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パフェ・王国・崩壊

へんな汗ばかりかいていた
笑顔を標ぼうしていたわたしが
全部を大丈夫にするのにはすごく時間がかかるのに
全部ダメにするのは「死ね」でできる
「殺す」でも
いいし
適当だよな、そこらへん

プルルルルルルルルル

そんなに言わなくてもわかるよ、と言いたくなるぐらいうるさい電車の音が、殺害予告のように我の耳を通過。
街中のBGMに耳をレイプされる。
街中で、こころのノートに書かれてたような、
耳障りな言葉ばかりが標ぼうされているのに、
どうして男の子たちはわたしのことをママみたいに扱うの?

わたしは、街コンで知り合った、
まるで白痴としか言えないような男と邂逅し、
名前のない素敵な関係を築いた。
彼の誕生日に、ケーキをワンホール買って行ってあげて、
それを口に突っ込むと、
「この生クリーム、なんだか今までに味わったことのない味がする。」
と、10回ぐらい、感心したような口調で、うわごとのように言っていた。
バカ!! それは、バタークリームだよ。

脳みその皺みたいにうっとおしい
そんなんばっか言われて
どんどん単純になりたい
脳みそ ツルツルに整形したいよ

静かに目を閉じる
わたしの中にある水族館が見える
わたしは魚やクラゲを一切無視し、疾走する
お土産コーナーへ向かう
わたしは魚より、お土産コーナーが好きだ
マーケティングされきった、女児向けの、
ゴテゴテに標ぼうされた、お土産が、好きだ

おはようございます。
……え? 大丈夫かって?
とりあえずわたしは元気です。ありがとう。
心配させちゃったね。
そうだよね(笑)会社に冷えピタして通勤する不思議ちゃん、好きになっちゃうよね。
おっぱいもありえないくらいでかいし。
……揉んで、いいよ?(笑)

わたしの中のパフェ・王国・崩壊。
わたしをけたぐりしてきたので、死刑執行。
火炙りの刑で、お砂糖で作られた国は、崩れちゃった。
わたしの中のパフェ・王国・崩壊。
わたしの中のパフェ・王国・崩壊。
わたしの中のパフェ・王国・崩壊。

けたぐりされているとき、王女(わたし)はこう叫んでいたらしいよ。
「なんでどうしてこんなに愛されない!」

あなたの日記には、こう書かれていた。
「夏。夏。
アナルの毛を剃り忘れたので、蒸れて痒い。
暑い。




心臓がドクドクする。どうしてこんな風になっちゃったんだろう。」

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