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サービスを受ける側が「サービスを提供したい!!」と思われる行動をすると、もっと気持ちよい関係になれると思うんです[利益とは何か #6]

数々の実践例に触れるとき、たった一言の言葉の理解の違いが、大きな成果の違いに結びつくことを思い知らされます。その中でも事業の目的と利益の位置づけに関する誤解による組織の活動不全は決定的です。

【物語で学ぶ 北海道健誠社①利益創造物語ー利益は目的ではなく条件である】


言葉の意味の理解が適切かどうか、それは利益がそこそこだった時期から、利益が倍増にいたる変移をもたらします。
詳しくは本書をご確認ください(*'ω'*)

今回の引用文を見たときに、
「お客様は神様です」
という言葉を思い出しました。

引用されている部分は、経営者が利益という言葉に対する勘違いが引き起こすもの、という視点で書かれています。
わたしは、正しい言葉でも使い手が違うと、もたらされる結果がおかしなことになるのでは、という視点で考えてみます。

商品を提供する側が、商品をどのように届けるかを真剣に考えるから、お客様にとって大切な商品、必要な商品を適切に届けるために、自分以上に大切にされるべき存在として、「お客様は神様です」という言葉が使われるようになったのではないでしょうか。

でも、その言葉をサービスを受ける側が使い始めたら、それはおかしなことではないかな、と思うのです。
もちろん、サービスを提供いただいて対価を払いますが、「自分(お客様)は神様である」ということはサービス以上の満足を提供されるべき存在として扱え、と求めているということですよね?

なんでそんなことが起こるようになったんだろう……と原因を一人で考えてみたところで、多くの方が関わる問題を解決できるわけではありません(-_-;)
これからできることを考えたほうが建設的です。

サービスを受ける側が、適切な対応をしなければ、サービスそのものが衰退してしまう可能性があります。
そのサービスが提供され続けるために何ができるか、考えて行動するようになりたいな、と感じました。

このことを考えたきっかけは、「せっかく市町村からサービスが提供されているのだから、そのサービス提供が継続されるためにありがたく使わせていただく」という話を聞いたからかな、と思います。
サービスの提供側、提供される側どちらもwin-winになるためには、お互いがお互いを思いやることが不可欠だと思うんです。
それは少なくとも、顧客側から見て「お客様(自分たち、サービスの受け手)は神様である」ということではありません。

今日もサービスを提供してくれてありがとうございます。
そんな気持ちをもっと表現していきたい、そう思う人たちの輪が広がればいいなぁ、と感じる今日この頃です( *´艸`)


こんなお話、最近多くないですか?
動画・記事拝借します(;^_^A

山に親しんでもらえるのはうれしいけれど、トレイルランを楽しまれる方の安全確保や、トレイルランによる山道の破損が激しく維持が難しくなり、やむを得ず「トレイルラン」を禁止にせざるを得なかったお話です。

書籍も多く発売されていますが、サウナがブームになったおかげで、マナーが徹底されない場が多くなり、従前より利用されてきた方の利用減少もみられ、運営側も苦慮しているというお話です。

マナーを考えて行動することを教える人が少なくなったから? と時代の変化のせいにしてはいられません。
個人がマナーを考え行動できる状況をつくるほうにシフトすべき時期なのではないでしょうか。
サービスを提供する側も、どんなサービスを提供すれば顧客に満足してもらえるのか、日々ものすごく考えていらっしゃいます。
サービスを受ける側にも同等の努力が必要とされてもいいんじゃないのかな、と思うのです。
トレイルランを楽しまれるのであれば、山道の維持保全のボランティアに参加する、保全費用を負担する、自らも安全対策を徹底し安全策を周知徹底する側として活動する……いろんなことができると思うのです。
サウナや温泉も、そのサービスを提供する人たち、そこを使う人たち全員が気持ちよく過ごせることを気にかけるだけで、使い方は大きく変わってくると思うのです。
そのお互いへの思いやりこそが、サービスをこの先長い期間気持ちよく提供してもらえる環境づくりの第一歩だと思うのですが、いかがでしょう?


思わずサービスを提供したくなる人、「どんなサービスをしたらより喜んでもらえるだろう」と想像してもらえる人、そんな人になりたいな、と思います。
そんな人になれたほうが、より良いサービスを提供できるような気がするんです。
そんな人のほうが、顧客の創造ができると思うんです。
日々、「こんなことしたら〇〇さんに喜んでもらえるかな(*^▽^*)」と考えている方のほうが、より多くの人が気持ちよく享受できるより良いサービスを生み出すと思いませんか?
かゆいところに手がとどく、そんなサービスを生み出せるようになりたいものです(*'ω'*)

どんなサービスがあったらいいな、と思いますか?
そのサービスがあると社会はどのように変わりますか?
そのサービスを提供するために何ができると思いますか?
そのサービスが提供されるために何があればいいと思いますか?
今あるサービスで長く残ってほしいものはありますか?
長く残すために、あなたができることは何ですか?
誰を巻き込んだら、そのサービスは長く維持されると思いますか?
みんながどんな行動したら、サービスが良い状態で長く提供されると思いますか?


実践するドラッカー【利益とは何か】』 
chapter1 「利益」とは何か p11 #6


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サークル始めました♪
あなたの事業は何ですか?
あなたが得た利益をどのように活用していきますか?
……そんなお話ができたらいいな、と考えています(*'ω'*)


実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が1セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか?

[利益とは何か]は、ミッションからスタートする<5つの質問>というツールを使いこなせるようになることを目的に書かれています。

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