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2023.04.03 足摺岬ツーリング3日目

スノーピーク土佐清水キャンプ場

 朝4時半に起床。まだ暗い中朝食を済ませ、出発の準備をする。このキャンプ場は騒音防止のため本来は朝9時以降でないとチェックアウトすることはできないのだが、自転車のため騒音は関係ないということで早朝出発を了承してもらった。

 朝6時に準備完了。

 キャンプ場内も桜が咲いていた。

 朝焼けの中、出発する。

 今まで泊まったことないような高級なキャンプ場だった。

国道321号 土佐清水市竜串~片粕

 足摺海底館前のポスト。ここの施設はグラスボートが有名。

 砂浜から景色を眺める。

 海の中に出ているのは海中展望塔。

 国道321号を走り始める。

 竜串を過ぎると民家も少なく、右側には山で左側には海という風景がひたすら続く。

 下川口の集落手前で宿毛方面の県道が分岐する。

 下川口集落では国道は海側を迂回する。

国道321号 土佐清水市片粕~貝ノ川

 朝日と自転車を撮影。

 小さな島がいくつか見える。

 大きな橋で片粕地区をパスする。

 向こうには旧道が見える。今では「サニーロード」というおしゃれな(?)名前がついているのだが、以前は「酷道」の1つだったようだ。

 

 次はトンネル…なのだが、そのまま走ってもつまらないのでトンネルの左側に旧道がないか覗いてみる。

 予想通り旧道を発見。

 舗装はされているのだが徒歩か自転車でなければ通過できない。

 落石が多め。

 カーブミラーも落ちていた。

 ガードレールも海に落ちていた。

 急に舗装が綺麗になった。

 「亀岩」という岩があった。

 小さい滝を発見。

 海は波が高く荒れていた。

土砂崩れにはもはや驚かない。

 道路に穴が開いていた。

 大きな岩は自転車を担いで突破。

 現道に戻ってくることができた。

 貝ノ川という集落。国道を挟んで両側に民家が点在している。

 かつては小学校もあったようだ。

 高知県土佐清水土木事務所により設置された道路情報の看板。市外局番は5桁だった。

 この集落には郵便局もある。

国道321号 土佐清水市貝ノ川~大津

 再び旧道へ。

 旧道とはいっても、舗装は綺麗だった。こちらはガードレールも綺麗。

 …と思っていたら再び荒れ果てた道路に変わる。

 土砂崩れで道幅は半分くらいになっていた。

 現道は険しい地形に橋を架け、トンネルを通している。

 ここも担いで通過。キャンプ装備の30kgの自転車では重かった。ディレイラーなど破損しないように慎重に担ぐ。

 落石防止ネットも、もはや効き目がない。

 現道に戻ってきたのだが、リアディレイラーの動きがおかしい。前回交換からたった900kmしか走っていないのにシフトワイヤーを見てみるとほつれていた。ここで予備のワイヤーに交換。

叶埼灯台周辺

 先ほど前方に見えた橋を渡る。

 現道はトンネルで通過しているのだが、旧道は叶崎灯台を経由する。

 左にある旧道へ。

 ここも足摺宇和海国立公園の一部。

 灯台付近には東屋もある。

 灯台付近からの眺め。

国道321号 土佐清水市大津~大月町小才角

 現道に戻る。高低差50mほどの崖の上に道路を通している。台湾の蘇花公路もこのような感じだったなと思い出した。

 橋の親柱に魚が乗っている。

 再び旧道を経由。ここも1車線。

 海の近くとは思えないような風景を進む。

 落ち葉で道路が茶色い。

 開けた場所に出てきた。

 「四国のみち」に指定されているようだ。

 一気に小才角の集落まで下り。ここまで土佐清水市だったが、小才角から先は大月町に変わる。

 宿毛32km。今回は柏島を経由するので、かなり遠回りになる。

国道321号 大月町小才角~才角

 海の見える風景が続く。

 大月町才角の手前で左に曲がる。国道はここから山の中に入る。

 国道沿いに保育園跡があった。

大月町才角~樫西分岐

 国道を離れて海沿いへ。

 大月町大浦にて。

 小さな漁村を抜けるとまた山の中へ。

 桜も残っていた。

 いつの間にか、海との高低差は大きくなっていた。

 あの船は何だろうか?フェリーのように見えたが、どこの航路かは分からない。

 ここは月山神社という。

 分岐は左へ。右は国道321号に繋がっている。

 急坂急カーブの連続。

 久々に海が見えた。

 誰もいない海の雰囲気がとても良い。

 民家や畑もあるエリアへ。

 集会所と神社のある交差点を左へ。

 再び険しい山道が始まった。

 もちろんヘアピンカーブもある。

 切通しを越え、下りに転じる。

 遠くに海が見えてきた。

 県外ナンバーも多いのだが、この辺りに黒潮生物研究所という施設があるらしい。

 海が見えてきた。

 大月町西泊の港。


 この集落にも小学校がかつては存在した。

 塀には卒業生が描いた絵。

 月灘海岸線の石碑。

 ここで国道方面の道と分岐。バス停は「樫西分岐」という名称。

樫西分岐~大月町頭集

 大月町樫ノ浦の集落へ下りていく。いきなり急坂。

 弁天島周辺の景色。

 

