吋)、O.S.T.『もしも、あの世にゆけたら』(MASH)(7吋)。全部で2000円也。東京のユニオンあたりで見かけたら買わないようなものまで買ってしまった。「MASH」の7吋なんて、名曲「Suicide Is Painless」の邦題が「もしも、あの世にゆけたら」なんていうナイスなものだったと知ったうれしさだけで衝動的に購入。これぞ小旅行の醍醐味。

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