自費出版で自作の本を世間に見てもらうということ

出版業界の変化

世の中には文章が好きという人、本が好きという人は数多くいます。趣味として読書を挙げる人もとても多いものです。

そして、読書が好きな人の中には、さらに自分でも文字を書くことが好きという人がいます。最近では文章にまとめる方法も多様化しており、ただ原稿用紙に小説や随筆、自叙伝のような文章を執筆するだけでなく、パソコンに入力して書く人もいますし、ブログやオリジナルのノートにまとめている人もいます。

SNSの流行に伴って、個人でまとめたノートをインターネットで共有したり、自由に閲覧できるようになったりしており、特にSNSの中ではこのような記事を掲載して、趣味の合う人たちがオフ会を開く、コミュニティを作るなどして盛り上がっています。

このような時代の流れに伴って、ブログやSNSで有名な人がその趣味の内容をまとめた本を出版するケースも増えています。本と一言でいっても文章が綴られたものだけでなく、写真やイラストを織り交ぜたものも多く制作されるようになっており、旅行の記録や生活の記録、日々綴っているノートの記録などといった、ブログの内容やSNSに上げている内容をより分かりやすいものにまとめて、本にするというケースも出てきています。

また、最近では出版業界も苦戦しており、本が売れない時代にさしかかっています。しかし、印刷の技術は日々進化しており、今までよりも安い金額で本を制作することが可能になってきています。

さらに、ペーパーレス社会になり、電子書籍が登場してきてから本の世界でも様々な変化が起きています。そのため、自分の本を出版するチャンスについても、今までよりも広がりを見せています。

自分の本を作品にする

自分の本を制作したいと思った時に、自費出版がすぐに浮かびます。しかし昔から、自分の本を制作するということはとてもお金がかかることであり、滅多なことがない限りすべきではない、利益が出ないと思って制作すべきということが思われてきました。

確かに、有名作家のように販売ルートが作られており、本を書けば装丁を整えて製本し、流通させるところまで全てを出版社が行ってくれるようなことは、一般の人が本を制作しても行ってもらうことはできません.

そのため、自費で本を制作するというのは、友人との記念のために制作したり、会社の周年記念として、社長の退官記念として制作したりするなど、記念品として皆に配るようなイメージがありました。

しかし、最近は印刷技術の進化、パソコンの編集機能の進化により、簡単な本であればリーズナブルに作成することができるようになり、個人が楽しむために印刷をして製本するというケースも増えてきています。

例えば、旅行の思い出や結婚式の思い出、家族でのイベントの思い出、ブログやSNSに掲載しているものや自分がデジタルカメラで撮影した1年の記録を、フォトブックとしてまとめることも簡単であり、なおかつ1冊から作成をしてもらうことができます。このような技術を用いて、学校での文集のようなものも、本格的な印刷で残すことができるようになっています。

もちろん、注文部数が増えればその分印刷費用も皆で割ることができるようになりますし、割引サービスも行われるようになります。そのため一人当たりの負担額もかなり安い価格で抑えることができます。

こうして昔に比べて格段に、本を作成するということは身近なものへと変わりつつあるのです。

自分の本を世間に流通させる

せっかくだから、個人で楽しむだけでなく自分の本を世の中に流通させたい、本屋に並べて欲しい、ということを考える人もいます。このようなことについても最近では少しずつ柔軟に対応できるようになっています。

その理由が共同出版です。これは、自分が初版分の印刷・製本に関する費用を負担する代わりに、出版社が持っている流通ルートを使用することが可能であるという方法です。

本を制作するのに必要な費用については負担をするものの、そのあとの店舗への売り込み等は全て業者が行ってくれるため、自分が行うよりも広範囲の書店に並べることができますし、一番難しい売り込みの手間が省けるのはとても大きいとして、人気を集めています。

また、企業としても販売数については利益を出すためのノルマを背負う必要がなく、なおかつ初版分以降の売り上げが出れば自分たちも利益を得ることができるということで、互いにとってメリットが大きいとして最近よく用いられる安い手法となりつつあります。

しかし、契約内容の認識違いによるトラブルも増えています。出版社側が全ての著作権を持ってしまったために、どれだけ売れても利益が自分には全く入らないようになっていたり、販売経路を利用する場合には、その使用料金を支払う必要がある契約内容にされていたりといったトラブルで揉めてしまうケースもあります。

作者側が契約書に署名や捺印をしてしまっていると、契約が締結されたということになり、後からこのような不平等な条件が提示されていたことに気づいても手遅れなことも多くあります。

ですから、もしもこれから自分の本を制作するということで動いている人は、必ず契約内容について慎重に確認する必要があります。


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