笛田サオリ

さめざめ/音楽家/文筆家/アクセサリー作家 女の子の気持ちを具現化できる表現者になりたい。

『愛がなんだ』の絶妙な共感性と描写と人間関係。

映画『愛がなんだ』を観てから、ずっとあの映画のことを考えている。

ネタバレがあるので、映画を観たいかたはこの先は読むか読まないかご判断を。

上映場所や期間が広がり、この先もどんどんたくさんの人に観られるであろう作品。

この映画は絶妙な塩梅が凄い。
この絶妙さはなんなんだろうと考えていた。

・主人公てるちゃんがいつも幸せそうに笑っていたこと。何一つ悲劇のヒロインぶってないところ。時には切ない

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愛がなんだには、醜くも純潔な愛が溢れてる。

愛なんて普遍的な言葉ほど、信用できないものはない。
愛の基準なんて人それぞれだし、愛の形なんて目に見えないから分からないし、色だって赤で喩えられることが多いけど本当に赤色なのかも不明だ。

映画『愛がなんだ』を見つけたとき、さめざめとして音楽をやってるものとして観るべき作品なことは分かっていた。

ただ、観るべき作品だと分かってるから
観たらその作品の痛みや切なさに押し殺されてしまい鑑賞後の精神状

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最初で最後かもしれない。

誰かに会いに行く
それはそれはとても素敵なこと
しかも誰に会えるかも分からないのに会いに行くというのはとても勇気がいること
それが全国ツアーだと思う
行ったこともない土地や縁もゆかりもない土地だけど、その土地の人たちがもしかしたら自分の音楽を待ってるかもしれない
その微かな期待を背負ってしがないミュージシャンたちはツアーに向かう

事務所に入ってたときだってそうだった
みんなでギュウギュウにな

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簡易的なラブホみたいな。

昨日買った108円の洗剤で今朝、洗濯機をまわした。
108円で洗剤が買えてそれなりに汚れを落としてくれるなら何でもいい。
粉洗剤のため、矢じるしが記された通り箱の紙を平行に破いてく。
よくあるそれなりの粉洗剤なら、開封した後もちゃんと蓋としての役目はあるのだが
108円の洗剤は破いてしまったら蓋としての役割には足らず、破いた部分が隙間となりちゃんと閉まらなくなってしまった。
ついでにスプーンも付い

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108円の洗剤

線路沿い自転車を走らせる
いつか誰かと歩いた道
思い出しては思い出を轢くように自転車を漕ぐ
途中で寄った100円ローソン
切れた洗濯機洗剤を買う
108円で洗剤が買えたことを忘れていた
いつだって気軽に贅沢をして生きて
当たり前すぎて大切ささえも簡単に捨ててしまった
自分の口から出た言葉
自分の目が出たものが
自分の未来を変えてしまった
108円の洗剤で汚れはとれるだろうか?
明日の朝、実験をして

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私は私を救うために。

数年前に手相を見てもらったとき、「あなたは37歳が人生で一番良い年です。」と言われた。
あの頃は37歳まで何年あるんだよって思ってたのに、気づけばその歳になってしまった。
本当にこれが人生で一番良い年なの?って疑いながら3ヶ月が経とうとしてる。

きっと運命は構えてはいけないんだろう。
構えた瞬間に身も心も硬くなる。

人生で一番良いかは今のところ分からないけど、とても素敵なタイミングでさめざめが

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