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お世話になったサイト。

"Point of View"

知っているひとは知っている?


 どうも、於兎沢(おとさわ)です。
 "Point of View"というサイトがあるのを、ご存知でしょうか?
 以下のサイトが、それです。

 このサイトでは、小説の技術講座が初級から中級まで書かれてあります。

 作者さまの自己紹介は"Not Found"になってしまったような古(いにしえ)のサイトなのですが、重要な記事は今でも読むことができます
 大変シンプルな教え方で読みやすいので、興味本位で覗いてみるのもよいかと思います。

 もちろん、ここで書かれたことが全ての解ではありません。
 私が自分の文章を、型に嵌めすぎてライターズ・ブロックを拗らせたように、その時どきで正解となる書き方は違うと思います

 それでも、行き詰まっている書き手さんや、初級の方々(私も散文においては初級だと思います)においては非常に役立つのではないでしょうか?
 また、一度初心(しょしん)に還りたい人びとにも良い刺激になるかも知れませんね。

描写したい。


 最近自分は、雑記など説明的な文章ばかり書くことが増えて、描写の練習ができていないのも、筆力が衰えた由縁と思われます。

 そこで、まさに初心に還って、"Point of View"にてどのように描写が教えられているか、に戻ってみました。
 私のレトリック練習の最初は、このサイトからだったからです。

 事実を順序よく並べてほのめかす、焦点を合わせる、そのための技法――そういったものが書かれてあります。
 講座内で太字になっているところだけでも拾ってみてください。
 いかにして、“小説らしい文章”ができているかが解き明かされてあります。

余談:さらなる深淵。


 余談ですが、このサイトから離れて、さらに深くふかくレトリックに入りたい方は、夏目漱石『文学論』や丸谷才一『文章読本』、五十嵐力『新文章講話』や『実習新作文』、『修辞学綱要』といったものに触れて行くことになるでしょうか。
(この五十嵐力さんは、中村明さんが平易に再整理するより先に、レトリックについて精密に分析された方です。
 一時期、国立国会図書館で存在したサービス“近代デジタルライブラリー”)にてこれらの著作は公開されてありました。
 現在サービス終了後、同じようにPDF形式で読めるのかはわかりません……実に残念なことです。
 いずれ、青空文庫に掲載されることを心から祈っております。)

紹介したかっただけ。


 さて、今回のnote記事は、このサイトを紹介したかっただけです。
 自分だけが恩恵を受けるにはもったいないと思えるサイトなので。

 検索の仕方次第でみつけることができずに損をする、ということも大いにあり得る話です。
 書き方で悩める方々のひとりにでも、届きますように

 ここまで読んでいただき、ありがとう御座いました。
 それでは失礼します( ..)" ペコリ

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