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[読書記録 vol.5]女子大生、オナホを売る。

※画像とこの記事は関係ありません!あくまでイメージです。

友達にどんな本か簡単に伝えるとしたら
市場のインサイトをいかに発見して、リサーチして、そこに届けるかと言うマーケティングの本。
企画やマーケティング、営業を始めたばかりの人とかにたくさんヒントや気づきがあってオススメ。マーケティングの入門書としてもわかりやすいと思う。

エロネタが嫌いだった女子大生がなぜオナホに着目してそこに心血を注いでいくことになったかの奮闘記が、まるでスポコン漫画を読んでいるように面白い。
この神山さんという当時女子大生だった方がとにかく聡明で、根気もあるし、発想の転換もできるし、行動力もあるしで、そりゃ有能だわと感心させられる。
タイトルのインパクトに引いて読まないってのはちょっと勿体無いよ!

書籍概要
女子大生、オナホを売る。
著者:神山 理子(リコピン)
初版発行日:2023/4/27
出版社:実業之日本社
kindle unlimited:なし
kindle:1,386(購入時)

マーカー引いた箇所、メモ
・リサーチするときは「世界一そのジャンルに詳しい人になる」ことを目指す
「私にオナニーの相談をしたら、即答でその人におすすめのオナホを提案できる」状態、つまり「世界一オナホに詳しい人になる」ことを目指してリサーチする

・インサイトを発掘するためには、
→まず自分に思い込みがあることを知る
→欲求の深掘り&仮説
→インタビュー
→仮説を検証

・良いコンセプトとは、
【性質要件】=
①ターゲット顧客がまだ解決していない悩みを解決できるもの②同じコンセプトで売り出している商品が、まだ市場に存在していないこと
【表現要件】=
①その商品が持つ最大の特徴と、それによるユーザーベネフィットがすぐにわかること
②1分で表現できること

・キャッチコピーのゴールは、
その商品がターゲットとする顧客に商品情報を読んでもらえるようにつなげること・顧客の視界に商品が入ってから購入されるまでの大きな流れは、差別化→期待→確信
・「目を引く」とは、
検索ユーザーが一目見ただけで瞬時にその商品のコンセプロがわかるようにすること
・全ての改善は必ずA/Bテストで良し悪しを検証。Amazon広告を利用すると良い
・ここでの広告費は「テスト予算」と割り切る
・広告に成果が出ない時に真っ先に疑うのは、運用方法ではなくクリエイティブ
・フォロワーが少ない一般人でも、へビーユーザーならそのコミュニティにおいて大きな影響力を持っている
・顧客本人ですら気づいていないインサイトを、他人が気付けるのがマーケターの面白いところ。占い師みたい。

感想
タイトルと表紙イラストにびっくりしてしまうが、内容は至ってまともな頭の良い女子大生の奮闘記。
神山理子さんはとても聡明で、分析力、客観視力、発想力などどれもレベルが高く勉強になる。


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