自費出版をするなら、紙と電子書籍どっちがいい?メリットを徹底比較

紙と電子書籍では、自費出版する際にかかる費用や作業の手間が違います。必要最小限のコストで最大限の利益をあげられるように、両者のよいところを知っておきましょう。
今回は、自費出版における紙と電子書籍それぞれのメリットを比較していきます。

自費出版をする場合、紙の本を印刷するか電子書籍を出すかを自分で決めなければいけません。
紙の書籍と電子書籍はそれぞれ特徴が異なります。もちろん、どちらか一方が優れているわけでもありません。両者のメリットを比較して、自分に合った出版方法を決めることが大切です。
今回は、自費出版を検討している人に向けて、紙と電子書籍それぞれのメリットをお伝えします。


自費出版を紙で行う際のメリットは所有欲を満たせることなど

自費出版を紙で行うメリットは、以下のとおりです。

1. 所有欲を満たせる
2. 一般流通に乗せて書店でも書籍を販売できる
3. プレゼントや手土産として渡しやすい
4. 紙質や装丁等にこだわることができる

1. 所有欲を満たせる
紙を使った自費出版には、「印刷した書籍が形として手に残る」というメリットがあります。
電子書籍が普及している今も、紙の本を好む人は少なくありません。紙の書籍を出すと、「本を出した」という実感も湧きやすいですし、自身の実績として本を紹介することもできます。
とくに、年配の方と関わる機会の多い職種の方や、自費出版を通じて自身のブランディングを強化し、ビジネスを成功させたい方は、紙で自費出版をしたほうがよいでしょう。

2. 一般流通に乗せて書店でも書籍を販売できる
自費出版で作った紙の本は、ネット販売だけでなく実店舗でも販売できます。
ただし、装丁や組版等をすべて自分で行い、同人イベント等で販売するスタイルだと、一般流通に乗せるのは大変です。
自身の書籍をより広い販路で売りたいと考えているなら、出版会社に自費出版の元データを預け、代わりに編集・公正・印刷・宣伝等を任せることをおすすめします。
個人ではなかなか営業をかけることのできない取次会社や各本屋とのコネクションで本を紹介してもらえるでしょう。

3. プレゼントや手土産として渡しやすい
紙の本は、一般的な書籍と同等の装丁をつけられるので、プレゼントや手土産にも最適です。
手元にある程度在庫を確保しておけば、友人はもちろん、仕事関係者など、さまざまな相手に渡せます。イベントや講演会に参加する場合などは、よいアピール材料にもなります。

電子書籍は便利ですが、IT分野に詳しい方やネットに親しんでいる方以外の印象が弱くなりがちです。業種によっては紙の本を選んだほうが利益につながるでしょう。

4. 紙質や装丁等にこだわることができる
紙の本ならではのポイントとして無視できないのが、紙質や装丁へのこだわりです。自費出版の場合、一般書籍ではなかなか使われないような高級紙や手触りのよい紙を自由に使うことができます。
表紙のカバーにエンボス加工を施したり、全ページの外枠にデザインを入れたりと、オリジナリティーの高い本を出版できるのです。
株式会社風詠社の場合、用途や手触りの違うさまざまな種類の紙を選んでいただけます。紙質や装丁だけでなく、一般的な書籍とサイズの異なる本も出版可能です。

電子書籍で自費出版をするメリットはコストの安さなど


電子書籍を使って自費出版をするメリットは、以下の2つです。
1. 出版コストが安い
2. 品切れや絶版の心配がない

1. 出版コストが安い
電子書籍は、紙の書籍と違って紙の仕入れや印刷、流通にかかる送料や在庫の保管・管理費用等がかかりません。そのため、紙の書籍よりも低コストで自費出版することが可能です。
出版コストが安いぶん、紙の本に比べると販売価格は安くなってしまいますが、自費出版のハードルは低いといえるでしょう。
1冊あたりの出版コストが安いと、利益率も高くなります。とくに、電子書籍は紙の書籍よりも印税率が優遇されているケースが多く、ヒット作を出せば大きな利益を出すことも可能です。

また、原稿となるデータを手元で用意できる場合は、自著を販売するまでの手間や労力もある程度削減できます。
たとえば、紙の本を自費出版する場合、1冊1冊の本を識別できる世界規模の共通企画、ISBNコードの取得が必須です。
電子書籍の場合は、ISBNコードを取得しなくても販売できます。

2. 品切れや絶版の心配がない

電子書籍は物理的な在庫がないため、品切れや絶版の心配がありません。
紙の書籍だと、自著が話題になって注目を集めた場合、うまく売れ行きを伸ばせないというデメリットが生じます。電子書籍はデータなので、無制限に販売が可能です。売れ残ったり返本されたりといったリスクもありません。


自費出版をするなら紙と電子書籍を上手に使い分けよう

紙と電子書籍には、それぞれの強みがあります。著者の仕事や自費出版の目的等に応じてどちらを選ぶべきかが変わってくるので、自分に合った出版方法を選びましょう。

紙も電子書籍も、自分ひとりの力で市場に出すのは大変です。
自費出版にかかる負担を軽くするなら、プロの出版会社の力を借りましょう。製本や流通のノウハウを上手に活用して、自費出版を成功させてください。


風詠社は、プロの書き手ではない一般の方々の価値ある作品と出会いたいと思います。

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