日常

今日も下北沢の街並みは変わらない。
冬休みを楽しく過ごす為にやってきた若者たちが街をゆっくりと眺めるように歩いている。

年始に風邪をひいた私は所用だけ済ませてそそくさと自転車で家路を急ぐ。
日常が一瞬で壊れてしまうことをこの数日間にわたり思い知らされているところだ。

どこで何が起こるかなんて分からない。
日が暮れた薄暗い住宅街で自転車を漕ぐことさえ急に怖くなる。
いつもよりも車に気を付けながらスピードを落として漕ぐ。

家路について、昨日の夜ご飯に食べたカレーの残りでカレーうどんを作って少し早めの夕食を済ませた。

テレビをつけても、携帯を見ても、情報過多すぎて自分の生活の仕方さえ思い悩む。
今が特別なわけじゃなくて、いつ何時も世界でも日本でも知らないだけでいろいろなことが起きていて、みんながいっせーのせで笑顔になれることはない。

大きい声が正解とも限らないし、正義とされてるものが果たしてそうなのかも分からない、絶対にみんなと同じことをしなくちゃいけないわけでもなく、きっとあなたなりの寄り添い方だってある。

知らんぷりなんてできるわけがない。
だからこそみんなどうしたらいいのかと思っている。

せめてフォロワーの人たちのちょっとした気休めにもなればとインスタのストーリーでリプを返したりしている。

私たちは繋がってると分かるだけで、ほんの少しだけ心が安心するものだ。
SNSをこんな時こそ都合よく使っていったらいい。

新年早々、いろいろなことが重なって不安じゃない人なんているわけがない。
不安であるのが当たり前で、それを強がる必要もない。

あなたはあなたの生活を守ることを考えればいいのだよ。
自分のことを誰よりも心配してあげて。

自分が今幸せでいることに罪悪感を持たずに、当たり前じゃない日常に感謝をして自分の日々を頑張って生きるのだ。

私もあなたと繋がってることで救われている一人なのです。

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