2024.01.07 台北~福岡【クロアチアツーリング10日目】
台北到着
ウィーンから久しぶりにアジアに戻ってきた。定刻より1時間早い午前6時に台北桃園国際空港に到着。
中華民国の国旗が見えた。
飛行機を降りる頃には明るくなっていた。バスでターミナルに向かう。
台湾入境
台北を観光するため9時間の乗り継ぎ時間がある便にした。一旦空港から出てMRTで台北の市街地まで行くことにする。
入境審査の列では必要書類を受け取っていなかったため列に並び直しになり、30分ほど入境の手続きに時間がかかったが通過できた。広告はもちろん繁体字ばかり。久々に漢字というものを見た。
台北MRTで台北市街へ
次の7時34分の便で台北車站へ。コンビニがあったので飲み物と使い捨てのパンツを買った。後で履き替えよう。
この日の気温は17℃、天気は曇りで過ごすのにちょうどいい気温。ヨーロッパとそこまで変わらない服装で過ごせたので、上着が邪魔になることも少なかった。
40分の乗車で台北車站に到着。京成スカイライナーの広告があったが、戦前に消滅したはずの「東京市」という表記。
台北地下街・台北車站
台北で初めに行ったのは「台北地下街」。松山市民なので松山市駅近くの「まつちかタウン」にしか見えなかった。雰囲気がとても似ている。
駅弁の販売所。電車の形をしている。
トイレに入ると避妊具の自販機があった。写真と金一色のパッケージ、強そうな見た目をしている。
4年ぶりの台北車站、以前来たときとほぼ何も変わらない。
変わった形の観光バスが停まっていた。
4年前はここで自転車台湾環島の記念に写真を撮った。
朝食
駅を出てすぐのところで朝食を探す。基本的に現金しか使えないので7-11を見つけてATMで現金を約5,000円ほど(=NT$1,000)下ろし、それから向かった。
向かい側の店は日本式カレーライスも出しているようだった。
少し辛めの麺料理。NT$100
台北地下街方面へ再び歩く。ここにも日本と同じく自転車横断帯があった。日本だけのものかと思っていたが、クロアチアでもスロベニアでもオーストリアでも見かけた。
台北地下街で見つけた「日本」
イラストが2000年代の雰囲気を感じる。
朝早かったため、開いているお店は少なめ。
「くじ 楽しい」所々で日本語を見かける。
「カワイイ大王」
台北地下街の端にあるハリボテの日本。いかにも「外国から見た日本のイメージ」という面白さ。日本風の絵が描かれていて、屋根は立体的。なぜか「お祭り」という文字が書かれている。
ママチャリ、よく見るとGIANT製。初めて見かけた。
國立臺灣博物館鐵道部
行きたいと考えていた台北駅徒歩圏内にある、國立臺灣博物館鐵道部を訪問。鉄道の歴史や技術に関する展示が充実していて、2時間ほど見て回っていた。これは楽しい場所だ。
下の写真は台湾の線路延伸の歴史を表している。険しい地形に阻まれて建設が困難であり、鉄道で台湾が一周できるようになったことはわずか30年ほど前、1992年のことだった。台湾の地形の険しさは自転車で一周していて実感した。
模型は1990年代と1910年代の台北が再現されている。
電光掲示板の体験コーナー。自分で端末で行先など選んで、そのとおりに表示される仕様。
昔の日本地図も展示されていた。予讃線が「伊豫」(=伊予市駅)までしか開業していない。展示を見ると全体的に昔の日本の鉄道を称賛する内容、「日本のおかげで台湾にも鉄道を導入できた」などという内容が多かった。
展示物は鉄道ばかりではない。なぜか住宅に関する展示が充実していた。
日本円で1,000円以上の値段で割高だが、美味しかったので良かった。
食堂内の壁。客車を再現している。
桃園国際空港へ
歩行者用信号。絵柄が特徴的。
駅に戻ってきた。
ガチャガチャコーナーがあったのだがラインナップが謎。団地のドア…?水道の蛇口…?
Charge SPOTは日本とほぼ変わらない。
台北地下街へ再び入る。午後から営業する店が多く、14時時点ではとても賑わっていた。ゲームやアニメなどの店が多め、日本とそこまで変わらないように思える。
「おいしいおふとん」…?
さて、空港に向かおう。この時点で飛行機が出る2時間前、空港までは40分かかるのでギリギリだ。
高架区間へ。高層ビルが多く建っている。久々に都会を満喫した。
MRTの途中には山も見える。
14時54分空港着。
急いで荷物検査・出国手続きを済ませた。
免税店で台湾ドルを使い切り、お土産を買ってから搭乗口へ。
✈BR102 TPE - FUK
福岡行き16時25分発。BR102便に搭乗する。
わずか9時間ほどの滞在だったが、台湾は楽しかった。もうすこし円高が進んで、航空便が復活すればまた来てみよう。
高速道路や工場が見える。
海の上に出た。これから福岡までは一眠りすればちょうど良さそうな時間だ。
夕食は機内食。
福岡の市街地が見えてきた。
福岡到着
定刻通り、19時40分に福岡に到着。特に問題もなく、税関手続き、自転車と荷物を回収できた。
ターミナルの隅で自転車を組み立てる。警備員に聞いたところ、段ボールは捨てて良いとのことだった。久々に日本語が通じるところに戻ってきた。
1時間近くかけて自転車を組み立てて、本日の宿へ。自転車は機械式ディスクブレーキの調整が必要だった他は目視の範囲では異常なし。
久々に走る日本の道路。
21時過ぎに宿に到着。チェックインするときにほぼ全てモンベルの服だったので「モンベルの店員さんですか?」と聞かれた。(よくある話)
日付が変わるまで同じ宿泊客の方と旅について話しており、寝るのが遅かった。この日は静岡から来たという2人組と酒を飲みながら話していた。
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