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篠笛とわたし#9


おさらい会が明けて2023年12月。
とある日曜日に私は教室にレッスンに向かった。
「おさらい会が終わってみんなやる気になったのかいっぱい楽譜持ってきたんよー。あなたも吹きたい曲があるなら楽譜持って来てね。数字譜打つわ。」と先生が言った。
吹きたい曲ならある!
レッスン終わりに早速、その曲の楽譜を探した。
槇原敬之さんの「遠く遠く」だ。
遠く遠く離れていても僕のことが分かるように力いっぱい輝ける日をこの街で迎えたい
このフレーズがすごく好きで、自分とリンクすることがある。
音声配信アプリで知った篠笛という音楽の世界
。日本全国、いや世界各地で音声配信されている今遠く遠くにいる人でも音声配信アプリがあったから近くにいて繋がれている。ような気がする。
いわば勝手な仲間意識には近いが、誰とでも気軽に繋がれる時代。いい作用だ。
だから、篠笛でこの曲を吹きたい!そう思った。そしていつかは篠笛で演奏会をしたい。その時には1番かもしくはオオトリでこの曲を持ってきて、ありがとうを伝えたいと思った。
あくるレッスンの日、槇原敬之の遠く遠くの楽譜を先生に渡して数字譜を託した。

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