へんな汗ばかりかいていた 笑顔を標ぼうしていたわたしが 全部を大丈夫にするのにはすごく時間がかかるのに 全部ダメにするのは「死ね」でできる 「殺す」でも いいし 適当だよな、そこらへん プルルルルルルルルル そんなに言わなくてもわかるよ、と言いたくなるぐらいうるさい電車の音が、殺害予告のように我の耳を通過。 街中のBGMに耳をレイプされる。 街中で、こころのノートに書かれてたような、 耳障りな言葉ばかりが標ぼうされているのに、 どうして男の子たちはわたしのことをママみたい
「おっー! おっー! おまえー! 人を殺したなー!」 わたしはちゃんと、けたたましい声でそう言う。 梅雨が終わりかけている。 新宿西口は臭い。 お前ら、ちゃんと使えよ、制汗シート。だから男は嫌いなんだよ。臭いから。 女子高生ってすごくいい匂いがするから、好きだ。 わたしは、全部を諦め、上京したけれど失敗して、諦めて、 それで、人を騙して、金を得ることを決めた。 「え、なんでわかったんですか」 サラリーマン。色白、170cm。鼻横にほくろ。でかい鼻。ちんぽマ