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主の山に備えありbyバイブルラインを読んで

この記事を読んで 思い出したことがあった。

 私の一番上の姉は とても熱心なクリスチャンだった。
その姉は数年前に亡くなっているけれど、いつも話は聖書のことばかりだった。

 姉は とても質素だった。洋裁学校を卒業して内職として私たち妹3人の 洋服を塗ってくれていた。
私たち妹がお気に入りの生地を持って行くと、そのデザインは姉が考えてくれる。
そのデザインは いつも 私たちが目を輝かせるような夢のある洋服に仕上がった。

 妹である私と7歳上の姉が お揃いの生地で一番上の姉がデザインして 縫ってくれた服を着て歩いていると、みんなが振り向くことがあった。

だって、一番上の姉のデザインは デイズニーのお姫様が着るような服を 想像させてくれていたのだから…

私たちの選ぶ布地は フワフワでもなくキラキラな生地でもなかったけれどダーツやシャーリングで胸のふくらみや袖をとり、ウエストはお腹の部分でV字カット切り替えをいれ 左右の腰からリボンのような紐をつけ、後ろで蝶々結びをするような夏服だった。
薄い紫色の地に モダンな線や形が印刷された木綿の布地だったので、私たちはとても着やすくっておしゃれな夏服だったことを思い出す。

そうしていても、一番上の姉は質素な生活をしていて、洋服を縫ったお代金の10%を教会に持って行った。

母に言わせると、「だから、いつまでも貧乏なんだ」と、言っていたけれど

 ある時、急にお金が入用になった時のこと、姉は神様におすがりするしかない状況だったので、懸命に祈っていたら 思わぬところから、お願いしていた金額がはいった。とか…?

私はまだ若かったので、その話を半信半疑で聞き流していた。

その話は 「神様に懸命に祈ったら、本当に聞き届けてくださる」と言う 言葉と共に、何回か聞かされていたけれど、私は半信半疑を拭えない思いで聞き流していた。

しかし、この記事を読んで、フッと姉の言葉とその奇跡を 思い出したのだ

今でも、「?」はついているけれど、今 騒がれている宗教のように「信者が大金を献金しなければ、先祖が救われない」というのでない。

「神様の方から 与えてくださる」ことを 姉が実証してくれていたのだ。

決して、大金で先祖を救うなど あり得ない。

それを要求する宗教は 本当の宗教でない。

そのことを しっかり頭に入れておくことが 大事なことである。


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