 急な上り坂で樫西園地へ。桜が咲いていた。

 蜂が飛んでいて怖い。刺されないように避けながら歩く。

 樫西園地から西側を眺める。

 再び走り始める。

 周防形地区へ。

 県道に合流。

高知県道43号 大月町頭集~平山

 県道で柏島へ。

 移動販売車「とくし丸」が停まっていたのでここで補給食のパンを買う。

 柏島の手前で昼食。「なぎさ」という店。

 ラーメンセットを注文。

高知県道43号 大月町平山~柏島

 大月町平山から柏島までは残り9km。

 集落を過ぎると上り坂。

 旧道が右へ分岐。

 行きは現道へ。

 交通量の少ない2車線道路。

 トンネルを抜けると開けた景色。

再びトンネル。

 雲行きが怪しくなってきた。

 緩やかな下り坂で標高100mから海へ。

柏島

 柏島に到着。晴れていたら綺麗な海が見られるのだが…。

 柏島中学校跡地は駐車場になっている。ここの島はWikipediaによると以前はパチンコ店や映画館まであったようだ。

 ここで県道は終わり。

 高台に上っていく。

 自転車の写真を撮影。

 集落を一望。

 奥には走ってきたトンネルが見える。

 柏島西側の海を眺める。


 柏島の郵便局。

 少し晴れてきた。

 柏島の古い橋は工事中。

 柏島を出発。

高知県道43号 大月町柏島~大堂山展望台(途中から旧道経由)

 柏島を離れる頃になって青空が広がってきた。

 2%の緩い上り坂が続く。

 向こうには展望台。

 海は透き通っている。

 県道柏島二ツ石線の開通記念碑。平成23年3月竣工。

 砂浜へ下りる道。途中からは地形に隠れて見えない。

 この辺りで猿が出てきた。

 行きの道と違って旧道へ。

 旧道上のバス停。もうバスは運行されていないようだ。

 旧道は右側へ。

 旧道にも標識がそのまま残っている。

 1車線の道が続きヘアピンカーブもある。

 宿毛方面は左。大堂山展望台に行きたいので直進する。

 立派なトイレは閉鎖されていた。

 ごみ箱も収集されていないようだ。ゴミがあふれていた。

 観光案内図だけは真新しいものが設置されていた。人気のない寂しい雰囲気。

 15%はあるような上り坂。

 展望台に到着。景色は良いのだが人の気配を感じない。

 標高200mからの眺め。

 通ってきた道が見える。

 左側には断崖絶壁。

 柏島を一望できる。

 「お猿公園」行きたかったのだが時間がないのでパス。ここで雨が降ってきた。晴れ予報だったのだが。

 急な下り坂で駐車場に戻る。

高知県道43号 大堂山展望台~大月町平山

 今度は宿毛方面へ右の道を進む。どちらも現在でも県道に指定されているのは信じがたい。

 動物注意、と猿のイラストがあった。ここの分岐を右折。

 相変わらず狭い道が続く。

 この道幅でも歩道完備。歩く人はいるのだろうか?かつてはここも柏島に向かう車がたくさん通っていたので、徒歩では危険だったのだろう。

 少し広くなった。

 昭和40年代完成の小さな展望台があったのだが眺めが良くない。昔は木がなく、ここから一望できたのだろうか。

 遥か下に見えるのは現道。険しい地形なのが分かる。

 左に曲がって宿毛方面へ。やっと旧道が終わった。

 集落が見えてきた。

高知県道43号 大月町平山~鉾土

 桜並木の前で撮影。

 国道に向かって上り坂が続く。

 ここにも道路の開通を記念する立派な碑を発見。

 国道321号に合流。

道の駅おおつき

 少し走って道の駅おおつきへ。ここでお土産を買って、コーヒー味のアイスを食べる。

国道321号 道の駅大月~大月町弘見

 再び走り始める。

 大月町役場の前を通過。

 大月町の中心部を走行。

 ファミリーパークササヤマ、というスーパーのような建物があったので覗いてみる。中は自販機しか置いていない。

 低い峠を越える。

 大月町から宿毛市へ。

国道321号 宿毛市小筑紫町~宿毛市街地

 駅まで平坦な道が続く。

 「お買い物は宿毛の店でね!」どこかで見たことあるフォント。

 国道321号の両側、道のすぐそばまで店が連なっている。やや狭い道だった。


 路肩が狭すぎてブルーラインが消えている。

 駅までもう少し。

 宿毛市街まで5km。

 道の駅すくもは改装中で入れない。

 橋を渡ると宿毛市街地。

土佐くろしお鉄道 宿毛駅

 16時に宿毛駅に到着。ここまで走った80kmの道のりは、距離の割に見どころが多く楽しかった。

 輪行準備の前に宿毛駅の中を見て回る。「道の駅すくも」のスタンプも改装工事の期間中はここで押印できた。宿毛駅ではレンタサイクルが充実しており、ロードバイクやマウンテンバイクも借りられる。

 目の前を通ったのは1便前の宇和島バス宿毛行き。大型の路線バス車両が通る。

 輪行作業を始める。

 宿毛駅まで開通したのは1997年のことで、日本国内で見ると鉄道の開通はかなり遅い地域だった。それもあって、人口2万人の市ではあるが高架の駅になっている。

【宇和島バス】宿毛駅~宇和島駅

 ここからは路線バス輪行で宇和島へ。

 宿毛市街地を抜けると普通の路線バスが60km/hで県境の峠を越えていく。気分はスリル満点のアトラクション。

 愛媛県に入った。

 一本松の辺りにて。徐々に暗くなってきた。

 愛南町の城辺バスターミナルを出発。帰宅時間帯ではあるが、この日は春休み期間中だったので南宇和高校からの乗車も少ない。

 愛南町柏(旧内海村)にて。夕暮れの中、国道56号を北上。

 2時間バスに揺られて宇和島駅に到着。

【特急宇和海】宇和島駅~松山駅

 特急宇和海を待つ。反対側には予土線の列車。

 途中の八幡浜駅ではみきゃん列車とすれ違った。

 21時半に松山に到着。














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